「フォーサイト家-愛とプライド-」最終回

  • 2006.07.10 Monday
  • 23:51
第1回から欠かさず観てきたドラマもようやく終了。今回、初めて一気鑑賞しました(いつも1話を2、3回に分けて観ていた)。人間関係の濃い大河ドラマのわりにあっさり終わったな、というのが全10回を観終わっての感想。
ジョンとフラーの恋が成就しなさそうなのは予想がついたけど、まさかフラーがあっさりモントと結婚してしまうとは・・・。てっきり、戻ってきたプロフォンドが式当日にジョンのことをほのめかして、動揺したフラーが自殺を図る・・・みたいな悲劇的流れを想像してたんだけど(←飛躍しすぎだ)、さすが打算で結婚したアネットの娘だけあってそんな儚げなことはしないか。アイリーンといいジューンといいフラーといい、女の方が前向き(笑)

ジューンといえば、感動した。
「過去を水に流せたことを誇りに思う」
父に家出され、母に死なれ、婚約者を親友に寝取られ、その親友に祖父と父が惚れてしまい、継母として迎える羽目になったジューン。かつての恋敵アイリーンとの間には何もなかったかのように穏やかな関係を保ち、次から次へと新しいことにチャレンジしているので、何か物足りないというか、何でそこまで泰然としてられるんだと思っていたのだが、このセリフでこれまでの彼女の生き方が垣間見えた。
初登場時の甘ったれた世間知らずのお嬢様といった風情からは想像もつかない最終回での異母弟とのシーンには、人生の荒波を乗り越えた者の重みが感じられた。ジューン、よく頑張った!あんまり感情移入できる魅力的な人物がいないドラマだったが、ジューンは目が離せないキャラでした。

なんだか分かんないままにカナダへ行ってしまったジョンだけど、彼の将来が心配だ。「ブライヅヘッド再び」みたいにフラー&モントのカップルと再会→やけぼっくいに火がついて→不倫・・・にならないだろうか(←期待しすぎだ)。それにしたって、あの悲痛なフラーの呼びかけに応えず母親の方を取るとは・・・。初めてフラーに同情した。

アイリーン&ソームズの確執のおかげで誰も彼もが不幸になった、というのがこのドラマの根底だったような気がする。そのわりに最後の最後で平和的に別れを告げてThe Endってのが遅すぎる!と言いたい。二人のせいで負った子世代の苦しみと悲しみの代償は大きい・・・。

ドラマの英語は総じて聞き取りやすいきれいなイギリス英語でヒアリングの勉強にもってこい(勿論全部聞き取れるわけではないが・・・)。字幕では「お父さま」とか「父上」とかやたらかしこまっていたけど、実際はもっとくだけたDaddyとかMomとか言ってたような・・・。ある程度お金持ちのお子様方はPapaとかMama(後ろにアクセント)、もしくはFather/Motherと礼儀正しく言うんだとばかり思ってたので意外でした。そうそうジューンが老ジョリオン(おじいちゃん)にGranって呼びかけてたっけ。
どうでもいいんだけど、アネットとプロフォンドってフランス人同士なのに、常に英語でコミュニケーションとってるのが妙にふしぎでした。内緒話ならフラ語でやってりゃいいじゃん(笑)

「フォーサイト家ファンブック」

  • 2006.07.06 Thursday
  • 22:46
邦訳が出るとしたら、そんなカテゴリーだと思う(絶対出ないだろうけど)。
The Forsyte Saga (OFFICIAL COMPANION)
先月14日にamazonに注文して今日ようやく届いた(「ハリポタ」のペーパーバックと一緒に・・・)。最終回に間に合ってよかった、なんとなく。

¥2,402なり

正直、ゴールズワージーの年代表よりも登場人物たちの年齢見分け表が欲しかったけど、衣装やセットなどは得がたい情報。あんなにリアルに見えたロンドンの街並み、グラナダTVのセットだったんだ。さすが「ホームズ」をつくったところだけある(でも昔のBBC制作ドラマも載せてるところがエライ!)
第6話までが「フォーサイト家」正編という扱いらしく、子世代(ジョン&フラー)の恋愛模様がごっそり抜けてるのが残念だ。

「フォーサイト家-愛とプライド-」第9回

  • 2006.07.04 Tuesday
  • 21:24
英国の気品漂う大河ドラマも残すところ今日入れて2回。視聴者の皆さん、どうせ若い二人が結ばれて終わるんでしょ〜とか気ぃ抜いてやしませんか?まーだまだここからがいーところ♪ですよぅ。気合だ、気合だ、気合だー!

