Season2 Episode10: Destiny and Fortune

  • 2011.05.31 Tuesday
  • 15:05
とうとうこの日が来てしまった!Season2の最終回=わたしにとっての“The Tudors"最終回がー!
ドラマ自体はSeason4まであるのだが、テレビ放送で観られないわたしはSeason2でおしまいです。なぜなら、トマス・モアが出ていないDVDを買う気はないから。
最終回は徹頭徹尾、「アン・ブーリンの最期」でした。


【あらすじ】
フランスからの処刑執行人が遅れる中、ロンドン塔のアン・ブーリンは静かに死を待っていた。1536年5月18日である。アンはクランマー司教に最後の告解を依頼した。
ヘンリーはアンとの婚姻を無効にし、ジェーン・シーモアに結婚を申し込んだ。彼の娘たちはそれぞれ身分が一転、すなわち、メアリーの復権とエリザベスの王女としての身分の剥奪である。ヘンリーは、フランスに対抗すべく、神聖ローマ帝国およびスペインとの同盟を望んでいた。
アンの父、トマス・ブーリンは釈放される。処刑された息子よりも処刑を待つ娘よりも、我が身の無事を喜ぶブーリンに、チャールズ・ブランドンは侮蔑のまなざしを投げかける。
執行人の到着が遅れ、処刑は翌日19日に延期となる。
クロムウェルが祈り、クランマー、ブランドン父子、アンのかつての恋人トマス・ワイアットが見つめる中、アンは集まった民衆に最後のスピーチを行う。処刑人が叫び、アンが気を取られた隙に、彼は剣をふるった。

不覚にも泣いてしまった!

うーん、トマス・モアの処刑でさえ泣かなかったのに。
てゆーか、アン・ブーリンはモアさんファンにとって敵なのにっ!(笑)

いやでも、こんなふうに2日にわたってじっくりと処刑前の姿を描かれると、どっぷりアンに感情移入しちゃいますって。9時に処刑の予定が→12時に延期→やっぱ翌日な、の緊張が解けた瞬間とか完全に同調してました。この辺の芝居も良くってさ、「殺すんなら今殺せ〜」って思うよねぇ。そら、決意や覚悟も崩れるわ。
ヘンリーを色仕掛けで誘ってた頃や、権力の絶頂にいた時には思わなかったけど、処刑台でのアンは無防備なまでに子どもっぽくて、いい表情でした。パパとキャッキャしながら、お庭を駆け回っていた少女時代のフラッシュバックとか、ここで入れますかー!直前でパパが自分だけスタスタとロンドン塔を後にするシーンがあっただけに、泣けるわ。そのパパを思いっきり罵倒してくれたブランドン、グッジョブ!

メアリーとエリザベスが「二人の王女」(@ガラスの仮面)さながらですね(と言うか、この史実をモチーフにしたんだろうけど)!運命の逆転の瞬間だった。
幼すぎてムズカシイことはよく分かんないけど、周りの大人たちの態度や言葉からなんとなく自分の立場を察するエリザベス↓

この表情、いいですねぇ…。
この子がケイト・ブランシェット姐さんになるのかぁ(←違うから)。


ちなみにホントのラストシーンは、太った白鳥でデコレーションしたパイを美味そうにがっつくヘンリーだった。いかにも史実の「美食家」ヘンリー八世ぽくて、ウケました(笑)。
この後のお妃とっかえひっかえとか、政治的やり取り(ここら辺はあまり触れられないだろうけど)、二人の王女の行く末など、観たい気はヤマヤマですが、ミスチャンでやってる以上しょうがない。どなたか、かいつまんで教えて下さいませ〜。
というわけで、長い間のお付き合い、有難うございました。

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Season2 Episode9: The Act of Treason

