モノが語る「物語」

  • 2017.02.26 Sunday
  • 10:31
ブロンテ姉妹の抽斗 物語を作ったものたち』読了。

原題:"The Brontë Cabinet:Three Lives in Nine Objects"
著者:デボラ・ラッツ 訳者:松尾恭子
出版社:柏書房   発売日:2017年1月10日
定価:¥2,600+税 入手経路:地元図書館にて貸出し

ブロンテ姉妹といえば、女が物書きなどとんでもないという風潮のヴィクトリア朝が生んだ奇跡の文学姉妹なわけですが、彼女たちが遺した生活用品からその生涯をたどるという一風変わった伝記が本作です。
なんかもう「嵐が丘」的に荒涼とした牧師館で家族が身を寄せ合って慎ましく暮らしたってイメージですが、とびきり裕福ではなかったけど、決して貧窮生活を送ったわけではなかったと再認識。
それが証拠に、姉妹は家事の合間に「豆本」を作り、「裁縫箱」を持ち、「杖」を持って「犬」と荒野を散歩し、「机箱」で物語を書いたのだ。
そんな作家の愛用品と作品の関連について述べながら、姉妹の一生をたどる形式になっていて、伝記としての体裁にもなってて読みやすかった。
遺品から生活や考えを紐解くという作業の細やかさもさることながら、三姉妹の関係性についての言及も面白かった。bossyなシャーロットとそれに抗うエミリーとか、エミリーとアンの秘密の共有とか。
この三姉妹の間に、唯一の男兄弟であるブランウェルの存在がまたそれぞれに影響を与えてて面白い。


↑いつかハワースを歩きながら、これを聴きたい←厨二病w
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悪い夢は忘れてしまおう♪

  • 2016.12.30 Friday
  • 23:56
...うん、それは『傷だらけのローラ』だね。

↑よく聴いたら、ローラが何で「傷だらけ」なのか分かんない歌詞だw

2016年最後の読書は、表紙からしておどろおどろしい『傷だらけのカミーユ』。

原題:“Sacrifices”
著者:ピエール・ルメートル  訳者:橘明美
定価:¥840+税 発売:2016年10月
出版社:文藝春秋社(文春文庫)
入手経路:地元図書館にて貸出し

祝・ルメートル作品全邦訳読了!
時系列的に言うと
『悲しみのイレーヌ』→『その女アレックス』→本書
ということで、イレーヌの悲劇から5年経ってるのが「今ココ」。
ようやく立ち直りつつあるカミーユの恋人、アンヌが巻き込まれた事件発生から解決までの三日間の話なので、テンポよくサクサク読める。…けど、一筋縄ではいかないのがルメートル。
一命を取り留めたアンヌを執拗に追う「俺」とはだれなのか。
恋人としてアンヌの危機を救いたい一方で、刑事としての立場故、苦境に陥るカミーユ。
じりじり追い詰められるアンヌとカミーユに、p.226まではイライラしながらも頁をめくるのすらもどかしい。
ところが、三日目になって次々と発覚するアンヌの過去や、カミーユの過去の人間関係が、急激に物語の雰囲気を変えてきます←ルメートル作品あるある
そして、ただでさえ辛いカミーユの状況に、また傷が増え、ホントに邦題通りだよという結末。

わたしはこんな暗い気持ちのまま、年越しを迎えるんかい!←自己責任

干支一周

  • 2016.11.18 Friday
  • 19:13
そういえば、映画『ブリジット・ジョーンズの日記』の二作目制作から実に12年。現在、三作目「ダメな私の最後のモテ期」が公開中。
ヒュー様が出ないと知って、かーなーりテンション下がってるわけだが、Mr(マーク)ダーシーは出るわけだし、毒を食らわば皿までだ。来週にでも観に行こう。
が!基本、原作付きの映画を観る前には必ず読むタイプなので、興味なくて放置してた原作を読まないことには映画館へ行けないのだった…。

そんなわけでようやく『ブリジット・ジョーンズの日記 恋に仕事に子育てにてんやわんやの12か月』読了。
 
著者:ヘレン・フィールディング 訳者:亀井よし子
出版社:KADOKAWA   価格:(上下とも)¥1,620(税込)
発売:2015年6月2日  入手経路:地元図書館にて貸出し 

なんということ!

