凶器を持った狂気

  • 2016.07.02 Saturday
  • 20:43
親のいぬ間に先日録画した『野獣死すべし』を鑑賞。


実は何年か前に途中までリアタイ視聴してて、鹿賀さんが出てきた辺り(つまり一番観たかったとこ)で、親にチャンネル権を奪われ、録画ができない状況だった為、最後まで観てないという映画であった…(てことは、ケーブルかなんかで観てたのかな?)。
このたび、ようやく「そういや結末どうなった?」なモヤモヤ感が晴れました(←える、知ってるか。世の中にはレンタルっていうのがあってだな…w)

松田優作は決して芝居巧者な役者ではないと思うんだけど、こういうハードボイルドにはピタッとハマる。多分誰もが名シーンに挙げるであろう「リップ・ヴァン・ウィンクル」のシーン、目の語る表情のすさまじいこと。そしてその演技を受ける室田日出夫氏のリアルに吹き出る汗にも、芝居を越えた遣り取りを感じました。
最後のアレは…どう解釈すればいいのかよく分からんが、あれだけ殺しておいてのうのうと生きてるわけにはいかないのでアレはアレでまぁ納得。
その伊達邦彦の人一人殺しても何の感情も生じない異常性格は、戦場で得た体験故か、それとも彼が元々持っていたものが戦場で顕現しちゃったのか。
80年の映画だけど、こういう無機質で淡々と己の美学に従って、冷静で知的な犯罪計画を練ってる(=東大卒という設定)わりには、おおざっぱな血祭りヒャッハーな感じ、ものすごく現代性を感じます。
今、リメイクするなら、伊達はIS取材のカメラマンってとこか。父ちゃんの遺伝子を強く感じる松田兄とか似合いそうだけど、イマイチ狂気が足りないか。
鹿賀さんが演じた真田は…アフロ繋がりで草々兄さんとかどうよ(笑)。

優作の狂気がクローズアップされがちだけど、鹿賀さんの存在感も決して引けを取らない。虚無感丸出しの野良犬のようだった真田が、伊達の教唆を受けて相棒になっていく過程など伊達より見入ってしまう…のはわたしがファンだからか?(笑)
てか、あんな地べたを這いずり回るようなチンピラを演じてた鹿賀さんが、美食アカデミーの主宰になるなど、村川監督もまず思わなかったであろう(笑)。
そうそう!この村川透監督ってば、『あぶ刑事』の監督さんなんだよね。
恭兵さんや鹿賀さんみたいな今や大ベテランという域の俳優になった優作を観たかったな〜。

KLM機内上映

  • 2016.06.15 Wednesday
  • 22:32
アムス行きのフライトではラインナップになかった(たぶん)『図書館戦争 THE LAST MISSION』を観た。

前作でもTV特別編でも、そして今作も観てて思ったのは、小説や漫画だと笑って許せる世界観が、実写映画になった途端、ものすごーく脱力させられるのは何故だろう、と。
検閲と戦う旗印となっている一冊を守るために、他のたくさんの書物が踏みにじられ、破壊され、跡形もなくなっていく様を見せつけられて、それでも手塚兄の理想が誤っていると糾弾できるんだろうか。
本が一冊床に落ちてるだけで、すぐさま拾い上げて、元の場所に戻したくなる人間には、図書隊の理念より未来企画に耳を傾けたくなるんですが…。

…ってのはさておいて、要はアクション映画だと思って観てればいいのよね。
確かに堂上教官いやもとい、岡田君のアクションは素晴らしかったし、ドンパチやってる映像は嫌いでもないです。あと、郁が本を抱いて美術館に走りこむシーンは、A倉さんの走りの美しさもと音楽の良さも相俟って、不覚にも感動しちゃったし。
あーでも、あの瀕死の教官を置いて使命を果たすために駈け出す郁って、茨城県展じゃなくて『図書館革命』のエピソードだよねぇ。ということは、一度実写で観てみたかった「嵐の中の溜池山王〜新宿紀伊國屋書店逃避行」は観られないということなのかああっ!←だからこその「The Last Mission」である

あと、重箱の隅をつつくようだが、どうしても毬江ちゃんに何か喋らせたいんだったら、図書館の外な。
もう、脚本家、絶対原作読んでないだろ。
できれば手塚兄にはメガネ装備をお願いしたかった…と思ってしまうのは、コミック読んでるからだろうか(笑)。
つーか、主要キャストに『軍師官兵衛』メイン出演者大杉。

