お先に、春樹

  • 2017.10.05 Thursday
  • 21:16


おめでとう〜おめでとう



去年がアレだったから、ものすごく順当に思えるわ…。
実を言うと、今日は朝から何となく予感があったんだよね〜。
ていうか、「村上春樹よりカズオ・イシグロの方が可能性、あるだろが!」と毎年思ってたけど(笑)
当の本人は、村上春樹のファンなんだけどね!

わたしが学部の三年だった時に、一個上の先輩が“The Remains of the Day”で卒論を書いてて、そこから興味を持ったんだけど、当時はちょっとした「キワモノ」扱いされてたんですよね〜。まぁ、ごく最近の生きてる作家だし…。
それがノーベル文学賞受賞者になるとは…。レジェンドですよ!生きてるレジェンド!
別にイシグロの日本に住んでる親戚でもなんでもありませんが、ちょっと興奮を押さえきれないでいる不思議な気持ち…(笑)。
来年度の卒論辺り、取り上げる学生が増えるかな?

カズオ・イシグロ著作リスト(邦訳入手可作品のみ)
A Pale View of Hills(1982)→邦題『女たちの遠い夏』(→『遠い山なみの光』)
王立文学協会賞受賞

An Artist of the Floating World(1986)→邦題『浮世の画家』
ウィットブレッド賞受賞

The Remains of the Day(1989)→『日の名残り』
ブッカー賞受賞
ジェームズ・アイヴォリー監督・アンソニー・ホプキンス主演で映画化(1993)

The Unconsoled(1995)→『充たされざる者』

When We Were Orphans(2000)→『わたしたちが孤児だったころ』

Never Let Me Go(2005)→『わたしを離さないで』
ブッカー賞最終候補
マーク・ロマネク監督、キャリー・マリガン主演で映画化(2008)

Nocturnes: Five Stories of Music and Nightfall(2009)→『夜想曲集―音楽と夕暮れをめぐる五つの物語』


The Buried Giant(2015)→『忘れられた巨人』

はよ、『忘れられた巨人』の文庫化プリーズ!


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かえるくんとがまくん

  • 2017.10.01 Sunday
  • 21:31
最近ドはまりしてる『この声をきみに』第二回で、まるでEテレの『おはなしのくに』のような再現ドラマ(?)だった『ふたりはともだち』。

まさか竹野内豊のコスプレが観られるとは、ありがたうNHK(笑)

『ふたりはともだち』っていうと、一昔前のアメドラ『ウィル&グレイス』の日本版副題だなぁとしか思い出せないワタクシ…(^^ゞ

原題:“Flog and Toad are Friends”
著者:アーノルド・ローベル 訳者:三木卓
発行:1972年11月(第1刷)   出版社:文化出版局
入手経路:地元図書館にて貸出し

五つの短編集で、ドラマで使われたのは最後の「おてがみ」というお話。
もうここ読んでるとき、竹野内と哲太とはいりで余裕で脳内再現可能でした(笑)。
全体的に、がまくんの抜け作加減といい、やる気のなさといい、なんか自分を見ているようです…orz 
そしてかえるくんの尋常じゃないほどの気の長さと人の好さに涙が…(涙)


ところで、「カエル」が“Flog”なのは中学生でもわかる単語ですが、そうか、「ガマガエル」って別物なんだ…。
Toad
1.【動物, 動物学】 ヒキガエル,ガマ 《皮膚はいぼいぼで後ろ足の力は frog ほど強くなく,主に陸にすむ》
2.いやなやつ[もの]
Weblio


“Toad”といえば、オペラ座の歌姫カルロッタ様が新人に向かって
“Your part is silent...little toad!(四季訳:「あなたの役はセリフなしのはずよ!このちびガエル!」)”って言ってたけど、フツーのカエルじゃダメなんだな…。

...って何の話だっけ(笑)。
とにかく、金曜夜のNHKドラマ、観てください。すっごく素敵なドラマです!