  • 2011.05.14 Saturday
  • 20:42
残酷な処刑のテーゼ♪
ちょっぴりグロい処刑シーン再び!
【あらすじ】
ヘンリーの寵愛を受けるジェーンの恩恵で、父と兄も取り立てられるようになった。一方、ブーリン家は孤立を深め、アンの兄弟ジョージも妻ジェーンとの不和を抱えている。何とか起死回生を願う彼らは、フランス寄りだった外交姿勢を改め、ヘンリーが望むカール五世(カルロス一世)との同盟に肩入れしようと画策する。
クロムウェルは、推し進める教会改革に横やりを入れるアンを疎ましく思い、侍女たちからアンについてのの事情聴取を始める。そこから浮かび上がって来たのは、アンが複数の異性を自室に引き入れているという目撃情報だった。
マーク・スミートン、ブレレトン、サー・ノリス、そしてジョージが次々と連行された。ついにはアン自身もロンドン塔に幽閉される。
アンは、自分の取り巻きだった人々が断頭台で処刑されるのを塔から目撃し、泣き崩れる。

というわけで、

Farewell, Queen Anne!

わたしはジェレミー・ノーサムファン→トマス・モアに肩入れしてるので、あまり公平な視点でこのドラマを観てません。なので、アン・ブーリンに関しては、トマス・モア処刑の原因を作った女ということで、全く同情してません、はい。
と言いつつも、ロンドン塔に連行される時の毅然とした態度はかっこよかった。もっとも、あそこで取り乱すような女なら、「キャサリン王妃が邪魔なんじゃー」とか「メアリー王女を殺せ〜」とか言わないんだろうけど。
おっと、そういえば、今「キャサリン王妃」って書くと、ウィリアムの嫁を指すんですよね。うーむ、テューダー朝は遠くなりにけり(←遠すぎw)。次回、いよいよ最終回!

アンの「不純異性交遊録」ですが。結構前から伏線を張ってたというか、わざとらしいくらいに侍女のナンやマッジに目撃させていたのが、やっとここに来たか、と。まさか身内(ジョージの嫁も含む)に裏切られるとは…。いや、『ブーリン家の姉妹』でもジョージ嫁がチクってたっけ。
そのアンのお友達の一人、音楽家のマーク・スミートンがパーティで弾いてた曲。な〜んか聞き覚えがあるな~と思ったら…!

BBC版『高慢と偏見』のダンスシーンだっ!


↑“Mr. Beveridge's Maggot”という曲らしい。

ちなみにグウィネス・パルトロウ主演の映画『エマ』でも、エマとMrナイトリーがこの曲で踊ってたりするんだなぁ。

↑Mrナイトリー役はトマス・モアジェレミー・ノーサムよ♪

Season2 Episode8: Lady in Waiting

  • 2011.04.29 Friday
  • 22:30
Royal Weddingの生中継を観ながら、
ロンドンの官庁街がWhite Hallってのは、ヘンリー八世の宮廷の名前からなのか?とか
やっぱ英国国教会って、もろカトリックよね〜、とか
こーゆー場では「エルサレム」(←William Blakeの詩だったのか)を歌わないと、英国人は気が済まないのか、とか
どーでもいいことばかりに気を取られていたワタクシ。

あー『フォー・ウェディング』が猛烈に観たくなる〜(笑)

【あらすじ】
ヘンリー八世の願い通り、ジェーン・シーモアがアン・ブーリンの侍女として宮廷入りした。事あるごとにジェーンに色目を使う王に、アンは気が気でない。また、一丸となってジェーンを盛りたてるシーモア家に対し、アンの実家のブーリン家も警戒を強めていた。
ローマでは教皇パウルス三世がフランス王フランソワ一世に忠実なカトリック教徒であるならば、イングランドに攻め込むよう、仄めかしていた。
そんな折、馬上槍試合でヘンリーが相手の槍をよけ損なって落馬し、一時生命の危機に瀕する。大法官クロムウェルは最悪の事態に備え、エリザベス王女を王位継承者にすべく準備を進めるが、前王妃キャサリン・オブ・アラゴンの甥にあたるスペイン国王カルロス一世(神聖ローマ帝国カール五世)はメアリー王女の復権を迫っていた。
意識を取り戻したヘンリーは、試合前に身に付けていたジェーンのリボンのおかげだと、より一層の好意を寄せる。ある時、二人の密会場面に偶然居合わせてしまったアンは動揺し、懐妊中だった胎児を流産してしまう。そんな彼女にヘンリーは体調が戻ったら話があるとだけ告げるのだった。