ナマステ〜

  • 2016.03.27 Sunday
  • 17:50
一つ観終わったら即、次の無料配信期間期限切れ間近の作品がやってくるー。
シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸』(2014)


来たね…。
わたし的には『I am ICHIHASHI』よりこっちの方がモンダイ(笑)。
何故かというと、これ、「ヨガ啓発映画」っていうんですか?ストーリーがまず「ヨガありき」っていうか、「どんなに迷っても泣いてもヨガがあれば大丈夫♪」(by広瀬香美)っていうか、「ヨガは地球を救う」っていうか…。
自分がやってる分野を主題にした映画ってさ、あれこれツッコミ入れたくなるから、タチ悪いんだわ…。
もう10年近くヨガやってますが、全く痩せません!
肌もきれいになってません!
(↑えっ?アタシだけ?w)
あんな美人のインストラクターも居ません!(笑)
おまけに、この映画のヨガシーンに協力してるのが、わたしが行ってる全国チェーンのヨガスタジオでさぁ。インストラクターの指示がまんま同じでいたたまれないわぁ(^^ゞ
映画が終わった後10分以上、創設に関わったカリスマインストラクターによる瞑想導入ナレーションが延々と入ってるんですが、あれどっかで聞いたことあるぞって思ったら、音楽含めて「瞑想」のクラスで流してるヤツだった…(^^ゞ

つーか、男にナンパされて、自宅に連れ込んで、一夜を共に過ごした挙句、有り金と家電を持ってかれても、ヨガで呼吸を整えたら、「顔色もよくなってきた。もう大丈夫(^^)v」ってね…大丈夫なわけねーだろ!

ヨガはそこまで万能じゃありませんよ…。
監督・脚本:永田琴
キャスト
本沢海空(青森から上京したての21歳):門脇麦
KUMI(モデル兼ヨガのインストラクター):道端ジェシカ
楢山篤史(写真家):ディーン・フジオカ
時森(海空から有り金を巻き上げた男):葉山奨之
RISA(モデル):石田ニコル
梅之助(バー「SO’ham」のマスターでゲイ):村上淳
瞬(「SO’ham」の従業員):坂口健太郎
本沢花代(海空の母):高谷智子
若尾(雑誌編集長):鶴見辰吾
佐藤(入院患者):蛍雪次郎
佐藤の妻:木内みどり


リアクションの大きい麦ちゃんのコメディ演技は安心して観てられますが、それ以上に海空のKUMIへのストーカーまがいの付きまとい方がうざコワイ…。
あと、上京したての地方出身者=「あか抜けない、空気読めない、天然ボケ」という定番の描き方は、イマドキどうかと思う。『あまちゃん』のユイちゃんなら「地方女子、なめんな!」って言ってそう…。
津軽弁は、ネイティヴ並みに巧かったです。お母さん役が青森ネイティヴな女優さんだっただけに、母子の会話は字幕がないと全くわからん(笑)。

Wヒロインのジェシカは、さすがヨガ経験者だけあっていちいちポーズが美しい。
これ見て「ヨガやったらあんなに美しくなれるのか!」などと勘違いしちゃいけませんよ。ヨガが美しさへ導くのではなく、美人がヨガやってるから美しいんですお!(きっぱり)

意外にも村上淳がヨギー(=ヨガをする人)役かつゲイ役がドンピシャにハマってた。ヨガのポーズがあんなにきれいにできるとは!

そして、おディーンの役は、彼女よりお金も知名度もないけど、近々個展を開くほどには腕のある写真家。10シーンあるかないかの出ですが、地味に印象に残ります。



↑イケメンは真顔でも笑顔でもイケメン☆

彼女に運転手扱いされたり、約束を反故にされたりして、一度は「もう付き合えない」と三下り半を突きつけるんだけど、その後で梅ちゃんのバーで自己嫌悪に陥ってる姿がとっても新鮮。
それより前に、海空にまで「運転手」呼ばわりされて、自嘲的に笑い飛ばした後で、我に返って落ち込んでうなだれちゃうのもなんだかかわいそ可愛い。
この映画でファンになったって感想を見たことあるんだけど、すごく分かります。カッコいいのに振り回されて、カッコつけたらカッコつかなくなって悩んじゃう姿がいじらしい。
でもそれ以上に印象に残ったのは、ニホンゴが タドタドしい!ということだ(笑)
相手がジェシカなんだからさ、篤史くんもいっそ日本に来たばかりのガイジン扱いにしちゃえばよかったのにー(酷)。
ていうか、KUMIはまず篤史くんを運転手扱いしたことを百回謝れ。復縁はそれからだ!