原作で退場したのは、マークの方じゃないかああああっ!
紛争地域で地雷を踏んで命を落としていたとか、誰得なのその設定!!
信じらんない…過去二作のすったもんだは何だったんだ。
あ、結婚はちゃんとしてた。そして子供が二人いた(ブリジット50代にしては、子どもの年齢が幼すぎる気もするが)。
なんかもうこの事実がずっしりと胸にのしかかり、ページをめくれどもめくれどもちっとも頭に入って来ない小説…。

いやちょっと待って。頭に入って来ないのは前二作も同じだった!(笑)

そうなのよ。訳の問題なのかそれとも原文からしてそうなのかは不明なんだけど、ブリジットの一人称の文体がとにかくイタイ女感であふれてて…。
なのに、最終的には「君のそんなとこがいいんだ」って言ってくれる人がいて、わたしとしては「は?どこが?」と食って掛かりたくなるわけで。
今度のもやっぱりそうだったわ。
まぁ、前二作と違うのは、子どもの世話もそれなりにしているってところで、そこら辺は素直に称賛したい(何しろ12年経ってもわたしの状況、変わってないw)。
あと、男を捕まえておくのに多大な時間と労力をかけてるブリジットに、色恋に何ら興味を持たずに日々を過ごすわたしはホモ・サピエンスとして失格ではないのか?と言われてる気がしてくるのがムカツク(笑)。

ところで、『ブリジット・ジョーンズ』といえばジェーン・オースティンリスペクト。
一作目は『高慢と偏見』、二作目は『説得』をベースにしているわけですが、三作目は何だろう。
あさっての方向の若い男と付き合っていたのが、結局別れて、最終的には自分に説教してくる男と再婚…。めっちゃ拡大解釈した『エマ』かな?

Wieder ist er da

  • 2016.10.27 Thursday
  • 16:36
ドイツ語の面白いとこは、動詞が二番目にセットできれば、あとは語順を入れ替えてもいいってとこ。
Ach, entschuldigen Sie, bitte.
上巻はとっくに読み終えていたのに、前に借りてた大バカ者方がなかなか返してくれなくて、このたびようやく下巻読了の映画『帰ってきたヒトラー』の原作です。
 

著者:ティムール・ヴェルメシュ  
訳者:森内 薫   出版社:河出書房
発売日:2014年1月 定価:上下とも¥1,728(税込)
入手経路:地元図書館にて貸出し

えええっ、原作はソートー閣下の一人称なのーっ。
すげーなー。会話が全然絡み合ってないのに、なぜか成立してる(笑)。
映画でもあった秘書にホロコーストの事実を突っ込まれるとこは、小説で読むとそこら辺の解釈の齟齬が際立って面白い(と言ったら不謹慎だろうか。いやだから、小説としてinteressantなんであって、別に歴史的事実がkomischなわけではない)。
映画では狂言回しだったザバツキーはあんまり目立ってなかった。というか、小説と違って彼の視点で映画にしたのってすごく良かったと思う。おかげで、
「何者だ、コイツ…」
「意外と面白いかも…」
「え?ちょっとヤバくね?」
「おかしいのはそっちだー」
というザバツキーの立ち位置が、そっくりそのまま鑑賞者に帰ってくるというか。
小説のラストは、そらもうソートー閣下が意気揚々と未来への意気込みを語ってらっしゃるところで終わってて、それも現在進行形で怖いが、映画はホント秀逸だった。

にしても、後書きにも書いてあったけど、訳者の御苦労がしのばれます。
訳しても通用しないドイツ国内でウケてるネタとか、ドイツ語だから成り立ってるシャレとか、カンペキに日本語にするのはムリだよねぇ。
しかも、タイムスリップしたソートー閣下が現代ドイツで大暴れってとこからして、彼の時代の言葉と今ドイツ人が使ってるドイツ語じゃ違うだろうし。
それでもムリなく読めたことがWunderschön!