『その時歴史が動いた』風に言うと、アン・ブーリン処刑まであと4ヶ月!
ともするとちょっと濃いめの東洋系に見えなくもないアンに比べて、ジェーン・シーモアはバリバリの欧米系美人ですね。

万事控えめ、慎ましやか。疲れた男が癒しを求めに通うタイプの女ってところか(笑)。世継ぎを産んで、産褥死という、ある意味平穏な生涯にふさわしい。
いや、でも史実では元々キャサリン・オブ・アラゴンの侍女だったはず…と突っ込むのはこのドラマではヤボってもんですか、そうですか。
王とジェーンのツーショットを目撃したアン・ブーリンの取り乱し様…何もそこまで演出入れなくても。ちょっとコントみたい…と思ったのはここだけの秘密です。けど、これまでの数々のリアクションを思い返すと、アンならそうなるかも。その挙句、の流産もナットク。

Season1でもあった馬上試合(Jonst)を見ると、色々と懐かしいことを思い出してしまう。
あの時はリボンをキャサリン王妃からもらったとか、
ブランドンがまだ坊主頭だったとか、
見物人の中にウルジーとモアが仲良く並んでいたとか…(遠い目)。
ていうか、王様のくせに危機管理がなってないよなー(笑)。世継ぎも決めてないくせに無茶するなよって話。小一時間、説教だ!

Season2 Episode7: Matters of State

  • 2011.04.16 Saturday
  • 22:25
とうとう、トマス・モアが回想にすら出てこなくなりました。

あと4回、あと4回でこのDVDも終わるのよ。よくって、ひろみ!
はい、お蝶夫人。耐えてみせます。

というわけで、歴史ドラマ(トンデモだけど)の常として、新入りが加わることもあれば、去る者もあり。

キャサリン・オブ・アラゴン 死す!


【あらすじ】
クロムウェルを先頭に、教会改革の勢いは止まらない。カトリック教会の財産没収の動きを強めていた。
男子を授からないことから、アン・ブーリンは自らの地位に危機感を覚え、常に弟ジョージを呼び、頼るようになっていたが、その親密ぶりは侍女から見て異常であった。
アンに会うのを避け、ブランドンと狩りに出かけたヘンリーは、ジョン・シーモアの居城を訪れる。そこで彼の娘、レディ・ジェーン・シーモアと出逢う。王に強く望まれ、彼女は宮殿に侍女として上がることになった。
四年も娘から引き離され、孤独と闘病の末、キャサリン王妃が息を引き取った。キャサリン・オブ・アラゴンとメアリーの死を強く願い続けたアンは、再び懐妊。名実ともに「本当の王妃」となった。


キャサリン王妃が亡くなったということで、この回は1535年-36年と確定。
ちなみに、王妃様の享年は51歳(1月7日)。
ヘンリー八世:44歳、アン・ブーリン:29歳
メアリーが19歳で、Toddlerエリザベス王女が三つ。

ま、“The Tudors”だから信憑性ないけどねっ!(笑)

でも、キャサリン王妃が遺言でメアリー王女に残したものは史実のようです(たまに、歴史を踏まえることがあるこのドラマww)。

つーか、ヘンリー、泣くなよ!

トマス・モアの時も思ったんだけど、あれだけ極道な事しておいて、いざ亡くなった後にがっくり泣くシーン、ほんとにイヤだ。
もしその涙が「追いつめてしまったけど、ホントは優しい王様なんだよーん」っていう意味だとしたら、二重の意味でヘンリー八世が可哀そうだ。
一つには、そんなシーンをわざわざ作らなきゃ「人間味」を感じさせられないようなキャラに成り下がってしまったこと。もっとヘンリーの多面性を劇中で見せて下さいよ。
もう一つは、涙が優しさを示すというより、とことん愚かしさを見せつけてくれてるから。っとに成長しないんだから…。
後者を狙ってるなら、許します(←上からw)


今回は、脇役三女性が面白かったので、プチ特集してみますた。
・ヘンリー八世の三番目の王妃登場

レディ・ジェーン オン マイ マーイン♪

すみません、これが言いたかっただけです。

・キャサリン王妃の侍女、エリザベス
トマス・ワイアット(アンの昔の恋人で詩人)にずーっと言い寄られていて、本人もその気だったのに、王妃の後追い自殺しちゃったのは意外でした。ワイアットでなくてもビックリするわ。
「王妃様を置いてはいけないわ」とか言ってたから、忠義心があるなーとは思ってたが、殉死するとわー。