誰かさんと誰かさんがリンゴ畑

  • 2017.09.28 Thursday
  • 21:55
物語のティータイム お菓子と暮らしとイギリス児童文学』を読んだ流れで、借りてみました↓


『リンゴ畑のマーティン・ピピン (ファージョン作品集 4)』
著者:エリナー・ファージョン  訳者:石井桃子
出版社:岩波書店  定価:¥2,300
発売:1972年11月(第一刷),1986年4月(第十一刷)
入手経路:地元図書館にて貸出し

お、重い…。
厚さが4cmもあると、寝っ転がって読むことができない(笑)。
ていうか、あんまり重くて足元に落としちゃったんだけど、もう少しで足の指にぶつかるとこだった…。

マーティン・ピピンが語る一つ一つのお話が独立した六つの短編集、でもあるんだけど、六つ合わさって一つの物語でもある。
流れ者のマーティン・ピピンが、恋人と引き離された若い男に出合い、幽閉された娘を解放するべく、娘の見張り役である六人姉妹を油断させるために六つのお話を聞かせる、というストーリーなのですが…。
『アラビアンナイト』がそんな感じだよな〜とも思ったけど、それよりもジャンルは違えど、ムソルグスキーの『展覧会の絵』の構成に似ている気がする。
「展覧会」の【絵→プロムナード→絵】が、「リンゴ畑」での【お話→現実→お話】といった具合。
で、その「お話」はイギリスの伝承文学っぽくもあるし、教訓めいてもいて、そういう風に創り上げた作者の創作能力がすごい。

でもって、確かに「リンゴを食べたくなる」本でした。
イギリスのリンゴって、小ぶりでむきやすくておいしいんだよね〜。

ロンドン猫歩き

  • 2017.08.08 Tuesday
  • 22:00
今日は“International Cat Day”なんだそうです。
わたしゃ、てっきり2月2日かと思ってましたよ…って、ニャーニャーって鳴くのは日本だけか(笑)。
ま、猫好きではないわたしにはどうでもいいし、関係ないのだけど、猫が主役の本をホントに偶然今日読み終わったので、こちらをご紹介↓
ボブという名のストリート・キャット

原題:“A Street Cat Named Bob”
著者:ジェームズ・ボーエン 訳者:服部京子
出版社:辰巳出版    発売:2013年12月
価格:¥1,600(+tax)  入手経路:地元図書館にて貸出し
タイトル、『
欲望という名の電車』に掛けてるのね


『ボブがくれた世界 ぼくらの小さな冒険』

原題:“The World According to Bob: The further adventures of one man and his street-wise cat”
発売:2014年12月
価格:¥1,600(+tax)  入手経路:地元図書館にて貸出し
特設サイト

最近出た本でもないのに今頃読んだ理由は、映画化の宣伝がまわって来たからです→『ボブという名の猫』(8月26日公開)
一人の青年が一匹の猫と出会ったことから始まった人生の奇跡…みたいな紹介の仕方でしたが、よくよく読むと、青年ジェームズはホームレスで元ジャンキーっつーのが、さすが舞台がロンドン…。
実は、猫とのふれあいよりもわたしが感銘を受けたのは、イギリスのジャンキーを立ち直らせるには、ヘロインより程度の軽いメタドンを服用させるとか、ホームレスと認定を受ければ政府の支援でアパートを借りられるとか、駅前とかでよく見かける「ビッグ・イシュー」の販売経路とかっていう支援のシステムでした。
映画『私は、ダニエル・ブレイク』もそうだっただけど、一旦道から外れると軌道修正ってホントに難しくて、まず本人にやる気がなきゃ一生どん底なのはしょうがないとしても、立ち直ろうとしたときにぶつかる障壁や誘惑に立ち向かうのがいかに困難か。
ジェームズが何とか中毒を克服できたのが、相棒となった茶トラのボブの存在というわけで、まぁ別に猫じゃなくても犬でも鳥でも亀でも彼女でも赤ん坊でもたぶん、お世話する何かがあれば、人はその為に生きるんだろうな、と猫嫌いのわたしは思ってしまうのだった←いろいろ台無しな感想

とはいえ、ボブが賢く、ジェームズと相性バッチリだったということに異論はなく、求められたときにきちんと芸を披露できるが故に、映画でも本人(いや、本猫)役で出てるっていうんだから侮れない。

↑岩合さんが「いいこだね〜」って声かけそうな面構え

というわけで、最新号の「ビッグ・イシュー」はボブが表紙だから、気に入ったら買ってあげて!