ちなみに、アタシの通ってるヨガの風景はこんなに爽やかじゃないです(笑)

よく見たら、フツーのヨガレッスンじゃん!
わたしがやってるのは冬でもインドなホットヨガなので、そらもう皆、汗ダラダラよ…orz

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I am...

  • 2016.03.19 Saturday
  • 23:55
この数か月、朝ドラの五代様から始まってドS主任に至る沼にずぶずぶ沈んでるんだけどさぁ…。観ようか観まいか、あと数日でGYAOの配信が終わるギリッギリまで迷った問題作を、ついに観た。
I am ICHIHASHI 逮捕されるまで」(2013)


この事件にはなかなかの思い入れがありまして。
というのも、この頃(2007年3月)わたくし、某英会話学校に通っておりましてですね。しかも「英国英語」を売りにしている学校だったので、講師のほとんどが英国人だったっていう…。
そんな時によりにもよって英国人の英会話学校講師殺人事件とか、事件発生当初、クラスでの我々生徒と講師陣との間に漂うビミョーな空気感、忘れられないわー。

そして、逃亡生活の末に逮捕された時に思ったのは、「ヒッキーのお坊ちゃんだったのに、ここまで逃げ切れるだけのサバイバル能力をよくぞ身に着けたもんだ」という若干、間違った感想。
勿論、犯した罪を擁護する気も被害者を貶める気も全くありませんが、自分の身近に起きた事件じゃないし、正直もう忘れかけてたし、とどのつまりは他人事。
だから、映画化されるって聞いた時も、他に映画になりそうな実録犯罪ものいっぱいあるのになんでわざわざこれ?って思ったし、主演俳優が監督までやるってどうよ?とも思ったし、勿論観る気もさらさらなかったんだよね〜。
殺人犯の逃亡手記を映画化するまで…主演・監督を務めたディーン・フジオカ「彼をヒーローにするつもりはない

今思えば、その頃の完全ニュートラルな目線で観ていたら、バイアスかかってない感想が書けたとも思うんだけど、もうここまでブレイクして惚れ込んじゃった後だと、どうしたって何らかの意義や意味を探しながら観ちゃうから、正当な評価は下せない、いや下さないことをお断りして、後の方でネタバレ感想とします。


ていうか単純にすげーなって思ったのは、『あさが来た』の佐野Pがこの映画のこと知ってて尚、五代役をオファーしたってことですよ。
わたしなら、オファーする前に観たならやっぱやめとこって思うし、オファーを決めてから観たらばドン引きして、やっぱなかったことにしようって思う(笑)。
だって、NHKだよ?朝ドラだよ?
少しでも叩かれる可能性のあるリスクは削っておきたいじゃん。
佐野Pは『篤姫』閥を起用しすぎだし、なんかちょっとズレてるような話題提供もしてくれちゃってたので、多分わたしと相性悪いとは思うんだけど、この点に関しては一目置こうと思った(←上から)w
堺雅人とディーン・フジオカを大抜擢〜NHK敏腕プロデューサー「目利き力」の真髄

おディーンも救われたよね。「五代様」という役が来なければ、彼、日本での代表作はイコール「市橋」で終わってたかもしれないんだから。

ま、そうなったらなったで、日本で活動できなくてもいいやっていう想いはどっかにあったかもしれないけどね。つーか、こういうのやっちゃったら、これ以後何やろうが、何を言われようが怖いものなしだわ。

主演なんでほぼ出ずっぱりですが、全編通して井浦新にクリソツでびっくりぽん!←混ぜるな
声聞かなきゃ、上皇様(@平清盛)が出てますっつって、楽々だまされます(主にわたしが)。
フジテレビは北川景子嬢の華燭の典に合わせて、今すぐ彼女主演、上皇様とおディーン共演の『探偵の探偵』を再放送してくれください、ほんまに。



