ケルトを巡る三都物語

  • 2017.03.21 Tuesday
  • 21:16
図書館で予約してる本がなかなか来なくて暇な時、「アイルランド」で検索かけて出て来た本を読んでみることが多々あります(当たりはずれも多々ある)。
今回は、うーん…「普通」かな。
熊野からケルトの島へ アイルランド・スコットランド

著者:桐村 英一郎 出版社:三弥井書店
発売:2016年5月  定価:¥2,000(+税)
入手経路:地元図書館にて貸出し

わー懐かしい。『マッサン』の名前がー!
そうか、2014年6月に取材でスコットランドへ行かれたんですねー。
…って、そんなことはさておいて。著者は熊野在住の元A新聞の記者。「古代熊野人にとっての永遠の異郷」である「常世」の存在が、「ケルトが信じた不老不死の楽園」の「常若の国(=ティル・ナ・ノーグ)」と重なることにインスピレーションを得て、そのほかにもごろごろ出てくる両者の共通点を探すべく、スコットランドとアイルランドへ旅立った、というわけ。
実際、神話から自然、巨石文明、強い女性神信仰、海の彼方に新天地を求めた歴史等々、共通点は大ありなことは認めるけども、そういうのって実は「ある」と思って比較していくと、そーゆー点が目立って目に付くんだよね。
だって、わたしが最初にアイルランドに興味を持った90年代後半、既にアイルランドって沖縄と超似てね?って「アイルランド友の会」で言われてたもん(笑)。
ちなみに、沖縄の「ティル・ナ・ノーグ」は「ニライカナイ」ね。
そんなわけで、別段目新しい説でもなんでもないんだけど、紀行本としてはいいツボを押さえてますね(←上から)。
自分で運転できる人はいいなぁ…って、アイルランドやUKの辺境に行くと実感するわ。

熊野には行ったことがないのでよくわかりませんが、そこへ行ってる間に身内や友にヤバいことが起きるんですよね?
…とか思ってしまうほどには『平清盛』脳です(笑)。

誰が為に復讐す

  • 2017.03.09 Thursday
  • 21:20
先週から昔懐かしの「金曜時代劇『五瓣の椿』」(2001)アンコール放送が始まりました。
これ、リアルタイムで観逃してて、ずっと観たかったんだ〜。
その年の春から夏にかけ絶大な人気を誇った朝ドラ『ちゅらさん』が終わってから初めての国仲涼子の主演作。
観てないにもかかわらず、あの天真爛漫な笑顔の可愛いえりぃになんつー似合わない役をさせてんねん、NHK!とあちこちで不満の声が上がったのは覚えてます(笑)。
あと三番手で、今や押しも押されぬ実力派俳優と成り上がった堺雅人が出てるんですが、えーと『新選組!』が2004年だから、まだ山南さん大ブレイク前ですね。
でも『ちゅらさん』のひとつ前の朝ドラ『オードリー』でプチブレイクはしてたので、NHKとしてもいい組み合わせだろ?的なキャスティング。今となってはこんな地味な役は絶対やらないと思うので、貴重ですわ〜。
ちなみにワタクシ、2001年の秋冬はこの『五瓣の椿』ではなく『嫉妬の香り』で堺雅人(とオダジョー)を観てました(笑)。

さて先週第一回をガン観してたら、想像以上に暗い話で、原作にも俄然興味がわいたので、図書館で借りてみた。

著者:山本周五郎 出版社:新潮社
定価:¥514(+税) 発売:昭和39年9月→平成18年8月(63刷)

うーん…いくらお父つぁん子だからって、17、8の大店の世間知らずの箱入り娘が、家付き娘の妻にコケにされた挙句に不義の子を押し付けられた父親に代わってお仕置きよ六人も殺すほどの動機が、いまいちピンと来ないな。どうしようもない淫乱な母親と、その浮気相手の血をひいてる己の存在そのものを否定したい、抹殺したいって気持ちもあるんだろうけどさ。
ジャンルも時代も全然違うけど、妹を殺されて復讐に立ち上がった『探偵の探偵』でもピンと来なかったわたしはよほど肉親への愛情が薄いのか。
いやでもね、お父つぁんは、たとえ自分と血の繋がりがなくても可愛がってたおしのに復讐してもらおうなんて考えてなかったよ、きっと。
だって自分が死んだら、手代の徳次郎と一緒に家を出て、母親の目の届かない所に行って、幸せになっておくれって了見で、無理して働いて870両貯めたんでしょ。それはつまり、可愛い娘に幸せな未来を残してやる為じゃないのよさ。
ほら、『ちかえもん』でも、お初の父上はお初が復讐することを望んでない!みたいなこと、言ってたじゃーん!
なので、実母の浮気相手に色仕掛けで迫って、淡々と殺していくおしのの行動原理が、父親の為でありながらもその当の父親が望んでないと思われる以上、ただ単にむなしいだけなのだな。
あと、ワタクシは根が小市民なので、おしのがせっかくお父つぁんが骨身を削って貯めたお金を、復讐のために散財してるってのもなんかイヤ(笑)。