販売場所はこちら

脳内再生余裕でした

  • 2017.06.25 Sunday
  • 19:35
「2016年ベルリン国際映画祭で「映画化したい一冊」に選ばれた、抱きしめたいほどかわいくて切ない友情物語!」を読みました。

ロボット・イン・ザ・ガーデン



原題:“A Robot In The Garden” 
著者:デボラ・インストール  訳者:松原葉子
定価:¥850+tax  発売:2016年6月
入手経路:横浜そごう紀伊國屋書店にて購入

あのう…その前に、ラジオドラマ化してるんですけどー!
(主演:加 藤 虎 ノ 介)

6月10日が「ロボットの日」で、新聞広告が出てたんですけど…。

NHKもさぁ、どうせならこういう日に合わせて放送するとか、もう少し宣伝を考えてもよかろうに…。MOTTAINAI!
で、フツーなら放送前に原作を読んでおくわたしが、珍しく放送後に買っちゃったわよ(動機:酒井駒子イラストのジャケ買いw)

それにしても、これさぁ、邦題、どうにかならんかったんかいな…。よくある洋画の邦題でひねりが浮かばないから、そのまんまカタカナで付けちゃいましたーみたいなの。
しかも全部カタカナにするならともかく、冠詞抜いてるし…。こーゆーの、『フォー・ウェディング』みたいですっごくイヤなのよね。
A robbotなんだよ。タングは、たった一人でベンのお庭にやってきたんだよ…。

それはそうと、あのラジオドラマ、ものすっごく上手に小説からadaptされてたなぁ。小説もベン視点の一人称だから読んでる間ずっと、虎ノ介の声で再生余裕♪
仮に小説を先に読んでたとしても、ラジオドラマに高評価を付けてたと思う。
ああ、でも小説よりもタングの言動が詳しく描かれている分、愛おしさが増す〜。あと小説だと(最初の頃の)ベンがめっちゃクズ男(笑)。

続編が今年の秋に出るそうですけど、それもラジオドラマ化してくださいね、NHK。
もちろんベン役は加藤虎ノ介で!

19 Years After

  • 2017.04.21 Friday
  • 21:10
だそうですよ…。
わたしが次にロンドンへ行く日まで上演してくれてるかしら。
ちなみに来年春からはブロードウェイでも開幕予定。

そんなこんなで、その舞台の脚本(小説ではない)を読了。
ハリー・ポッターと呪いの子

著者:ジャック・ソーン(脚本)、J・K・ローリング/ジャック・ソーン/ジョン・ティファニー(構想)
訳者:松岡 佑子  日本語版発売:2016年11月11日
出版社:静山社   定価:¥1,800+税
入手経路:地元図書館にて貸出

昔は、いろいろ問題になってる日本語訳でなんか読むもんかい!と意地になって途中から英語で読んでたけど、いまさらペーパーバックを買うほど『ハリポタ』に興味があるわけでもなく…(^^ゞ
生きてるだけで英雄だったハリー・ポッターの性格があまりよろしくないことは、まぁ分かってたことですが、なんというか、もうちょっと次男に対して親身になってやらんかーい!と突っ込みどころが多々ある父親になってて、ショックかもー。
ていうか、同じ兄弟なのに兄ちゃんとの差はどこから来てるんだ?名前のせいなのか?(兄はハリー父+シリウス・ブラックから、弟はダンブルドア+スネイプから)
それに比べたら、徹頭徹尾、(血統主義故に)己の息子を信じてるマルフォイのほうが父親としては上だと思うの(しかも、予想外に愛妻家←奥さん、死んじゃったけど)。
ハーマイオニーとロンの夫婦は、ま、こうなるだろうなぁという安定のかかあ天下でワロタ。
あーでも一番びっくりしたのは、ヴォルデモートとベラトリックス・ストレンジとの間に娘がいたって設定だわ。ファントムとクリスティーヌの息子をラウルの子として育ててる『ラブ・ネバー・ダイ』並みのトンデモ具合。

ストーリーの全体のカギとして、「逆転時計」を使って歴史を修正する、というのがあって、セドリックや嘆きのマートル、ドロレス・アンブリッジやらがわらわらと出てきて、シリーズ読んでたらそらもう懐かしいのなんのって。
つまり、昔を懐かしみつつ、新しい世代の誤解と葛藤に「違う、そうじゃない」とハラハラすることができる子さん読者大歓迎、ご新規さまお断りの世界であった(笑)。
原作シリーズ最終巻を読んで、「で、その後はどうなったの?」と知りたがる読者へのよくできたアンサープレイだと思います。