・クランマー司教の隠し妻、カタリーナ
クランマーがドイツから秘密裡に連れて来た妻カタリーナ。そういえば、いたっけね!木箱に入って運ばれてきた…。ものすっごいアンチ・カトリックというのがよく分かった。あのクロムウェルがたじたじとなる弁舌ぶり。
ま、あと3年経ったら、おまいら、別れさせられるんだけどなっ!

ちなみに、英国国教会はプロテスタントではないというのがミソ。つまり、反法王、反ローマという意味でヘンリー八世と新教は合致してるけど、教義的にはヘンリーはガチのカトリックなんですよねー。
クロムウェルとクランマーが推し進めていた“The dissolution of the monasteries”(「修道院解散」)ってのは、弱い者いじめも甚だしい「小修道院解散法」(1536年)によるものです。小規模修道院や宗教施設は王とその継承者のものだから、お前ら、さっさとどかんかーい!…みたいな。
追いたてにやって来たヤクザみたいなのがユグノー教徒(←フランスの新教徒)だったのが細かい。


どーでもいいけど、モリスダンスやってたのを発見!
<参考資料>

↑クランマーが火あぶりにされたオックスフォードにて

Season2 Episode6: The Definition of Love

  • 2011.03.18 Friday
  • 21:52
トマス・モア退場ですっかり存在を忘れてました。申し訳ございません、Your Majesty!
でもまぁ、元々モア役がジェレミー・ノーサムってだけでDVD買ってまで観る気になったんだから、許して。

【あらすじ】
トマス・モア亡き後、ヘンリー八世の政策は、モアの後を継いで大法官となったサー・トマス・クロムウェルが担っていた。宗教改革を民衆の間に推し進めるため、彼は芝居を通じて広めていく。
一方アン・ブーリンはエリザベス王女の身分を安定したものにするため、フランス王太子との婚約を願っていたが、フランス王フランソワ一世はローマ教会から「非嫡出子」扱いされていることを理由に却下した。ヘンリーの怒りの矛先はアンに向かい始める…。


ヘンリー、ちょっと待てや…

フランス王太子は確か、メアリー王女と婚約したことなかったっけ?(メアリーに泣かされたんだよねw)
っとに節操無いな…。

そのメアリー王女は只今、PrincessではなくLadyとして暮らしているわけですが。
めっちゃ、いい子だなぁ…。泣いてる異母妹を抱き上げて子守唄まで歌ってあやしてあげるとわー。てっきり〆に行くのかと身を乗り出して観てしまったわたしをお許し下さい(笑)。

フランス大使の姪についフラッとなっちゃうブランドン君が妙に可愛い件。で、妻に「ほら、あなたはわたしを泣かせたのよ」と言われ、ほろっときちゃうとこも可愛い。どうしたんだ、この可愛さは。Season1のマーガレット姐さんと壮絶な夫婦ケンカを繰り広げていた頃とは別人だぞ(笑)。
別人と言えば、アン・ブーリンの兄だか弟だか分かんないジョージのDV夫ぷりが怖いです。もっと能天気なキャラだと思ってただけにビックリだ。そしてアンとべったりくっついてるのを目撃されちゃうのはお約束。破滅への道を着々と歩んでいるな。

しかし、トマス・モアが持ってたクロスが、どーやってヘンリーの手元にまで来たのか…。今回はそれを見つめながらウジウジしてたけど、投げ捨てた所を見るだに、もう過去とは決別するんですね。
こうなったからには、ハンパなhumanistなんぞかなぐり捨てて、いっそ鬼畜の王道を突き進んでおくれ(笑)。


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Season2 Episode5: His Majesty's Pleasure

  • 2011.02.13 Sunday
  • 19:53
ちょっとー、Season2のまだ真ん中ですよ?
あと半分残してるんですよ?
なのにもう
サー・トマス・モア、死んじゃうの〜?