まぁ、そうは言っても、おしのの復讐相手が揃いも揃ってロクデナシなサイテー野郎ばっかなので、小娘にしてやられるくだりは爽快ではあった。
あ、ドラマでなんかいい感じだった徳次郎は、原作では一瞬出たっきりの全くもって完全なる脇役でしかなかったです。ドラマでこの先どうなるのか、ちょっと楽しみー。

愛憎相半ば

  • 2017.03.05 Sunday
  • 10:20
黒井師匠からドイツ語のテキストを送っていただいた折に同封されていたのがこちら↓
半神


わたし、萩尾望都作品ってリアルタイムで読んでなくて、というか全く読まないまま大人になって今に至るので、今もってあまり興味関心の対象にないのです。
こうして無理やりにでも送りつけてもらわないと知らずに一生を終えるところでした(笑)。
すごい、「Wikipedia」にあらすじ載るくらいメジャーな作品なのね。
少女ユージーは、双子の妹ユーシーと腰の辺りで繋がった結合双生児。妹ユーシーは美しい容姿と知的障害を持つ赤ん坊のような少女で、周りから天使のようだと可愛がられたが、姉のユージーは知能は高いものの、妹に栄養のほとんどを吸われて醜く痩せ衰えていた。おまけに離れることのできない妹の世話を両親から任され、自由に動きまわることもままならず勉強だけが楽しみという毎日を送っていた。ユージーにとって妹は、厄介な荷物であり、自身のコンプレックスの象徴であった。
やがて双子は13歳になったが、ユージーの体はくたくたで歩くこともできなくなった。医師より「このままでは二人とも長く生きていられない」「切り離す手術をすれば、君だけは助けることができる」と告げられ、ユージーは手術を快諾する。手術後、回復したユージーは死にかけている妹に面会するが、痩せこけたその姿はまるで自分自身のようだった。
ユージーは16歳の美しい少女に成長したが、ふとしたときに鏡の中の自分があんなに嫌っていた妹の姿に重なり、妹への憎しみと愛情を思い涙を流す。
ほんとにこのまんまのストーリーでたった16Pしかないのに、人間の業みたいなものがひしひしと感じられ、後を引く。

で、思い出した双生児モノ少女マンガがコレ↓
わたしが死んだ夜

こっちの双生児は結合してるわけでも、生き死にがかかる重大な手術が必要なわけでも全然なく、せいぜい恋人を取り合う程度なんだけど、お互いがお互いを激しく憎みつつも、一方になりたがるっていう根本は同じ発想かと。
彼女らの祖父も双生児で、その運命をそっくりたどってしまうってのが二重の仕掛けになってて、ラストがねぇ…これまたえげつない。
正直に言うと、最初に読んだ小学生の時、オチが理解しきれなくて、従姉に解説してもらってもいまいちピンと来なかった思い出が(笑)。
「なかよし」掲載にしては相当ハードな話だった、といまだに印象に残ってます。
ちなみに「ロシアンルーレット」という言葉を覚えたのがこの作品だ。

The Last Emperor in China

  • 2017.02.22 Wednesday
  • 18:30
ファンタジー小説がノンフィクション風味を醸し出してきたぞ、と。
浅田次郎先生のライフワークであり、ワタクシも文庫で購入するほどのファンである『蒼穹の昴』シリーズ最新刊、読了(と言っても、とりあえず発売中の1・2巻のみ)。
天子蒙塵

著者:浅田次郎  出版社:講談社
発売:2016年12月 定価:¥1,600(+税)
入手経路:地元図書館にて貸出し

わたしがリクエスト出す前に父親が予約してたらしくて、即行自分の順番は取り消しました(笑)。
いやぁ、きな臭くなってきたなぁ…。いや、前の巻で張作霖が爆死した辺りからもう時代が「つい最近」になってきたんだけども。
あの賢くて爽やかな美少年だった漢卿がー、とか
右も左もわからない幼児だった溥儀がー、とか
まぁいろいろ思うところはあるけれど、何と言っても春児や少爺、玲玲がめっちゃ年食って出て来たのが、大清は遠くになりにけり…。
少爺(ってか史了)は溥儀に仕えてて、この先どうなるのー!