↑映画のオリジナルソングかと思ったら、1965年の歌だったのね〜。

伯母の殺人

  • 2016.07.24 Sunday
  • 21:35
「三大倒叙ミステリ」の一つである『伯母殺人事件』読了。


原題:“The Muder of My Aunt”
著者:リチャード・ハル  訳者:大久保康雄
出版社:創元推理文庫   定価:¥691(税込)
発売(初版):1960年1月 入手経路:地元図書館にて貸出し

「倒叙ミステリ」とは。最初から犯行、犯人が提示されており、犯人の視点から物語が展開されていくもの。この物語の犯人は、書き手でもあるエドワードという名の青年。彼は資産家の伯母の家に居候しているのだが、いつまでたっても元気で嫌味な伯母に辟易しており、遺産目当てに彼女を殺害する計画を立て始める…。

という緊迫感あふれるミステリのように思えますが、実際はイギリスの田舎(ウェールズ)を舞台におバカな紳士としっかり者の伯母の攻防戦に、巻き添えを食らうのどかな村人たちが出てくる、実に英国小説っぽい話。
とにかく犯人役のエドワードがいつまでたっても犯行を実行しないし、やっと伯母殺しの算段を付けたかと思ったらことごとく失敗し、それを本人による手記(という体裁を取っている)では「あとちょっとだったのに!」と書いている割に、読んでるこっちは「どこがだwww」と失笑してしまう稚拙さ。
で、結局彼はおばさんをあの世に送って、遺産をせしめたかって?
もうそれは是非、最後まで読んでお確かめください。

超ミラクルなどんでん返し!

が待ってます。

ミステリ以外の部分、ウェールズの風景描写や、有閑紳士の過ごし方とか、お屋敷の食事風景とかそんなのも楽しめて、イギリス好きには一挙両得。

ファミリーヒストリー in台湾

  • 2016.07.15 Friday
  • 20:41
又吉先生が芥川賞を受賞した時に、直木賞を受賞した作品がこちらになります↓


著者:東山 彰良 出版社:講談社
発売:2015年5月 定価:¥1,600(+税)
入手経路:地元図書館にて164人待ちの末貸出し

去年の秋だったか、BSの又吉先生出演の番組を観てたら、『流』も紹介されててこれがまた大絶賛。既に『火花』を読んでたわたしには、それなら『流』も読んでみようかいと図書館に申し込んでから実に八カ月が経ちました(笑)。
順番来たとき、わたしの後ろにまだ32人いたからね。
いや、でも待った甲斐があったわ。なにこれ、超オモロいんですけど。
時は民国建国の父である蒋介石が亡くなった1975年。舞台は台北。主人公の秋生は17歳の高校生。
ピュアであるが故にエリートコースを踏み外したり、アウトローな世界を垣間見たり、初恋に萌え萌えしたりする明るく悲しい青春小説。
…かと思いきや、祖父が殺され、有ろうことかその第一発見者となってしまい、どうしてもその真相を暴きたい、という推理小説でもあり、かつ、一族のアイデンティティを求めてやがて大陸へ渡って、真実と相対するという教養小説っぽくもある。
しかも、台湾という一種独特な国の成り立ちについても、そこらの歴史本を読むよりよく分かる。
つまり、一冊で何度もおいしい本なわけ。そら、選考委員の北方謙三氏が「20年に1度の傑作」と言うだけあるわ。

著者は台北生まれ日本育ちの台湾人。小説の豪快な祖父は、そのまま自身の祖父がモデルで、主人公は父の生い立ちを再構成したそうです。
なんというか、いろいろな偶然や奇跡が重なって「今」があるんだなと考えさせられます。
秋生周りの話はどの世代にも共通な明るさと切なさが感じられて笑いながら読める一方、彼より一世代前の「そうせざるを得なかった」苦悩や、祖父の世代の「生きるか死ぬか」の厳しい選択は重くのしかかる…。

ちょっとー、NHKさん!東山さんを『ファミリー・ヒストリー』に呼ぶ企画はまだですかー?