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忍者伝蔵くん

  • 2016.02.24 Wednesday
  • 15:15
日曜日:『王子様をオトせ!』


月曜日:『あさが来た』


火曜日:『ダメな私に恋してください』


そして今日、1週間限定上映の映画『Ninja The Monster』を観てきました!(見事なまでに全部、ヒロイン見守り系の役だわ…)

何というおディーン週間!!(笑)

↑一律¥1,500のお詫びなのか、全員貰えるポストカード♪(←レディースデイ割引適用外)

たまたまヒマな時に、地元の映画館で、いい時間帯にやってるから行ったようなもんです。都内でしかやってなかったら、さすがにわざわざ行ってないと思う…。

↑暗すぎて何の映画かさっぱり分からんポスターw

『あさが来た』スタート直後、11月くらいだったかなぁ、京都ヒストリカ国際映画祭で上映してたんだよね。あの時点で誰が今こんなことになると予想しただろうか↓
ディーン・フジオカ、姫を守る忍に! 問い合わせ殺到で主演映画“逆輸入”公開
ほぼ満席の客席は、見渡す限り女性だらけ←オマエモナー

内容は、一言で言うと「ファンタジー系ホラーに、ほんのりラブロマンスを加味した、ロードムービーアクション時代劇」?

日本ではもちろんおディーン様目当てでそこそこ売れるんだろうけど、そもそもこれ、海外輸出向けの映画なんだよね?「はい、日本の忍者の映画です」って言われても、あれこれ詰め込みすぎであちらも困るんじゃないかと。
どれか削って、特徴を絞って、テーマをもっと明確にした方が良かったんじゃないのかねぇ…。
最大のツッコみどころは脚本かも。
そもそも「物の怪」が発生する呼び水(←水系の物の怪だけに)が、いったい何だったのか、なぜ急に退散したのか、そういう説明一切なしとは如何なものか。

時代劇ファンとして気になったのは、低予算なのかどうか知らんが、いくら困窮した藩とはいえ、仮にも藩主の娘が江戸の老中に輿入れするのに、たったあれだけの御家来衆しかおらんのかい!とか、姫の付添に女子衆は不可欠だろうが!とか、まず道中のお行列の頭数の足りなさに目が行く悲しいサガ(笑)。
このたかだか数名の行列のしんがりについて、他のお侍に邪険にされながらも姫を守るのが、主人公の忍びのディーン蔵、いや伝蔵(笑)。
姫役は『表参道高校合唱部!』でショートカットの女子高生やってた森川葵ちゃん。全然イメージ違う〜。
妙齢の女優じゃなくて、若干幼さが残る彼女の起用で、伝蔵と二人っきりになってもいやらしさのない純粋な思慕がにじみ出て良かったんじゃないかと思われ。
途中で死んじゃう、姫のお付きの長右衛門さん(和田聰宏)もなかなか良かったです。伝蔵にあれだけ嫌味を言ってたくせに、最期に姫を託すとか。
伝蔵が瀕死の彼にとどめを刺したのは、ゾンビになるのを防ぐためかとか途中まで思ってましたが、単に安楽死させたってことですか?

音響や暗闇の効果で、心臓やられそうなホラー映画っぽいとこは映画館で観る醍醐味を感じて快感。
メインはやっぱりアクションかなー。キレッキレの殺陣はフツーのサムライではない、もっと軽やかで俊敏な動きが忍びっぽくてかっこいい!
刀を使った殺陣もいいけど、武器なしの肉体のみの乱闘シーンも見ごたえありです
あと、スクリーン映えする美しい顔のアップな(笑)。
監督の趣味なのか、めったやたらに横顔を撮ったシーンが多くてさー。朝ドラ観てても思ったけど、正面だけじゃなくて横顔が美しいヒトじゃない?撮り甲斐あっただろうなぁ(笑)。
わたしも眼福でした。
真面目な話をすると、社会から存在を否定されてるのにそこに生きているっていう根なし草というか、哀しい孤高さが感じられて切ないっ!
五代様で我々を魅了したあの笑顔は封印でしたが、常に緊張感を漂わせつつもふとした時に見せる穏やかな表情には確実にやられました(笑)。
ていうか逆に言えば、そういう設定をもっと生かせよと言いたくなるという(笑)。