『天子蒙塵』の一巻はまるまる第二夫人、文繡(淑妃)視点の「皇帝との離婚劇」で、ちょっと異質。なんなら『珍妃の井戸』みたいに、この巻だけ独立させてもよかったような…。
そういえば、映画『ラストエンペラー』でもこの離婚の話が描かれてて、文繡が雨の中嬉々として去ってゆくシーンがあったような?
二巻は、いつものようにいろんな人の視点から話を紡いでいく形で、最後の場面であの静海の湿地を見事に干拓した春児の話があって、そらもう『蒼穹の昴』を電車の中で読んで泣きの涙だった身としては、やっぱりここでも泣くわー。

ところで、天命ある者のみが所持できる「龍玉」は、今春児の兄で張作霖の部下だった春雷が隠し持ってました。これ、いずれは中国共産党に見つかっちゃうのかしら。

ところで次巻の発売はいつですか。さっさと読まないと忘れちゃうんだよう(笑)。

皇帝の離婚、満州の謀略――歴史を凌駕してゆく物語

一家に一冊

  • 2017.02.12 Sunday
  • 22:12
買いました。
メイキング・オブ・大河ファンタジー 精霊の守り人 悲しき破壊神

監修:NHK「大河ファンタジー精霊の守り人」制作班
出版社:洋泉社   発売:2017年1月25日
価格:¥2,500+税 入手経路:横浜そごう紀伊國屋書店にて購入

結構詳細なあらすじや、キャストのインタビューが掲載されてた「ガイドブック」がビギナー向けとすると、こちらはマニアック向けといったところでしょうか。
あの凝りに凝ったセットや衣装が隅から隅までずずいと拝めて、まさに永久保存版です。
スタッフのインタビューがまたプロのお仕事を感じさせてくれて面白い。
あと、おディーンのファンは買った方がいい。少々値が張りますが、いい感じのドアップがあって、そりゃもう悶絶ものですので(^^ゞ←結局はそこ
えー、でも柘植さんとどこに接点があったんだろ〜。

地元在住作家

  • 2017.02.01 Wednesday
  • 21:53
一年前の第154回直木賞受賞作を読了。
つまをめとらば

著者:青山文平   出版社:文藝春秋社
定価:¥1,500(+税) 発売日:2015年7月8日
入手経路:地元図書館にて貸出し

著者の青山氏は横浜出身なんだけど、現在住んでるのは県央の大和市。
ということで、直木賞受賞のニュースに沸き立った県央地区でありました。
いやー普段、厚木基地騒音訴訟くらいでしか注目されることないからさぁ。一応、大和市はノーベル賞受賞者とか、なでしこジャパンの選手とかも輩出してんだけどね。あ、あとローザンヌ優勝者が通ってたバレエ教室もあるんだよ。

さて、本作は時代小説の短編集です。
収録されてるのは
「ひともうらやむ」
「つゆかせぎ」
「乳付」
「ひと夏」
「逢対」
「つまをめとらば」
どの短編も、そこそこ食えて生活はしていけるけど、これといって励むべき仕事も、目指すところもない、うだつの上がらない武士と、そんな男に嫁ごうと、どん底で春をひさごうとひたすら強い女の話。
読んでて違和感なくスッと頭に入る美しい文章も、ふっと軽く息をつくような読後感もよかった。閉塞感のある日々の暮らしだけど、小さな幸せをそこに見出そうとする男たち…藤沢周平の時代小説に近いテイストかな。

唯一、女目線の「乳付」が異色っちゃ異色だけど、実父、嫁ぎ先の義母、乳母、なにより夫の誰もが愛情を持って彼女に接していて、その優しい世界が心地よい。
でもわたしがドラマ化する権限を持ってたならば、役職を求めて日参する男たちとそんなものあろうとなかろうと意に介せずな女を描いた「逢対」がいいな。
高邁な目的があるに違いないと思っていた若年寄の真の目的が俗っぽかったというオチも面白かった。

観る前に読む

  • 2017.01.28 Saturday
  • 19:54
本日放送予定のドラマの原作を読了。
探偵少女アリサの事件簿 溝ノ口より愛をこめて


著者:東川篤哉   出版社:幻冬舎
定価:¥1,400(+税) 発売:2014年11月
入手経路:地元図書館にて貸出し

そもそもの発端は、ドラマ化情報ではなく、ネットで読める無料コミックサイト経由です(笑)。
だって、溝ノ口で働いてたことあるんだもーん。
となりの悪魔ちゃん ミズと溝の口』を、いまだに時々観ちゃうもーん(笑)。
あ、念のため言っておくけど、「溝の口」も「溝ノ口」も「溝口」もみんな正解です。
…ってことが、小説にちゃんと書いてあって超ウケた。ちなみに当ブログでもこのネタ、扱っておりました(笑)。