逆順で読むという致命的なミス

  • 2016.05.19 Thursday
  • 21:56
引き続き、ルメートル作品をしゃかりきになって読む。
忙しい時に限って立て続けに順番が来るという図書館あるある。次に待ってる人がいるので、延長ができない悲しさよ…。
悲しみのイレーヌ

原題:“Travail soigné”
著者:ピエール・ルメートル  訳者:橘 明美
出版社:文藝春秋(文春文庫)  発売:2015年10月
定価:¥860(+税) 入手経路:地元図書館にて貸出し

原タイトルの意味は「丁寧な仕事」。
あーナルホド。丁寧すぎて墓穴を掘った犯人のことかしら。
日本語訳での出版は『その女アレックス』の後ですが、実はルメートルのデビュー作です。
この経緯から察しがつくように、ミステリとしての出来や話のインパクトから言えば後発の『アレックス』の方が格段に面白い。
なので、後発となった理由は十分わかるんだけどー。
どちらも未読な方でルメートル作品をこれから手に取ってみようと思っておられるお客様がおられましたら、必ず『イレーヌ』からお読みください!
タダでさえグロい描写が続いて、犯人も犯人の協力者も大体見当がついちゃう小説なのに、『アレックス』を先に手にしたばっかりに、読む前から最大のオチを知ってしまっているという…orz
まぁ、それでも「二部構成なのに、第一部がめったやたらに長い理由はそれかっ!」とやられましたけどね。
ミステリ好きにはたまらない、模倣犯の話でもあるので、英米ミステリに通じてる方なら少なくともわたしの倍は楽しめると思われ。

殺人に良いも悪いもないんだけどさ、なんつーか例えば『ABC殺人事件』なんかもそうだけど、犯人が勝手に造った設定やルール、美意識の為だけに成立する殺人事件てどうも好きになれないんだよね。
そんなのよりは、まだ偶発的な犯罪の方が理解できるし、筋書きがあるにしてももう少し犯人の心理に同情できる設定の方がいいなぁ。

スラップスティック・ルメートル

  • 2016.05.15 Sunday
  • 21:02
天国でまた会おう』読了。

原題:“Au revoir la-haut” 
著者:ピエール・ルメートル 訳者:平岡 敦
定価:¥3,456 円(税込)   発売:2015年10月
出版社:早川書房  入手経路:地元図書館にて貸出し
第一次世界大戦の前線。生真面目な青年アルベールは、ある陰謀により死にかけたところを気まぐれな戦友エドゥアールに救われた。やがて迎えた終戦だが、帰還した兵士たちに世間は冷たい。絶望した二人は犯罪に手を染めるが――『その女アレックス』の著者が放つ一気読み必至の傑作! フランス最高の文学賞、ゴンクール賞に輝いた長篇。

ルメートルといえば、まだに作品しか読んでませんが、胸糞悪くなるほどのえげつない描写と鮮やかなどんでん返しのミステリ作家。
…と思ってたら、今作は一味違う歴史小説というか、ある意味復讐劇というか、なんか違うテイストでした。
第一次世界大戦の塹壕戦とか、顔を損傷した帰還兵とか、おかげで整形外科技術が劇的に発展しただとか、戦争のどさくさに紛れて英雄になる輩とか、死んだ兵士には敬意を払っても生きて還った元兵士には無関心の市民だとか、「ポスト第一次世界大戦あるある」だなー。
戦地で先頭のどさくさに紛れて部下を見殺しにしたのに、戦後、栄誉と金を手にする上官て、なんかこないだ『刑事フォイル』で似たようなエピソード観たぞ(←第二次世界大戦中の話だけど)。
上官に見殺しにされそうになった、境遇の違う部下二人が身元を変えて、戦後の世の中を渡り歩くんだけど、ありもしない戦死者の記念碑計画をでっち上げ、早い話が詐欺を働き、巨額の富を得んとする…って話。この辺のちょっとお粗末な策略がイーヴリン・ウォーのピカレスクというかスラップスティック風味で、面白かった。

ルメートルらしいのは、そこに何のカタルシスもなく、詐欺を企てた帰還兵も、その身内も、かつての上官も誰も救われないってとこか。
例えば、帰還兵二人が悪漢元上官への復讐を企てるとか、上り詰めた元上官が彼らによって足元を掬われるとか、そういうちょっと安っぽい感動激に仕立てあげることもできると思うんですよ。でも、あのルメートルだからねー、そんなお涙頂戴にはしないんだわ。
元上官は自らが招いた不徳により自滅するし、二人の帰還兵のうち一人はまさかの結末を迎えることになる。もう一人が高跳びして、なんとなく幸せを( ゚∀゚)σσゲッツ!するのがわずかながら読者には救いかな?