「序章に過ぎない」ってインタビューでよく言ってるとおり、いくらでも続編作れるような終わり方ですね。無事に江戸に入った姫が再び苦難に陥った時、例の犬笛使って伝蔵を呼び寄せるとかさ。
その際は音楽はよかったからそのままで、もう少し潤沢な予算とデキのいい脚本をお願いしたいところだが。

ま、わたしは楽しかったから、それでいいや←結局はそれな

お近くに上映してくれる映画館がない方へ朗報。
安心してください。DVD、出ますよ!
松竹DVD倶楽部でお申込みいただきますと先着特典として特製ポストカードをお付けします。
さらに抽選で10名の方に「ディーン・フジオカ 直筆サイン入りポスター(映画版)」をプレゼント!
『NINJA THE MONSTER』DVD ≪本編+特典映像≫
【発売日】2016年6月2日(木)
【価格】 4,104円(税込)
ご自宅にお届けとなりますので別途700円の送料をいただきます。


Good-bye to Yokohama

  • 2016.02.05 Friday
  • 23:29
ワタクシが四国は高松にて、清く正しい高校生活を送っているさなかに始まった、ヤンチャでキケンな刑事ドラマ『あぶない刑事』。
あれから30年の時を数え、ついに!ついにー!
『さらば あぶない刑事』をもちまして、横浜港署のレジェンド、タカ&ユージも見納めでございまする〜。

というわけで、どうせ見るならロケ地にもなった横浜西口五番街を突っ切った先にある相鉄ムービルで観ようやないかい!






と、金曜夜のレディスデイに行ってきました(←ま、仕事帰りなので交通費が浮くという事情もある)。
懐かしいなー。この映画館ですね、念願かなってハマの大学に無事入学した花の18歳のワタクシが、当時の最新映画『もっともあぶない刑事』を観に行った映画館でもあるんですよ〜←聞いてねえよ
が、しかし。
公開直後の花金なのに、レディスデイなのに、地元横浜の映画館なのに人少なっ!

その割にパンフレット、売切れですってよ。どないなっとんねん。

えーと。とりあえず、冒頭からユージが(御年64とは思えぬ)華麗なステップとセクシーな腰付きでロングショット独り占め。
大岡川の川べりを走る走る俺たち♪(ユージの脳内で町田課長が「大下先輩!走れ」とハッパかけてんのが笑える)
踊るように跳ねるように拳銃ぶっ放し、ぎゅいんぎゅいんにカーチェイスをこなす恭サマにもう釘付けである。
ほら、恭兵さんて肺癌になっちゃったじゃないですか。なんかもう、あの『ハゲタカ』降板の時を思い出すだに、よくぞここまで復活された!って、もう走ってるユージを観てるだけで泣いちゃうのよ、アタシ。
『あぶない刑事』があったから、わたしは横浜の大学を受験しようと思ったんだけど、それ以前に恭兵さんが出演するっていうんで『あぶ刑事』を観ようと思ったのよね…。
え、つまり、恭兵さんがわたしの進路を切り開いたってこと?(笑)
ちなみに、わたしが恭兵さんを知って、ファンになったのは朝ドラ『澪つくし』の梅木さんがきっかけです。
要するに、四草(@ちりとてちん)とか五代様(@あさが来た)とかと変わらへん(笑)。

ああ見えて正義感あふれるユージが、昔しょっ引いた悪ガキが再び悪の道へ踏み入れようとするのを身体を張って阻止している時、ビシッと決めたタカは美女(=菜々緒)とインターコンチのバーで優雅に乾杯♪←いつものこと
んもう!ユージにだってロマンスの一つや二つ、あってもいいと思うんだけど、TVシリーズの頃から彼がモテるのは男か子どもかオバサンだった(笑)。
ま、タカにしたところで、映画シリーズで彼が本気でお付き合いした女は皆、死んじゃうんだけどさ。
タカといえば!のバイクアクションも健在。相変わらずクールでダンディ。
しかし、「万全の態勢じゃないと動かない」神○川県警はこの30年間ずっと無能のまんまだぜ…。