予備知識なしで処刑に立ち会わざるを得なかったわたしの心は今、ロンドンの冬景色よりもどんよりしています←冬に英国へ行ったことないけど
Season1を丸々使って、ヘンリー八世VSウルジー枢機卿VSトマス・モアのビミョーな三つ巴を描いたからには、Season2も丸々使って、トマス・モアを描いてほしかったんだけどな〜。
ま、その一方で、やつれていく姿を見続けるのは、ジェレミー・ノーサムファンとしては辛いんだけども。
【あらすじ】
第二子を身ごもったアンは流産。ヘンリーの寵愛が薄れていくこと、エリザベスへの王位継承がメアリーの存在により脅かされること等への恐れ、におののいていた。父トマス・ブーリンもブーリン家の繁栄の崩壊を恐れ、勝手にウィリアム・スタッフォードと結婚したアンの姉妹メアリーを宮廷から追い出す。
ヘンリーを教会の首長として認めず、共にロンドン塔に幽閉されているフィッシャー司教とトマス・モア。ローマ法王はフィッシャー司教を枢機卿に任命したが、ついに処刑されることに。その日集まった民衆は口々に処刑される司教を励まし、彼の為に祈った。
一方、トマス・モアのもとには、妻アリスと娘のマーガレットが、宣誓書にサインをして、自由の身になるよう彼をい説得しにやってくる。食事も減らされ、衣類も取り上げられ、やがて書物と書き物まで没収されても、彼の「良心」は変わらなかった。
議会において有罪が宣告され、モアもまた処刑された。1535年7月6日、ヘンリーはかつての師であり友であったモアを想い、慟哭した。


フィッシャー司教とトマス・モアは、Seson1からずっと、富や権力の誘惑に負けず、カトリックの信仰篤く、キャサリン王妃の味方であったこのドラマの「良心」みたいな人たち。その人たちが二人ともいっぺんにいなくなってしまうと、いよいよヘンリー八世の思うがままの時代がやって来た、って感じ。今、ホント、彼の暴走を止める人間、いないのよ。クロムウェルもクランマーもヘンリーべったりだし、ブランドンは何か影が薄くなっちゃったしねー。

ところで、フィッシャー司教とモアの死に際の対比が、なかなか良かったと思います。
フィッシャー司教:…祈って下さい。わたしとて一人の人間にすぎず、他の人間と同じくらい死の恐怖を感じているのです。確かに、主と教会が必要としているならば、死ぬ覚悟はずっと前から出来ていました。でも死が間近に迫った今、わたしはあなた方の助けをひつようとしているのです。(拙訳)

この悲痛な人間くさい叫びに応じて、集まっていた群衆が“God bless you!”って司教を勇気づけるの〜。

一方のモア。
モア:わたしが聖なるカトリック教会の信仰を持ったまま死に向かっていることの証人となってほしい。どうか王の為に熱心に祈って下さい。そしてわたしが王の忠実な僕として、それにもまして神の僕として死んだことを王に伝えてほしい。(拙訳)

くーっ、泣けるなぁっ!

こちらは、清々しいまでに堂々と、最期までヘンリーの忠臣として死んで行きました。
つーか、フィッシャー司教よりモアの死にざまのひどいこと。
市中引き回し
→半死半生になるまで吊し上げ
→首チョンパ
→内蔵取り出して焼却&privy parts(←とても訳せない)と頭部を切断&
死体を四つに分割
あ、でも娘がちゃんと拾い集めたんだっけね。
妻と娘が会いに来たり、議会でスピーチしたりってのは、『わが命つきるとも』まんま。というか、このドラマ、史実無視が多いのに、トマス・モアの言動に関しちゃゆるぎなく史実通りだったような気がします。ずーっと存在が薄かった奥さん&長女の出番もちゃんとあったしね。



なんかもう残りのDVD、観る気しないな〜(え)。
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Season2 Episode4: The Act of Succession