ドラマの鉄則・・・約束は守られない
絶対よ、約束よと言うと必ず果たされないもんである。それが小説、ドラマ等フィクションの王道(すんなり果たされたらつまんないじゃん)。
フラーVSヤング・ジョリオンの闘いは、スコットランドへの道行きを文字通り体を張って阻止したジョリオンの勝ち!(そういうレベルか?)

ドラマの鉄則・・・ここぞというところでジャマが入る
シチュエーション的にはジョリオンの死ですが、ジューンにより未遂に終わった真昼の情事も捨てがたい。ナイス・タイミングだ、ジューン!(しかし、よりによってspinsterにあのシーンを見せつけるとは・・・!すっごい皮肉ですね。)

ドラマの鉄則・・・押してだめなら引いてみる
プロフォンドの恋愛ゲーム、鮮やかなり・・・じゃなくて。
反対、反対、絶対反対!とフラーとの交際、というか結婚に対して頑なだったところへ、父の死で自責の念やら後悔やらで揺れているジョンに一言。
「好きにしなさい。反対しないわ」(byアイリーン)
これって相撲で言えば

突っ張りで押し出そうとしてたのを

急に引き落とすようなものですね。
姑・小姑候補の皆さん、テストに出ますよ〜。

それにしてもアイリーンのロビンヒル奪還計画ってすごい!
ソームズと別れたので住めるはずもない屋敷だったのに、老ジョリオンと仲良くなって、ヤング・ジョリオンと再婚して、彼が死んだら「わたしのものよ!」みたいな。
「ここで家族をやり直すのよ」って言ってたジューンはさっさと独立してるのね。っていうか、息子に真実を話すなら昔の恋人がジューンの婚約者だってことも話してやれよっと突っ込んだのはわたしだけでしょうか。


今回はフラーとジョンの出奔計画、というかスコットランドへの駆け落ちの話が出たけど、20世紀になってまでも相変わらずだったんだなぁ。
そう、18世紀の昔から
駆け落ちするならスコットランド!
と相場が決まっているのだ。
イングランドとスコットランドでは法律が異なるので、証人の前で宣言するだけで合法的に結婚できるスコットランドは駆け落ちの聖地。親の反対にあい結婚できないカップルの逃げ道は、国境付近の町の名をとって、グレトナ・グリーン結婚方式と呼ばれている・・・そうだ(「スコットランド 歴史を歩く」高橋哲雄著)。
日本だって、駆け落ちは北国へ行くもんだ・・・(沖縄へ行ったら「なんくるないさぁ」で終わってしまいドラマにもなりゃしない)。

面白そうな本を見つけてしまいました。
イギリス式結婚狂騒曲―駆け落ちは馬車に乗って
岩田 託子著<中公新書>

「フォーサイト家-愛とプライド-」第8回

  • 2006.06.27 Tuesday
  • 23:53
♪俺の話を聞け (LaLaTV)
5分だけでもいい
あらすじはもう少し簡潔にまとめたまえ!


気を取り直して今日のテーマは
新人さん、いらっしゃぁい♪
自分にない美術の知識と気前の良さに惹かれたのか、珍しくソームズが好意を寄せてるマイケル・モント。愛娘の婿候補のつもりなのか、迎えに出向かせたり、パーティに呼んだり、パパは大忙し。
当のマイケルもまんざらでもない様子でフラーに接近中。

向かう所無敵の恐れを知らぬお嬢様、フラー(英語ってどうしても自国語発音方式にするから無粋だ。Fleureってフランス語でしょー、フルールの方が可愛いのに)は、そんなマイケルに好意を寄せるでもなく、かといって無視するでも蔑視するのでもなく・・・(男にしたらこういうのが一番キツいと思われるが)。ここら辺の扱いはさすが生後1日目にしてあの父親を骨抜きにしただけのことはある。

ジョンには飾らない素直で無邪気な明るい子と映るんだろうけど、それが遠慮を知らず小賢しい計算高い娘に見えることもあるわけで・・・。彼が会うことなく死んでしまった異母兄ジョリーがやや屈折してたのに比べ、異母姉が二人もいる割にはえらく素直に育ったなぁ、ジョン・・・と思ってたら最後に爆発。プチ家出決行です。
ところでこの二人、まるで在りし日のボシニーとアイリーンのように公園で白昼逢引をしているわけですが。思わずソームズにチクって小遣い銭を稼ぎたくなります(笑)