First Penguin

  • 2017.04.12 Wednesday
  • 16:40
一人の勇気ある女性をペンギンに例えたドラマがありましてな…↓

五代:日本から遠く離れた南極いう氷だらけの所に
ペンギンという鳥がいてます。(『あさが来た』第54話)
が、なんということでしょう、南米大陸にもペンギンはいるのです!(南極にいるのは皇帝ペンギンとアデリーペンギン)

というわけで、ペンギン繋がりというだけで借りてみた『人生を変えてくれたペンギン 海辺で君を見つけた日』読了(笑)。

著者:トム・ミッチェル 訳者:矢沢聖子
出版社:ハーパー・コリンズ・ジャパン
発売:2017年1月 定価:¥1,620(税込)
入手経路:地元図書館にて貸出し

そういうくっだらな〜い動機で読んだのに、予想外に面白くて、感動してる自分にびっくりぽん!(笑)
アルゼンチンの全寮制男子校で教師となって赴任した英国人男性の若き日の回想録です。
たまたま休暇で訪れたウルグアイの海辺で重油まみれのマゼランペンギンの死体の山に遭遇。一羽だけ何とか生きてるペンギンを拾って、洗って、乾かして、戻そうとしたけど、ついてくる〜!
…というわけで、税関の目を何とかごまかしてアルゼンチンに連れてきた作者は、学校の屋上で飼い始めるという、嘘のような本当の話。
俗に「目は口ほどにものを言う」と申しますが、作者とペンギン(命名:フアン・サルバドール)との間に言葉はなくとも、「目と目で通じ合う、そうゆう仲♪」(@工藤静香)w
さらに、悩める青少年の相談に乗り、成長を助け、生活に潤いを与える、なんという万能ペット!
わたし、四足の動物は基本ニガテなんだけど、二足歩行のペンギンなら飼ってもいいかも…とか思っちゃいました。

この実録「ペンギンの育て方」(違)がリアルなのは、二人の別れの話です。
なんと、作者が休暇で留守中に、友人に預けられていたフアン・サルバドールは暑さのせいかそれとも病んでいたのか、あっけなく急逝してしまう。
なので、別れの描写は伝え聞いたものでしか描きようがなく、その分「死んだ」という現実感がないってのが現実味あるというか。
読者としては肩透かしでもあるんだけど、最後まで読むと、そこを補って余りある何十年後かに訪れた奇跡に作者同様、感極まるのであった。

FYI:「2017/2/23付日本経済新聞夕刊


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モノが語る「物語」

  • 2017.02.26 Sunday
  • 10:31
ブロンテ姉妹の抽斗 物語を作ったものたち』読了。

原題:"The Brontë Cabinet:Three Lives in Nine Objects"
著者:デボラ・ラッツ 訳者:松尾恭子
出版社:柏書房   発売日:2017年1月10日
定価:¥2,600+税 入手経路:地元図書館にて貸出し

ブロンテ姉妹といえば、女が物書きなどとんでもないという風潮のヴィクトリア朝が生んだ奇跡の文学姉妹なわけですが、彼女たちが遺した生活用品からその生涯をたどるという一風変わった伝記が本作です。
なんかもう「嵐が丘」的に荒涼とした牧師館で家族が身を寄せ合って慎ましく暮らしたってイメージですが、とびきり裕福ではなかったけど、決して貧窮生活を送ったわけではなかったと再認識。
それが証拠に、姉妹は家事の合間に「豆本」を作り、「裁縫箱」を持ち、「杖」を持って「犬」と荒野を散歩し、「机箱」で物語を書いたのだ。
そんな作家の愛用品と作品の関連について述べながら、姉妹の一生をたどる形式になっていて、伝記としての体裁にもなってて読みやすかった。
遺品から生活や考えを紐解くという作業の細やかさもさることながら、三姉妹の関係性についての言及も面白かった。bossyなシャーロットとそれに抗うエミリーとか、エミリーとアンの秘密の共有とか。
この三姉妹の間に、唯一の男兄弟であるブランウェルの存在がまたそれぞれに影響を与えてて面白い。


↑いつかハワースを歩きながら、これを聴きたい←厨二病w
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悪い夢は忘れてしまおう♪