  • 2011.01.10 Monday
  • 15:24
あー、先月、観るのをすっかり忘れてた。一体、どこまで観たんだっけな?と自分のブログを読み返すワタシ←アホすぎる…。
【あらすじ】
アン・ブーリンが産んだエリザベスは、クランマーの手により無事に洗礼式を終え、ハットフィールドハウスで養育されることになった。王女としての身分を剥奪されたメアリーも、父王ヘンリー八世の命により幽閉同然に同じ屋敷で暮らすことになった。
ヘンリーはエリザベスの身分を確立させるために「王位継承法」の制定を図り、これによりエリザベスが王位継承者となり、それに異を唱える者は問答無用で極刑となることが決まった。
カトリック教会は、未だ英国国教会を認めず、獄中のフィッシャー司教を枢機卿にしようとする。「王位継承法」に忠誠を誓おうとしないトマス・モアも、投獄されることになった。
一方、ヘンリーの手が付いた侍女を宮廷から追い払ったアン・ブーリンは再び懐妊。ヘンリーをつなぎとめておくため、自らの従姉妹の侍女を差し出す。

うを〜、メアリー(元)王女かわええ〜。

実の母親とは会えないわ、
PrincessからLadyに身分を落とされるわ、
侍女上がりの女と彼女が産んだ妹を正式な王妃と世継ぎだと認めろと迫られるわ、
実の父親は妹に会いに来るのに、自分はスルーされるわ…。
なんか、もう彼女視点でドラマ1本作れるくらい、薄幸エピソードがテンコ盛りなんですけど…。
質素な部屋に通されて萎れても、アン・ブーリンとの対面シーンでは「真の英国王妃は私の母だけよ(キリッ)」←ここの表情が素晴らしい。

と、散々メアリーに同情させてくれた後、他の女に寝取られることのないように自分の身内を王にあてがうアン・ブーリンを見ると、こちらも哀れなり(つーか、こういうのって「大奥」であるよねぇ…)。まぁ、その前にお手付き侍女を追い出してるんだけどね。
言っとくけど、自分も昔、同じことやってたんだからね!追い出さなかったキャサリン・オブ・アラゴンに感謝しろ(笑)。

エリザベス一世が生まれて、「王位継承法」が制定されたってことは、今1533年-34年かぁ。メアリーは1516年生まれだから17歳になってなきゃいけないんだけど、ノベライズ見たら14歳設定ってどういうことさ(笑)。
モアさん処刑まであと1年…orz
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Season2 Episode3: Checkmate

  • 2010.11.28 Sunday
  • 15:24
愛する人(=モアさん)の死を目にするのはどうにもツラいので、1ヶ月に1度の視聴になり下がってしまった“The Tudors”の時間がやってまいりました(笑)。
【あらすじ】
キャサリン・オブ・アラゴンとの婚姻無効をローマ教皇に訴え続けているヘンリー八世。懐妊したアンの為にも、これ以上返事を待てず秘密裡に結婚することを決意する。更に空席となったカンタベリー司教の座に、ヘンリーは王付き教戒師クランマーをつかせ、彼にキャサリンとの婚姻の無効とアンとの婿婚の儀を取り仕切らせた。クランマーには秘密裡に結婚したカタリーナという妻があり、またルター派ともうわさされていた。また、トマス・モアが去った後空いていた大法官には、秘書官クロムウェルを任命する。
アンは王妃としての即位式に臨み、お披露目のパレードやパーティを開くが、民衆も貴族たちも誰もが諸手を挙げて、彼女を歓迎しているわけではないことは明白だった。王妃としての身分をはく奪されたキャサリンの元へ、トマス・モアが訪れる。弱り切ったキャサリンではあるが、今だ王妃としての矜持はそのまま、誇り高く生きていた。
教皇庁もキャサリンの味方であり、ヘンリーの破門をも辞さない考えだ。教皇はアンの暗殺に失敗したウィリアム・ブレアトンを、再び宮廷に戻しスパイとして生きるよう命ずる。パレードを狙って狙撃するも、またもやウィリアムは失敗する。
一方、同盟を結んでいたはずのトマス・ブーリンとチャールズ・ブランドンの間は、ブランドンの家臣ペニントンがブーリン家の家臣、サウスウェル兄弟に殺されたことから、冷え切っていた。


ちょっこし大人になったプリンセス・メアリー登場!かっわいいな〜。

↑映画『イン・アメリカ』の女の子(お姉さんの方)が大きくなって…。
この子が将来ブラッディ・メアリーになっちゃうのね〜。そして、後のVirgin Queenエリザベス一世誕生。がっかり感を隠そうとしないヘンリーがなんともかんとも…。ってか、陛下、もう侍女にお手付きですか?飽きるのはやっ!