ウィニフレッドを隠れ蓑に、アネットと<大陸式>に付き合うプロフォンドが、いろいろと引っ掻き回してくれました。1920年のロミオとジュリエットによけーなことを吹き込んでます。そして楽しんでます。そしてソームズを苛立たせてます。

<退場>
さらばダーティ、その小物っぷりが結構好きだった。12時と共にカジノから足を洗うなんてシンデレラのよう・・・。それにしても彼までしょーもない事故死とは!悲しい
ヤング(もはやそうでもないが)・ジョリオンも近日中に退場しそうな予感。ジューンとのシーンは今回一番の感動場面でした。

<おまけ>
生きてるのに存在が忘れ去られてるイモジェンのこともたまには思い出してあげて下さい。

「フォーサイト家-愛とプライド-」第7回

  • 2006.06.22 Thursday
  • 23:00
今は1920年。
やがて来る不穏な情勢を前にして、ロンドンは自動車と抽象芸術、そして相も変わらぬゴシップが花盛り・・・。
自己紹介が遅れました。私、ジューン・フォーサイト(年齢不詳)です。最近一族の中でもかすみがちではみだしがちですけど、これでも第1回から登場してます。っていうか、このドラマ最初の事件(父=ヤング・ジョリオンの駆け落ち)は、私が熱を出してパーティに出るか出ないかでモメたのがある意味発端のようなものだし・・・。それくらい昔は重要人物だったのよ!
そう、私だって今のフラーのように、もてはやされていた時代もありました(BGM:中島みゆき「時代」)。ヘスター大叔母様の誕生会にスルーされてましたが、これでも一応フォーサイト家のかつての家長(老ジョリオン)直系の初孫なのよ。父が芸術家肌なので、実権はハトコのソームズに移っちゃったけど。

あの頃は何だって持っていた。若さ、夢、そして恋人。
いいえ、フィルのことはもういいの。所詮、若くてピチピチな私より、人妻を選んだだけの男・・・ええ、どうせ私はアイリーンほど美人じゃないわよ!(怒)
そのアイリーンは今では私の義理の母。私がどんどん時代と共に変化してるというのに、初回から変わらないあの若さは何なのかしら。製作者の意図的な意地の悪さを感じるわ。ま、それはともかく断髪も似合うでしょ。小田茜に似てる?誰よそれ。

どうやら私にはセカンド・ラブは訪れないようなので、愛より仕事に生きることにしました。父のマネージメント、従軍看護婦、女権論者、いろいろやったけど今は画廊の経営に熱中してます。
そんな私のギャラリーで禁断の恋が生まれました。父とかつての恋敵アイリーンとの間に生まれた弟ジョン、とアイリーンの元亭主ソームズの娘、フラーです。一族の確執を引きずるのか断ち切るのか、そんなギリギリの恋が、恋愛に恵まれない私の画廊で生まれるなんて何たる皮肉。
そういえば、幼い二人を引き合わせたのも私がヘスター大叔母の誕生会に押しかけたせいだったわね・・・。

それはそうと、ジョンといい、やはりソームズゆかりの男と結婚した腹違いの妹、ホリーいい、そのソームズの元妻を盲目的に愛しちゃってる父といい、どうして私の血縁はこうややこしい恋愛をしたがるのかしら。
そんな父も最近はすっかり老け込んでしまいました。自分のことを棚にあげて若い二人の恋路を邪魔するなんて、オドロキだわ。
それはともかく、父の体の具合が心配です。ソームズの予言が的中しそう・・・。

「フォーサイト家-愛とプライド-」第6回

  • 2006.06.13 Tuesday
  • 21:37
♪きーーーっと帰ってくるんだと
お岩木山で 手をふれば
松村和子「帰ってこいよ」

帰ってこなかったジョリー・フォーサイトを偲び、黙祷。

--再開--

今回はちょいと趣向を変えて、フォーサイト家の面々に捧げることわざ&格言集なんぞで振り返ってみようと思います。

ジョリー・フォーサイト→「人を呪わば穴二つ」/“Curses,like chickens,always come home to roost”
そもそもヴァルは、ソームズの甥である前にソームズが嫌ってるダーティの息子なんだから、あんなに忌み嫌う必要なかったのに。
しかも戦場で華々しく若い命を散らしたかと思いきや、チフスかいっ!ボシニーにしろジョリーにしろ、英雄的に死なないところがミソだなぁ。