定年退職5日前の二人の先輩を前に、胃をキリキリ痛めてるのは現在の港署の刑事課課長の町田透くん。「女紹介してやる」と悪い先輩に言われ続けて30年。結局独身なんかーい!(笑)
「そこに正座しなさい!」と言ったところで神妙になんかならないタカ&ユージを前に、「じゃあ、僕が正座しますよ」って意味分からんわ。
港署になくてはならない、松村課長、落としのナカさん、岸本刑事に谷村刑事。そして中の人は役者を辞めていたパパさんや竹田巡査も出演で、まるで同窓会気分。
とにかく最後の『あぶ刑事』だけあって、最初から最後まで機関銃のようにジョークが飛び交う。懐かしい遣り取りありーの、新作ジョークありーの、泣かせる会話ありーの。
観客の人数は少なかったけど、映画館全体で笑いました←こんなん、久しぶりだ

映画のエンディングは、TVシリーズのエンディング+今までの映画の名場面が流れて、もうここで涙腺決壊。
赤レンガ、ずいぶん変わっちゃったけど、タカ&ユージのジャンプシーンは現在も変わらぬ高さ。そして、懐かしの近藤課長!
こんな素敵なエンディングを用意してくれて、ありがとう、スタッフの皆さん。

やっぱり、皆さん、初期のTVシリーズからファン!ってお見受けできる方が多くてね、ちょっと仲間意識を感じながら観ることができて感無量です。
タカもユージも港署もヨコハマも大好きだ!


『あぶない刑事』よ、永遠なれ!







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図書館の明日はどっちだ

  • 2015.10.05 Monday
  • 23:47
最近、ウチの超近所の市にできたCCC運営の某市立図書館が話題になっておりますが、映画『図書館戦争』新作公開に合わせて、第1作の映画(昨日)とドラマ(今日)がTV放映。
原作もコミックも持ってるけど、実写ってどうよ…と敬遠していたので、やっと観ました、噂の官兵衛教官(笑)。


(ガタイはいいけど)ただでさえちっちゃい岡田くんが、人間離れしたスタイルのA倉さんと並ぶと小動物のようにかわいいぞ(笑)。仏頂面は堂上っぽくてよかったが、その後ドラマ版を観たら、やっぱ老けたなーと。
ていうかさ、キャスティングを見たときからめっちゃ違和感あったんだけど、なんで手塚役に「ずぶん先輩」(@あまちゃん)なんだろう…。郁、柴崎、手塚は同期なのに、配役おかしいってばよ。
おかげで!兄貴の手塚慧が官兵衛の息子とか!なんだそれ。若い!若すぎるわ!
そして、玄田隊長と折口さん含め、近年の朝ドラ/大河の出演役者大杉…。

画像だけだと「えええええっ」とわたし的に不評だった小牧は、動いているのを観たら結構ドンピシャでした。AYO様はじめ、全国の田中圭ファンにこの場を借りてお詫び申し上げます<(_ _)>
ああ、佐吉と官兵衛がバディを組んでいる…(笑)。

アニメは自主規制で放映できなかったのに、地上派ドラマで放映するんですね、毬江ちゃんのエピソード。実在する小説である『レインツリーの国』をそのまま出すわけにはいかなかったのか?

中味そのままなのに、タイトルと作者名違うことになってた↓

今オリジナルタイトル使うと、映画の宣伝になっちゃうからなんですかね?
どっちも原作が同じ作者なのに…。

原作も相当荒唐無稽だけど、実写で観たらいっそう「何じゃこりゃ」だった。図書館の敷地内でドンパチ繰り広げるとか、活字で読んでる分にはまだ「ああ、こういう世界なのね…」って笑えるんだけどねぇ…。
ロケ地の図書館はステキでした→参照

ハゲタカ祭りPart2

  • 2015.06.14 Sunday
  • 13:16
ドラマ完視聴の流れで、映画『ハゲタカ』(2009)も観たぞ!

TVドラマ版は渋かっこいいおじさんと、イケメンじゃないけどなぜかイケてるように見える若手実力派俳優しかいなかったのに、
うあああああ、誰このイケメン中国人!