今回、いきなり見知らぬ男のケンカ騒ぎから始まって、「アンタたち、誰?」状態。ブランドンとブーリン家の代理戦争みたいなもんか?でも、わたしの“The Tudors”視聴史上初めて、ブランドン株が上昇した(笑)。ブーリン家(というかトマス・ブーリン)と一線を画すぞ!みたいな決意が感じられて良い、良い。ヘンリーの無慈悲な通告をキャサリン王妃に伝える時も、同情してたような面持ちだったし。髪型が高校球児を卒業して、六大学野球くらいに昇格したのも一因か?(笑)

しかし、相変わらずクランマーが謎すぎる。てか、ハンス・マシソン↓は誰かに似ていると『シャーロック・ホームズ』の頃から思ってるんだが。

この手の顔は、確かにどっかで見たことあるんだよう。ええ、実は結構好みだったりします(笑)。
そして、アン・ブーリンは安室に似てるんじゃないかと思う今日この頃。


八代亜紀というご意見もnightowlさまより頂きました。

うん、確かに似てる。顔の輪郭とかクリソツだわ(笑)。

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Season2 Episode2: Tears of Blood

  • 2010.10.25 Monday
  • 19:45
【あらすじ】
キャサリン王妃が宮廷から去ったまま、クリスマスを迎えた。ヘンリーとアンは互いに贈り物を交わす。キャサリンからも届けられるが、ヘンリーは返却するように告げた。
チャールズ・ブランドンはアンと昔の恋人ワイアットとの仲が噂になっていることをヘンリーに告げるが、聞く耳を持たない。思うようにいかない教会、暗に批判する重臣、追いやっても尚、のしかかるキャサリン王妃の影、おまけに親友からの不快な噂、といら立ちが募るヘンリー。
アン・ブーリンを王妃にすべく、ヘンリーは彼女をペンブルーク侯爵位に叙し、フランス王フランソワ1世と会見するべくフランスへ旅立つ。同時に、未来の王妃アンのお披露目となった。だが、そんなアンの周辺に暗殺の指令を受けた人影が忍んでいた。
ヘンリーはついに議会に、自らが神の代理人となることを宣言する。大法官トマス・モアは辞職を願い入れ、いずれ来る死への覚悟を娘にも促す。


おお、テューダー朝のクリスマスだ。そうか、この頃からクリスマスのプレゼント交換ってやってたんだ(…と信じて良いものか)。でも「メリー・クリスマス!」じゃなくて、「ハッピー・クリスマス!」なのね(「メリー・クリスマス」はディケンズの『クリスマス・キャロル』が元ネタ)。
ちなみに、贈り物の内訳は
ヘンリー→アン:豪奢な刺繍を施した金と深紅のサテン生地
アン→ヘンリー:装飾の付いた長槍
キャサリン→ヘンリー:宝飾のある銀杯セット
トマス・モア→ヘンリー:キリスト磔刑の十字架
ヘンリー→モア:金色の盃
果たして、何らかの意味があるのか…。

アン・ブーリンの下剋上計画がどんどん進行している中、前回アンとヨリを戻していたかのような昔の恋人、トマス・ワイアットが今度はキャサリン王妃の侍女エリザベス・ダレルといちゃついてました。この二人の息子が「ワイアットの乱」を起こすのかー。
そして、メアリー・ブーリン再登場!映画やドラマになった『ブーリン家の姉妹』では、ヘンリーの寵愛を競い合いつつ、愛憎半ばって感じだった姉妹ですが、このドラマの中ではほのぼのしてるわー(というか、メアリーの影が薄すぎるんだけど)。というか、ヘンリー八世がメアリーからアンに乗り換えた理由が、このドラでははっきりしてないですよね!ただの一目惚れっぽい感じ。アンのどこが際立ってヘンリーの気に入ったのか、キャサリンと離婚してまで王妃にしようとしているアンの良さがよく分からん。『ブーリン家の姉妹』では、アンがあの手この手でヘンリーを陥落させていたのが分かりやすかっただけに、その辺もう少し描いて欲しかったぜ。
で、アンになぞらえたカードを切断したり、毒を盛ったりしようとしている暗殺犯は誰だー!