就職先のスーパーを誤発注した大量のオイルサーディーンとともにクビになり、地元で「なんでも屋タチバナ」を始めた、俺、橘良太。 三十一歳、独身、趣味はナシ、特技は寝ること。そんな平凡な三十男の俺にある日、子守り依頼が舞い込んだ。
報酬につられて出かけた豪邸で待ちかまえていたのは、ロリータ服の美少女。
わずか十歳にして自らを探偵と信じる無垢で無謀な少女、綾羅木有紗だった――。

「ねぇ、おじさん、あたしのこと、ナメてんじゃないの?」

なんでも屋の良太の前に現れた、探偵を名乗る十歳の美少女・有紗。
有紗に殺人鬼の濡れ衣を着せられた良太は、事件を一緒に調べることになって……。

天才探偵少女とヘタレ三十男の迷コンビが難事件に挑む、東川篤哉、最新ユーモア・ミステリ!

ヘタレな成人男性と、生意気な金持ち美少女コンビ…。なんかどっかで読んだことあるぞ。




うん、わりと全編通してこんな感じ↑だった。

なんか読みにくい文章(というか、言い回しが肌に合わない)のは、『謎解きはディナーの後で』の作者だからかー。あれもトリックがどうのとか、ストーリーがどうのという以前に、文章を読んでて落ち着かなかったのを思い出した。

ところでせっかく原作を読んだというのに、ドラマストーリーが原作小説と全然違う内容じゃぁあーりませんかっ!
わたしのこの読書体験は何だったのだろうと世を儚んだまま、録画します←土曜夜9時はNHK総合!

娘から父へのアンサーノベル

  • 2017.01.23 Monday
  • 21:10
井上荒野さんの最新長篇『結婚』は、父・井上光晴が1982年に発表した同名小説と同じく、結婚詐欺を題材にした小説だ。

「父の作品へのオマージュというか、影響をあらかじめ明らかにしたくて、同じタイトルをつけました。折につけ父の小説を手にとるのですが、数年前に『結婚』を読み返したとき、とても面白かった。私だったらどんな話にするかと考えていくうちに、実際に書いてみたくなったんです」(「父・光晴の小説から生まれた、待望の長篇」)
というわけで、読んでみた。
『結婚』
著者:井上光晴  出版社:新潮社
発売:1982年9月 価格:¥950
入手経路:地元図書館にて貸出し

おお、確かに。結婚詐欺師と、彼に引き寄せられ、騙されたとしても信じたい女たち…。まさしく合わせ鏡のような、父娘合作のような小説なので。どっちか読んだら、カウンターパートもお読みになることをお勧めします。
詐欺師が滔滔と知識をひけらかすシーンとか、インドネシアが唐突に出てきたりとか(そう、よりにもよってインドネシアが出てくるのだ、どっちにも)、詐欺師は妻帯者で相棒がいるとか、どっちから読んだとしても、先に読んだ方を必ず思い出す仕掛け(笑)。
あーでもわたしは、元アル中の探偵が依頼を受けて、詐欺師を追い詰めるミステリ風なお父さんの方が好きだな。詐欺師の正体が分かる過程が、彼を追う探偵目線なので自然に頭に入ってくるというか。
娘の方は騙された女、相棒、詐欺師自身、詐欺師の妻と視点が変わるので、一貫性がないというか、オチがないというか…(まぁそれはそれで複眼的で面白いんだけど)。
新潮社さん、KADOKAWAに乗っかって再販しましょうよ〜!
ちょうど、神奈川近代文学館で今週末から「全身小説家・井上光晴展」やることですしー。


・「父・光晴の小説から生まれた、待望の長篇
・「うそつきみっちゃん、追いかけて 井上荒野「結婚」

Forever, 伊三次

  • 2017.01.18 Wednesday
  • 20:40
昨年5月にリクエストした本がようやく手元に!底抜けに遅うおますがな!