…と思ったら、玉鉄かぁ。
すげーな、マッサンと全然違うわ。一緒に観てたウチの母(=ただ今原作読書中)なんて、エンディングロールで名前が出るまで、何度わたしが教えても信じなかったくらいだ(笑)。
確か、原作(『レッドゾーン』)では劉じゃなくて賀一華だったし、バックグラウンドも財閥のアホボン設定だったような…。でもたびたび「顔の良さ」が描写されてたのを覚えてるので、ものすごく納得のキャスティングです(笑)。
てか、どう見てもビジネスマンというより新宿二丁目のホスト…。
そうか、『マッサン』以前の玉鉄が苦手だったのってそれかー。
ホスト顔でも若い頃の米米CLUBのてっぺいちゃんとかはOKなんだけど、ギャグっ気のないきれいすぎるホスト顔はダメなんだわ(笑)
それ考えると『マッサン』て、イケメンなだけの役者と思ってた玉鉄がぼんくら系もできると証明した朝ドラだったんだなー。
その玉鉄とこれまた美形の高良くんとのツーショットがやたら長くてさ、絶対女性客狙ってるでしょ!とツッコみました(笑)。
そうだよねぇ、チャンネル合わせたら観ることができるTVドラマと違って、映画館に足を運んでもらってナンボの映画だもんねぇ。そりゃ、ホテルに誘ったり、飯食ったり、お金渡したりと、なんか誤解生みそうなシーン満載で撮るわ←その見方がヨコシマだw
鷲津に正体を突きつけられた時の顔の表情の変化、すごかったー。傲慢不遜な態度から一遍、捨て犬のような頼りなさ…。そして高良くん演じる派遣工守山に金を拾わせていたように、はいつくばって拾ってる最中に刺される最期…。不要になったので消された、結局はただの駒にすぎない哀しさ。
いや、ホント、映画は劉が持ってったねー。そら、日本アカデミー助演男優賞も取るわ。

ま、わたし的には劉を襲った暴漢役が滝藤賢一で、買収騒動に巻き込まれるアカマ自動車の社長役が遠藤憲一というWケンイチの方が美味しかったですけど。もうどうせなら、ドラマ版に出てた矢島健一さんにも出てもらって、トリプル・ケンイチを観たかったよ(笑)。

ドラマ→映画で得をしたのって、絶対治くんだよね。
彼、インサイダー取引で捕まって、保釈中に拳銃保持してて、誤射とはいえ鷲津を撃ってしまったくせに、映画でちゃっかり旅館(実家だよね?)の社長に収まってるの。
えーと、その旅館は確かライバル旅館に売り飛ばされたんじゃなかったっけ?しかも、あんなに敵愾心を燃やしてた鷲津と共謀しちゃってるし…。
一体、どんな手を使ったら上記犯罪歴をうやむやにできるんだ?

まぁ、鷲津の心の広さは映画に始まったことではなく、ドラマの頃からあれだけ芝野さん側とバトルを繰り広げながら、共同戦線を張ったりもしてたので、いいんですけどね(裏切った村田さんのことだって許しちゃってるし)。
つーか『ハゲタカ』って、要するに分かりやすい正義の味方の芝野さんと、偽悪的だけど根っこは純な鷲津のバディものとしても観ることができると思うんです。
鷲津:いいんだ。誰にもわかってもらえなくても。
芝野:鷲津!俺はお前のことを分かってるぞ!お前は本当は…
…みたいな(笑)。
それにしても、鷲津といい、治君といい、劉といい、皆、メガネ姿が似合うなぁ。あ、恭兵さんはメガネかけなくてもいいんですよ。老眼鏡になっちゃうから…

ドラマ版でも印象的だった鷲津のシーンが青みがかっているのと対照的に、劉のシーンはチャイナの赤(会社はブルーウォールだけど。つか、ブルーウォールって何?青壁?赤壁の戦いに掛けてるの?)。相変わらず撮り方が凝ってて美しい。
どうしても劉が目立っちゃうけど、鷲津も序盤のリゾート地での虚無感漂う演技からの復活とか、別人のようでした。ていうか、鷲津も芝野さんもリゾート地が似合わねえええ(笑)。
それにしてもスタンリー・ブラザース社の株の暴落シーンは、ちょっとしたホラーだった。人為的な操作で致命傷を負わせることができるんだなって。マネーゲームこええええ。

ちなみに観終わった後でTV画面にしたら、ちょうど『マッサン』スピンオフの再放送中で、若かりし頃のぼんくらマッサンが出てきて、劉とのギャップに盛大に吹きました。

言葉の海

  • 2015.02.10 Tuesday
  • 11:27
何度もTV放送してたのに録画失敗を繰り返していた映画『舟を編む』(2013)を今年元旦にようやく捕獲。
そして本日、細切れ視聴完了!