久々って言えば、フランソワ1世陛下、お久しゅうございます!あれほどケンカ別れしたのに、「神聖ローマ帝国皇帝が嫌いだから、あいつの叔母と別れようとするヘンリーの肩を持ってやるぜ!」ってのが笑えるわ。その様子じゃ、皇太子がヘンリーの娘と一時婚約していたことも忘れてるだろう(笑)。
久しぶりに外交の話が出てきても、ちっとも有能な王様らしいシーンがないヘンリー八世哀れなり。

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Season2 Episode1: Everything Is Beautiful

  • 2010.09.25 Saturday
  • 16:47
というわけで、世間様とだいぶズレた第2シーズンスタート!
【あらすじ】
時は1533年。ヘンリー八世の宮廷は、キャサリン王妃との離婚問題に宗教的見地から反対する大法官、サー・トマス・モアと、王の愛妾アン・ブーリンの父親、サー・トマス・ブーリンが反目していた。また、王の秘書官トマス・クロムウェルは、王にトマス・クランマー(ハンス・マシソン)を王付き教戒師として引き合わせる。
時の法王パウルス三世(ピーター・オトゥール)はヘンリーからの婚姻無効の訴えをカンペッジォから受け取るが、同時に神聖ローマ帝国皇帝を通じて、キャサリンからの婚姻継続の訴えを受けていた。
ブーリンは離婚に反対するモアや司教たちが会食する席での毒殺を狙い、宮廷の料理人を買収するが、モアとロチェスター司教・ジョン・フィッシャーは無事だった。一向に進まない離婚問題にけりをつけようと、ヘンリーは自らが英国の教会を率いる意思を表明。いまだキャサリン王妃が実権を持つことが許せないアンの怒りも拍車をかけ、ついに王妃は宮廷から追放させられた。




第2シーズンスタートということで、いつもより長めの前回までのあらすじで始まった。第1シーズンの最初の頃からの印象的な映像が流れて懐かしい。しかし、あれだけ観たら、「ヘンリー&アンのバカップルに巻き込まれた大人たち」と受け取られてもおかしくないほど、外交も内政もヌキのダイジェスト(笑)。

ところで、未来のカンタベリー司教トマス・クランマーが登場しましたが…。あ、この顔はダウニーJr.&ジュード・ロウの『シャーロック・ホームズ』で、怪しげな法務大臣役だったハンス・マシソンだ!コイツとクロムウェルがモアを断頭台に送るのかと思うと、バイアスかかった目で観てしまうが、ブラッディ・メアリーに火あぶりにされるんだから因果応報だ(笑)。

火あぶりといえば、煮えたぎる湯(?)の中に落とされる料理人、哀れなり。それを黙って見つめるアンパパ、サー・ブーリンと、目をそらしてやがて出て行ってしまうクロムウェルが対照的だった。ていうか、買収した上に家族の命を盾に取って脅したのは、アンタでしょーが、トマス・ブーリン!

パパがパパなら、娘もすごい。王が悶々としているのを知ってか知らずか、自分は詩人の元カレと寝たり、音楽家といちゃついたり、楽しそうだな、おい!(笑)
でね、王と愛妾が外泊中に、王妃は宮廷追放ですよ。これだけあからさまにキャサリンを悲劇の王妃に仕立てておいて、主人公カップルに肩入れなんてできるだろうか。去りゆく王妃に、下々の者が心からの“God bless you!”と声をかけるのが心に染みます。
外泊先の屋敷の様子といい、二人の様子といい、テューダー朝というよりはヴィクトリア朝っぽく見えたのは気のせいだろうか。例えて言うなら、戦国時代を描いているはずなのに元禄時代な雰囲気の時代劇、みたいな。
そして、些細な事ですが、冒頭で「1533年」とテロップがあるのに、パウルス三世の即位はその翌年のはずな件←相変わらずの時代考証無視w

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