わたしの二人前の人がやらためったら遅くて、見知らぬ人ながら生存安否を気遣うほどだった…。

擬宝珠のある橋
著者:宇江佐真理  出版社:文藝春秋社
定価:¥1,750+Tax 発売日:2016年3月11日
入手経路:地元図書館にて貸出し

泣いても笑っても未完でも、これでThe End!
だから、ページ数足りないので文庫書き下ろし収録の「月は誰のもの」を収録しちゃったけど許してねって感じですか、文藝春秋さん?
宇江佐さん、まだまだ書き続けるつもりだったんだろうな〜って言うのが伺えるほど、日常の何気ない生活だったり、子どもの頃の思い出話だったりで、シリーズモノにしては全然進展ないのがもうね…。てか、この巻に限らず最近ずっと「捕物余話」っていうより「余話」だけだったような気もするけど。
ま、んなこたぁどうでもいい。
これまで全巻読んできた身としては、ここんとこ引っ張り続けてきた茜と伊与太の行く末が棚に上げられたまま、誰もその棚に手が届かない、この現状が口惜しい。

わたしは、たまたまデビュー作の「幻の声」を読んだことから、ずーっとこのシリーズを追いかけてて、途中ドラマ化されて、村上弘明さんが出てたので大ハマりして観て、最新刊が出るのをチェックしつつ、読んでました。
まぁね、(『かわせみ』と違って)主要人物が誰も死なないし、時代も変わらないまま終わってよかったのかもしれないけど。でも、わたしの寿命を五年くらい、宇江佐さんに差し上げて、その分もっと書いて欲しかった。
合掌。


作家の宇江佐真理さん、乳がんで死去 66歳「髪結い伊三次」

SAGI

  • 2017.01.15 Sunday
  • 11:05
ディーン・フジオカ、結婚詐欺師役で新境地 井上荒野『結婚』が実写化

詐欺…サギ…SAGI?

↑「喫茶ひまわり」最上君仕様オムライス@ダメ恋

そうか、今度は詐欺る方になるのか…(だから最上君は詐欺師じゃないって!)
うわあああ、ピッタリ!

いやだって結婚詐欺師って、見た目チャラ男だったり、見るからに不誠実そうな男にはできない職業でしょ。ハイスペック且つあの顔と声ならいっくらでも女ホイホイ…(笑)
例1


例2


例3


何度も言いますが、ワタクシ『王子様をオトせ!』のディーン神谷のキャラが大好物なんです(*^_^*)
たまにはこういう↑軽い役も観たいんでどうぞよろしく(笑)。

それにしても西谷Dはほんっとうに、おディーンが好きだねぇ…。
いや、落合賢監督も『はぴまり』のPも仕事の枠超えて彼に惚れ込んでたし。
まさに「男がホレる男」。


ま、そんなわけで原作を読んでみた。
結婚

著者:井上荒野  出版社:角川書店←ライヴのお花はこっち関係だったか!
発売:2012年3月  定価:¥1,500+税
入手経路:地元図書館にて貸出し(現在予約待ち二名w)

あーこれは、映画化にあたって大幅に設定変えて来るねぇ。
名前が出て来るだけでも
‖針爛札鵐拭爾僚了務員
∈汗な櫃離ラブ歌手
C飜楾の植物好き
だ臑罎離ャリアウーマン
ズ汗な櫃離薀Ε鵐献弌璽ーナーの元カノ
Ε船Д螢好箸僚
Д┘奪札ぅ好箸虜覆世辰晋汁衙
こんだけ出てきて、騙してるわりには、どうも古海の姿がぼやけてるというか、目的や本心や意思が全くつかめないので、うすぼんやりした断片的な話に終わってる。
小説だからこういうのでもいいけど、映像化するとなるとそこんとこ明確にしないと面白くないし、意味もない。
加えて、ただ一人詐欺師を騙して詐欺師と結婚した妻もいるので、交通整理が難しい。
あと、『はぴまり』の時も思ったけど、ヒロイン目線のオリジナルを相手側主役で映像化すると、全く色合いが変わるから、脚本がいろんな意味で楽しみだ。

満たされない女の心の隙間に入り込んで、大金( ゚∀゚)σσゲッツ!! とか、かつてだました女が手先になってるとかいう設定はそのままだろうけど、詐欺師の古海の年齢や外見が全然違う〜。
小柄な男だった。四十代半ばくらいか。心持ち長めの髪は白髪まじりだがふさふさしている。太い眉、ぎょろりとした目、薄い唇。イタリア映画に出てくるマフィアみたいだが、背が低いのでコミカルな印象もある。(P.77)
ちょっと待って…。原作準拠なら間違いなくまんま虎ノ介じゃん!

原作読んだ限りだと、シリアスでヘヴィな感じなので、もう少しコメディタッチが欲しいとこですが、でもまぁ、面白そうなので7月が楽しみですわ。

↑「詐欺じゃなかったライス」

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