主なキャスト
馬締光也:松田龍平
林香具矢:宮崎あおい
西岡正志:オダギリジョー
岸辺みどり:黒木華
タケ:渡辺美佐子
三好麗美:池脇千鶴
村越局長:鶴見辰吾
佐々木薫:伊佐山ひろ子
松本千恵:八千草薫
荒木公平:小林薫
松本朋佑:加藤剛

まぁ、どんなに素晴らしい映像でも、原作に惚れ込んだ場合、それを凌駕する感動なんて期待してないけどね。題材が題材だけに思った通り、淡々と終わったって感じ。
映画なんだから時間が限られてるでしょ。だから余計に、まじめくんと香具矢さんのじれったい恋愛なんかにそんなに時間を割かないでくれよ、とは思った。
でも、やっぱり「大渡海」出版記念パーティの松本先生の遺影と、荒木さん宛ての手紙で泣いちゃったけどね。
キャスト的には、原作読んだときのblogに書いた通り、まじめくんはまぁいいとして、やっぱり香具矢さんは違うんだよなぁ。頑張って、いつもよりキリッとしてるけど、それでも否めないコレジャナイ感。

まぁ、それは置いといて、よくぞキャスティングしてくれた!と思ったのはオダジョーよ。チャラくて軽いんだけど、見えないところで頑張っちゃう西岡君のイメージにぴったり!
いやー、ファンでもなんでもないわたしがこれなんだから、自著に「ファン」だと公言してはばからない原作者は、手放しで喜んだことだろう(笑)。
最初、西岡君は茶髪をイメージしてたんだけど、よく考えたら、90年代初めじゃいくら出版社でも茶髪の社員はNGか。ちなみにわたしが某出版社の営業部でハケンしていた96-97年も茶髪はいなかった(が、ロン毛はいた)。

つーか、オダジョーといい、松田兄といい、スタイリッシュで売ってる彼らによく、あれだけ「ダサい」カッコさせたよな…と、観終わってまず思ったの、それな(笑)。

事件は戦場で起きるんじゃねぇ

  • 2014.12.06 Saturday
  • 23:58
会議で起きるんだがや!

今年の1月くらいまで映画館で上映してたのに、行きそびれた三谷幸喜監督・脚本の『清須会議』(2013)が、地上波初放映!

ま、原作読んだ時点で、軽いなぁ…とは思ってたけど、実際映像で観たら、うん、別に映画館行かなくてもよかったな、的な(笑)。
「ウケ狙ってます」「ここ、ちょっと面白いでしょ」っていうのがミエミエで、ちょっと鼻に付くんだよね。『笑の大學』当たりのさらっとしれっと笑いを誘うのがよかったのに。
題材としてはこういう会話とシチュエーションが全ての密室モノは、非常に好みなので、今度は現代劇でやってほしいなぁ。与党総裁候補選びにおける各派閥の思惑とか買収とかさ(←今、選挙前なので…)。

原作読んで気に入ってたバカ殿役の妻ブッキーは、予想外にはじけてていい演技でした。彼、ほんっと、こういう「な〜んも考えてませーん」てキャラが似合うんだよなぁ。ちなみに、映画本編が終わった後、くどいくらいにブッキー&佐藤浩市出演の『バンクーバーの朝日』を宣伝してたので、今回のTV放映はこれのためかと。
もう一人、何でもできる名人キューキュー役の松ケンも楽しみだったんだけど、まさかのワンシーンに全itoyanが泣いた。でも、ソツのないデキる部下って感じで好演だったと思う。てゆーか、ちょっと前に平清盛を演じてたとは思えない若さと可愛さが出てて、役者ってすげーなと。だからこそ、勿体ないなーもうっ!
心配だったゴーリキーさんは出番も少なくまずまずかと。でもやっぱり、京香さまと比べると棒だな(比べるのが悪いけど)。

時代が『軍師官兵衛』とモロかぶりな上、官兵衛も出てくるもんだから、いろいろ比較できて面白かった。こっちの官兵衛、寺島進だよ?かっけー!超かっけー!!(←別に大河の岡田君が悪いというわけではないが、オジサン好みなので仕方ないw)
『官兵衛』といえば、藤吉郎の妻が大河で官兵衛の奥方役の中谷美紀なので、ある意味混乱を招く(笑)。
そういえば、『官兵衛』では清須会議ってスルーだった…orz

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