登場人物たちを、敢えて軽いタッチで描いているけれど、戦争の悲惨さは何も戦時中だけではなく、終わってからも続くんだと静かな怒りを感じる作品でした。

Under 18

  • 2016.04.25 Monday
  • 23:35
英国ブッカー賞作家による『未成年』読了。

原題:“The Children Act”(2014)
著者:イアン・マキューアン 訳者:村松潔
出版社:新潮社(クレストブックス) 発売:2015年11月
定価:¥2,052(税込) 入手経路:地元図書館にて貸出し

個人的にイアン・マキューアンはイヤミス作家だと思ってます!

いや、『アムステルダム』と『贖罪』(←映画『つぐない』の原作)しか読んでないんだけどさ(をい)。
途中まで気分よく読んでたのに、ラスト近くに置かれた何気ない文章で、背後から誰だか分かんないヤツに殴られたような気分で奈落の底へ…って感じなのよ。
そういう意味では、湊かなえの作品に似てるかもしれない。
今作も、何もかもうまくいく〜という楽観的なムードで読んでたらさぁ…(略)。
ある行為を受動した側はまぁ納得いくのかもしれないけど、主体者としてはこの先の長い人生をどうやり繰りしていけばいいのか…。It's a hard life.

「未成年」というタイトルですが、結構長い事、未成年どころか、還暦間近の女性判事の家庭内のいざこざが描かれています。ロンドンの陰鬱と、法廷という厳粛な職場と、夫の間の隙間風。それを吹き飛ばすようなさわやかな一陣の風が、信仰ゆえに輸血を拒む白血病の未成年患者(はっきり言っちゃえば「エホバの証人」)。
宗教と病により俗世間とは一線を画しためっちゃピュアな少年が、老境に差し掛かった判事に抱く感情がやや突飛に思えてならないのだが、そこはほれ、信仰が生活や人生を支配する環境で育ったもんだから、彼女(=My Ladyという敬称で呼ぶのがまた何とも)のことも、憧憬というか崇拝しちゃってるんでしょう。

彼女が下した判決が、少年を生かすのか、殺すのか…。


やっぱイヤミスだー!

作家と女優

  • 2016.04.20 Wednesday
  • 21:15
民放各局の新クールドラマが始まって1週間ですが、ようやく手元にこれ↓が来ました(遅)。
文藝春秋 2016年2月号
平成の原節子、世界的作家に会いに行く」(p.212-221)

発売:2016年1月8日 定価:¥880(税込)
入手経路:地元図書館にて貸出し

1月期TBSドラマ『わたしを離さないで』スタート直前に、綾瀬はるかがカズオ・イシグロと対談という番宣を観て、いっそそれ全部放送してくれと思ったら、こっちに採録されてた件。
綾瀬はるか=原節子なのか?というのはさておいて、世界的大作家なのに全く気取ってない、めっちゃ気さくなイシグロがステキすぎる…。

今回、舞台を日本に移しての映像化ということで「原作の根底にあるものは、なぜか日本的だと以前から感じてきました。(中略)イギリスが舞台なのに、どこか日本的なんです。(p.214)」とか、初めて聞いたぞ。
つーか、主演女優と脚本化繋がりで『JIN-仁-』をわざわざ取り寄せてまで観たのかーっ!←ちょっとウケた

イシグロが長崎出身で、綾瀬はるかが広島出身というのには、言われるまで気付かなかったな。
そういうバックグラウンドを知った上で、『忘れられた巨人』を読むとまたいろいろと感慨深い…。

そんなわけで、文庫化はまだですか?早川書房さん!

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