アイリーン&ソームズ→「覆水盆にかえらず」/”It is no use crying over spilt milk”
懲りないソームズはパリにまで出没し、アイリーンを口説いたり脅したり。挙句、自分が依頼した探偵社の調査員に見られ「要注意人物」扱いされてる始末。そんなソームズにアイリーンてば一言:
結婚初日からキライだったわ
おいおい、そんな本当のことを本人の前で・・・。

ウィニフレッド&ダーティ夫妻→「雨降って地固まる」“After a storm comes a calm”
夫に出て行かれても、夫が甲斐性なしでも、ウィニフレッドが背負ってる看板は「フォーサイト家」。モンナシで戻ってきたダーティを「家においておきます」ってペットじゃないんだから。そりゃダーティも肩身の狭い思いをしてきたさね。

ホリー&ヴァル→“Winner takes all”/「勝てば官軍」(って違うような・・・)
あっけなく死んでしまったジョリーとは対照的に、脚を負傷しただけで名誉の除隊となり、電光石火の早業で結婚して、南アフリカへ行ってしまったヴァル。まさに勝ち組。しかも反対してるの、ソームズだけじゃん。ダーティ家は祝福してんじゃん。ああ、やっぱりジョリーの反対と挑発ってば何の意味もなかった(笑)

失恋ソームズ→「恋は思案の外」/“Love sees no faults”
なんだかんだで離婚を決意したソームズ。アイリーンへの思いを断ち切るように12年間保存していた妻の服をひっぱり出してうっとり恋焦がれてます。アンタ、ほんっとに惚れてたんだねぇ。しかし空蝉のごときドレスと踊る姿は、田山花袋の「布団」のようだよ・・・。

アイリーン&ヤング・ジョリオン→「求めよ、さらば与えられん」/“Ask, and it shall be given you”
いやぁ、とうとうくっついちゃいました。恋なくしては生きられない二人、意外にもお似合いかも。お互い、愛する者をなくしたときに身近にいた人なんですね。
そんな二人に今日もソームズの突っ込みは冴えてました。
「また男を1人不幸にするのか」

ソームズ&アネット→「魚心あれば水心」“Scratch my back and I will scratch yours”
似たもの夫婦というか、純情そうに見えたアネットもなかなかやるじゃん。まるで「高慢と偏見」のシャーロット・ルーカス嬢のような開き直りっぷりに恐れ入谷の鬼子母神。

ジェームズ&ソームズ父息子→「嘘も方便」/“The end justifies the means”
決して良夫とは言えないソームズですが、孝行息子だね。男の子を切望していた死に際の父についた嘘・・・。

ソームズ&フラー→「鬼の目にも涙」/“Tears from the hardest heart”
妻の命すら捨てても男子出産に望みをかけたソームズが抱いているのは女の子・・・しかしその目には喜びの涙が。意外な局面で意外な人物に泣かれると意外な感動ですね。バカ親、もとい親バカになりそうだ。

「フォーサイト家-愛とプライド-」第5回

  • 2006.06.06 Tuesday
  • 22:02
老ジョリオンの死からあっちゅー間に12年。
12年経ったら・・・
・きゃわきゃわ走り回ってた子どもたちが大きくなってた。なんだかわたしも12歳年を取った気がしてきた・・・orz。
・ジューンがヤング・ジョリオンの妻に見えるくらい老けていた。未婚のままだったのか・・・誰か世話してやれよ。
・ヤング・ジョリオンの絵が売れるようになった?えらく人気者じゃん。
・ソームズの後を追うようにウィニフレッドも伴侶に捨てられました。何て似たもの兄妹!と思ったら、ソームズが自虐突っ込みしてた。

12年経っても・・・
・子供たちが大きくなったのにフォーサイト家の第一世代&第二世代が全然変わってない(笑)
・ソームズの女の口説き方に変化なし!(美術品で釣るなよ・・・)
・アイリーンの男を惑わす魅力も変わらず。次の標的はヤング・ジョリオンか。
・ヘスターおばさまとジュリーおばさまのおしゃべりコンビ健在!