  • 2016.12.30 Friday
  • 23:56
...うん、それは『傷だらけのローラ』だね。

↑よく聴いたら、ローラが何で「傷だらけ」なのか分かんない歌詞だw

2016年最後の読書は、表紙からしておどろおどろしい『傷だらけのカミーユ』。

原題:“Sacrifices”
著者:ピエール・ルメートル  訳者:橘明美
定価:¥840+税 発売:2016年10月
出版社:文藝春秋社(文春文庫)
入手経路:地元図書館にて貸出し

祝・ルメートル作品全邦訳読了!
時系列的に言うと
『悲しみのイレーヌ』→『その女アレックス』→本書
ということで、イレーヌの悲劇から5年経ってるのが「今ココ」。
ようやく立ち直りつつあるカミーユの恋人、アンヌが巻き込まれた事件発生から解決までの三日間の話なので、テンポよくサクサク読める。…けど、一筋縄ではいかないのがルメートル。
一命を取り留めたアンヌを執拗に追う「俺」とはだれなのか。
恋人としてアンヌの危機を救いたい一方で、刑事としての立場故、苦境に陥るカミーユ。
じりじり追い詰められるアンヌとカミーユに、p.226まではイライラしながらも頁をめくるのすらもどかしい。
ところが、三日目になって次々と発覚するアンヌの過去や、カミーユの過去の人間関係が、急激に物語の雰囲気を変えてきます←ルメートル作品あるある
そして、ただでさえ辛いカミーユの状況に、また傷が増え、ホントに邦題通りだよという結末。

わたしはこんな暗い気持ちのまま、年越しを迎えるんかい!←自己責任

干支一周

  • 2016.11.18 Friday
  • 19:13
そういえば、映画『ブリジット・ジョーンズの日記』の二作目制作から実に12年。現在、三作目「ダメな私の最後のモテ期」が公開中。
ヒュー様が出ないと知って、かーなーりテンション下がってるわけだが、Mr(マーク)ダーシーは出るわけだし、毒を食らわば皿までだ。来週にでも観に行こう。
が!基本、原作付きの映画を観る前には必ず読むタイプなので、興味なくて放置してた原作を読まないことには映画館へ行けないのだった…。

そんなわけでようやく『ブリジット・ジョーンズの日記 恋に仕事に子育てにてんやわんやの12か月』読了。
 
著者:ヘレン・フィールディング 訳者:亀井よし子
出版社:KADOKAWA   価格:(上下とも)¥1,620(税込)
発売:2015年6月2日  入手経路:地元図書館にて貸出し 

なんということ!

原作で退場したのは、マークの方じゃないかああああっ!
紛争地域で地雷を踏んで命を落としていたとか、誰得なのその設定!!
信じらんない…過去二作のすったもんだは何だったんだ。
あ、結婚はちゃんとしてた。そして子供が二人いた(ブリジット50代にしては、子どもの年齢が幼すぎる気もするが)。
なんかもうこの事実がずっしりと胸にのしかかり、ページをめくれどもめくれどもちっとも頭に入って来ない小説…。

いやちょっと待って。頭に入って来ないのは前二作も同じだった!(笑)

そうなのよ。訳の問題なのかそれとも原文からしてそうなのかは不明なんだけど、ブリジットの一人称の文体がとにかくイタイ女感であふれてて…。
なのに、最終的には「君のそんなとこがいいんだ」って言ってくれる人がいて、わたしとしては「は?どこが?」と食って掛かりたくなるわけで。
今度のもやっぱりそうだったわ。
まぁ、前二作と違うのは、子どもの世話もそれなりにしているってところで、そこら辺は素直に称賛したい(何しろ12年経ってもわたしの状況、変わってないw)。
あと、男を捕まえておくのに多大な時間と労力をかけてるブリジットに、色恋に何ら興味を持たずに日々を過ごすわたしはホモ・サピエンスとして失格ではないのか?と言われてる気がしてくるのがムカツク(笑)。

ところで、『ブリジット・ジョーンズ』といえばジェーン・オースティンリスペクト。
一作目は『高慢と偏見』、二作目は『説得』をベースにしているわけですが、三作目は何だろう。
あさっての方向の若い男と付き合っていたのが、結局別れて、最終的には自分に説教してくる男と再婚…。めっちゃ拡大解釈した『エマ』かな?

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