この回はソームズ・ウィニフレッド兄妹の離婚問題がクローズアップされてて、なかなか面白かったと思います。現代だと「婚姻状態を成していない」状態ならそれだけで離婚を求めることができるわけですが、この当時だと明らかな不貞行為がないと離婚が成立しないのだ。そのためソームズとアイリーンのようにとっくに破綻している夫婦でもいまだ夫婦であり、それがために後継者を欲するソームズとしては離婚に踏み出し、アネットと正式に結婚したい。でもアイリーンに未練はたっぷりというジレンマに陥ってる。
そういえば第1回でヤング・ジョリオンがエレーヌと出奔した後も、依然として妻フランシスは「フォーサイト夫人」であったわけで(彼女は離婚するメリットないからね)、フランシスが死んだニュースを聞いたときのジョリオン&エレーヌの控えめな喜び様が今更ながら思い出される。
一方、ダーティに出て行かれたウィニフレッドの方はこれ以上フォーサイト家の財産を食いつぶされたら困るという思惑もあり、離婚手続きのための裁判を起こすわけですが、離婚のためにあれこれ行状(不貞行為や悪行)を公にすることで、体面もプライドもズタズタに。
まさに離婚は結婚よりも難しいのだった。

ところで、ヤング・ジョリオンの息子、ジョリー役で満を持してクリスチャン・コールセン登場!
そもそもわたしが“The Forsyte Saga”のリメイクドラマを知ったのは、映画「ハリー・ポッターと秘密の部屋」でトム・リドル役だった彼の出演作を調べたからなのだ。

↑トム・リドル、後のヴォルデモート卿
ダーティの息子と一緒にボーア戦争に志願してしまったが、頼むから無事で帰ってきておくれ。おっさんばかりの画面は潤いがないからねぇ。

「フォーサイト家-愛とプライド-」第4回

  • 2006.05.31 Wednesday
  • 22:17
「人生の小春日和」キタ━(゚∀゚)━!!!
先月原作を読んで以来、一番観たかった回。やっと落ち着きと平安を取り戻したアイリーンと、最後の炎を燃やした老ジョリオンの短くも充ち足りた数週間の思い出。主な舞台がロンドンではなく、あのロビンヒルということもあって、今までになく明るいトーンのエピソードだったように思う。
それにしても「美しさ」は安らぎかそれとも毒か?老ジョリオンに華やいだ気分とお肌の張りを与えたのも、命を縮めたのもアイリーンなんだよね。「不幸な女」というより「不幸をもたらす女」ではないか?と、彼女の毒牙にかかる餌食がまた一人・・・とも取れるLaLaの身も蓋もない予告を観ちゃった後では思わざるを得ません。

老ジョリオンの死は、原作では「まだかな まだかなー 愛しのアイリーン♪まだかなー」(学研のおばちゃんかいっ)と、待ちわびながらもウキウキしながら息を引き取るのだが、ドラマではちゃんとアイリーンに会えてあの世へ旅立つという演出。どっちがいいかと聞かれればどっちもアリだなと思う。原作は読者に余韻を与えるけどそこには若干の寂寞さが残り、映像としてなら今回の方が後を引かずにスッキリ感があるんじゃないかな、と。
とにもかくにも「一族の良心」老ジョリオンの死で、一時代が、そしてドラマの一つの山も終わった。「不幸な過去は変えてやれぬから、未来を豊かにしたい」と言う老ジョリオンの言葉に泣けました。最高の愛の表現だと思う。

それにしても、エレーヌ・・・確か原作ではヤング・ジョリオン、ジューンと一緒に旅行してたんじゃなかったか?・・・不憫だ。
そしてソームズ・・・引きこもりですか?
更に更にジューン・・・お嬢様の言動は理解の範疇を超えました。「アイリーンに同情するわ」とソームズに食ってかかったかと思えば、結果的に遺産をせしめた彼女を「たった3ヶ月でやるわね」と的確に批評。父親を奪った元ガヴァネスに対してはこだわりもないくせに、実の父親を「ジョリオン」呼ばわりかい?

どうでもいいんですが、ジューンってば鈴木蘭々に似てませんか?


↑小田茜にも似てるかも?
それから、ソームズさんちの家政婦はフィギュアスケートの村主さんに似てると思う。

いろいろリンクをあさってたら、拾い物♪
・本家英国のこれでもかっと言わんばかりの詳細なサイト
The Forsyte Saga
・ファンブック?
The Forsyte Saga (OFFICIAL COMPANION)

ちょっと欲しいかも・・・。

「フォーサイト家-愛とプライド-」第3回

  • 2006.05.23 Tuesday
  • 20:58
「諸君らが愛してくれたボシニーは死んだ!何故だ!?」

「坊やだからさ」

ボシニーってアイリーンよりやっぱ年下?才能と夢と希望はあっても、イマイチ思慮に欠けるというか、どっか抜けてるというか。大佐ならずとも、「坊や」と呼ぶにふさわしいじゃないか〜。
ヨアン・グリフィス目当てで観始めた人は、がっくりだろう。まさか放映開始3回目で退場とは、若くて生きのいい人物がいなくなるも同然じゃん(笑)ある意味これまでのところの唯一のヒーロー的存在なのに、こんなあっけない退場でいいのか?(いや、原作準拠だからしょうがないんだけども。)
しかもサシで殺られたとかならまだカッコがつくのに、馬車に轢かれてってなんだかおマヌケ。更にそのマヌケな死に顔がどアップで数秒間さらされて・・・。ハリウッドでも活躍の若手有望俳優に対してこの仕打ちは何?(笑)

今回は裁判までの数週間と、これまでに比べて進行度は大して長くないんだけど、非常に密度が濃くてものすごい緊張感。一線を越えてしまったボシニーとアイリーン、ジューンとアイリーンのキャットファイト(というわけではないが。それにしても恋人を盗られたジューンが何故盗ったアイリーンにはたかれないといかんのだ?)、事実を知ったアイリーンの取り乱し様、等々。ま、それ以上にキョーレツだったのはソームズのDVだったわけだが・・・。そこまでされながら、駆け落ち相手が死んだ以上再び敷居をまたぐしか道がないというのが、余計やりきれなさを感じさせるわけで・・・。

その気はないんだろうけど、関わる人を次々と不幸にしていくアイリーンは「魔性の女」か、“famme fatal”か?ヤング・ジョリオン、気を付けて〜。

「フォーサイト家-愛とプライド-」第2回

  • 2006.05.17 Wednesday
  • 23:49
さ〜て、今週のフォーサイト家の皆さんは〜?
<兄・老ジョリオンさんち>
-ヤング・ジョリオン&エレーヌ夫妻
老ジョリオンが歩み寄りを見せ、和解へ一歩近づきつつある。
未だにルパート・グレイブスと言われなきゃ分からない、ヤング・ジョリオン。いい役者になったなぁ・・・。

-ジューン&ボシニー
破局寸前。これはもうボシニーが全面的に悪い!婚約者をほっといて、「目と目で通じ合う そうゆう仲になりたいわ」って、工藤静香かアンタ!


<弟・ジェームスさんち>
-ウィニフレッド&ダーティ夫妻
家財道具差し押さえ。とうとうダーティの化けの皮が剥がれるのか?
何かしら苦悩してるフォーサイト家にあって、分かりやすい小悪党って感じでわたしは好きだぞ、ダーティ!

-ソームズ&アイリーン夫妻
泥沼。アイリーンの口から「私を自由にして!」発言(結婚が失敗に終わった時には自由にしてくれという、結婚承諾のときの約束)が出たので、離婚目前。
こんな夫は嫌だけど、時々ソームズが哀れになる。全ては妻のために頑張ってるのに(でもその頑張りはあさっての方向なんだけど)。っていうか、アイリーンも結局お金のために結婚したんだから、ある意味自業自得なのに、被害者ぶられても、ソームズのママだって困るわな。

物語全体を通じて名場面と言える「舞踏会」のシーン

えっ、もうやっちゃうの?と思ったら、次回はボシニーが(以下略)。さすが三代続く大河ドラマ。
CMが途中1回入るだけなので、意識が途切れず集中して観てしまう。(おかげで寝不足)

最初、あまりの若作りでどうなることかと思ったジーナ・マッキーも、不幸な人妻が板に付いて来て目が離せない。物憂げにゆっくり子音まできっちりしゃべってくれるので、リスニングの勉強にもなります(笑)
タキシードやスーツ姿のフォーサイト家男性陣やラフなボシニーの衣装は、現代とそう変わるものでもないけど、女性の服装はこれぞ「コスチュームプレイ」(変な意味ではない!)と言わんばかりの時代がかかったもので、観ていて楽しい。
去年は散々ヴィクトリアンな雰囲気の服が流行ったけど、胸元のレースとか袖のヒラヒラとか確かに名残りを感じる。

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