鎌倉洋館ロケ地巡り〜1〜

  • 2018.10.06 Saturday
  • 20:20
今年春クールに放映されていたドラマ、『モンテ・クリスト伯』の真海さんの別荘は「旧華頂宮邸」といって、鎌倉市浄明寺に実在しています(「鎌倉の「旧華頂宮邸」ドラマロケで引っ張りだこ」)。


『IQ246』(2016)の法門寺邸としても撮影されたこともあり、かねてより行ってみたいと思っていました。
庭園は月・火以外毎日公開されていますが、建物内部の公開は春と秋の年に二度。本日はその公開日初日で、主演俳優のファンでもないのに『モンクリ』を観てくれたKuroi様とお出かけしてきました。
わたしたち、雨女なのに。天気予報では曇天だったのに。

めっちゃ晴れてる上に、超暑いんですけど…!

20年前なら鎌倉駅から余裕で歩いたが、寄る年波とこの暑さには勝てず、バスに乗る。まさかとは思ったが、結構な混み具合の乗客ほとんどが、同じ「浄妙寺」のバス停で降り、その中の半分くらいと目的地が一緒だった(残りの半分は竹寺こと報国寺へ行く)。




よかった!燃え落ちてなかった!(をい)

入館料はタダですが、コーヒーを頂いたのでお礼にいくばくかを寄付(←これはいいシステム!)。
洋館なので、基本、洋室ですが、畳み敷きのお部屋もあって、違和感がとても面白い。

あ、ドラマの真海邸の内部は完全セットですよ。


裏にまわると、真海さんが第三話で
それにしても静かだな。
こんな場所なら気付かれないだろうね、人を殺しても。
とか物騒なことを仰っていたお庭に出ます。

今日は見物客が大勢で、ベルサイユ並に「大変な人ですこと」ですけどね。
ちなみに、赤子の安堂くんが埋められたマリア像はありませんw



真海さんと同じ場所を歩いているという喜びに打ち震えるワタクシ。
今度は本当に静かな時に来よう(←人は殺さないYO)。


続きを読む >>

祝・ギャラクシー賞

  • 2018.07.20 Friday
  • 21:50
フジ『コンフィデンスマンJP』『モンテ・クリスト伯』ギャラクシー賞同時受賞

え?視聴率が最低から数えた方が早いドラマなのに?
あの『ブラックペアン』を差し置いて?



『モンテ・クリスト伯』については「久しぶりに次回が待ちきれないほどの感覚を抱いた連ドラだった。原作は大衆文学の古典だが、物語としての面白さがまったく古びていない。そのうえで脚本の巧みな翻案、演出の凝った映像、俳優陣の競演も加わって魅力的な作品になった。ネットの盛り上がりも納得。ディーン・フジオカもミステリアスさが生かされはまり役だった」と高く評価している。


わたしは関係者でもなんでもないただの一視聴者でしたけど、このニュース聞いて「報われた!」と思いました。
元から「観たいから観る」スタンスで、視聴率とかどうでもいいんだけど(朝ドラも大河もそういうのばっか好んで観てるしなw)、あ、やっぱり分かる人には分かってもらえるんだっていうのがね…。

主演俳優のファンだから観ようと思ったのは否定しないんだけど、それ抜きにしても本当に視聴者を揺さぶりにかかる画期的なドラマだったと思うんだよね。
まず、西洋の古典文学を現代日本が舞台のドラマに仕立てあげた時点で、ツッコみどころ満載。観ていて決して楽しいドラマでもなかった。
でも、ちょっとした偶然が重なって運命が変わったり、どんなに想いが深くても時の長さには勝てなかったり、身近な人間の笑顔の裏に隠れた悪意の恐ろしさとか、因果応報という名で下された復讐の空しさとか、そういう人間の感情や心理は古今東西普遍的なんだと、観れば観るほど突きつけられた。
その上で、伏線回収が見事な脚本、凝りに凝った演出、意味深な小道具、重厚感あふれる美術、物語に沿った音楽、そして一つ一つの表情、所作にまで感情が込められた演技。
何度も観直して、それでも答えが一つとは限らない。いろんな解釈ができる。
そんなドラマ、めったに出会えるもんじゃない。

リアリティ度外視のスケールの大きい連続ドラマがあったっていいじゃない。
だって、リアルを追求したドラマだって「このドラマはフィクションです」ってクレジットが付くんだから、徹底的に「ありえない」設定のドラマもあって然るべき。
要は、どうしてその人はそういう行動をするのか、何故そのセリフを言うのかがきちんと腑に落ちれば、どんだけ設定がぶっ飛んでてもアリなんだってこと。史実に基づいているのに、主人公の行動原理が分からないのが今やってる大河

制作発表を受けての原作読みに始まって、そしてドラマ放映中から最終回まで、ドラマと共に過ごした2018年上半期だったように思います。
本当に



-7/27追記-
続きを読む >>

テルミーワーイ!

  • 2018.06.20 Wednesday
  • 12:10
明日は『モンテ・クリスト伯』のない木曜日か…。
これでワールドカップと旅行の計画がなかったら、廃人だったかもしれないわ。
でも仕方ないよね、主役もロスってんだもん↓

『あさが来た』からクランクアップシーンを見てるけど、世間が「五代様ロス」になっても本人が「ロス」って言ってたことはなかったし、その後の出演作品が撮了してもそんな発言なかった気がします。
今日は一日、FM各局のラジオジャックデー(+HMVでのイベント)だったんだけど、まだ「真海ルック」みたいだし。

そうです。
本日は、主役と視聴者のロスを癒すかのように、2ndシングル「Echo」発売(ええっ、じゃ、今までの曲は何だったの?って思ったが、あれは「EP」扱いなのね)。
ホントは昨日フラゲしてたんだけど、一日ぶっ通しで寝てたので、今日やっと開封しました(←フラゲの意味なし)。
DVD狙いとはいえ、同じ内容のCD二枚買うの初めてですよ、まったく(笑)。
【初回限定盤A】

↑特典DVDは2月のライヴ抜粋と「Let it snow!」MV
そういえばドラマ撮影開始の頃、わたしは絶賛「ライヴロス」だったんだった…。

【初回限定盤B】

↑こっちはツアーバンドのサポメンたちとの和気あいあいトーク
絶対普段TVドラマなんか観ないでしょって感じのミュージシャンたちが、『モンテ・クリスト伯』放送中、結構ハマって観てる様子がTwitterで窺い知れて楽しかったわ。

「Echo」の歌詞がね、暖というか真海というか心情そのままで、ドラマ全編観終わった後だと余計グッときますね。
この向こう側で君に会えたら
そして君の温もりを感じ取れたらいいのに
この世界にまだ存在できてさえいれば
そう、君のいるこの世界に…

どうして自分が許せない
頭の中で繰り返し鳴り響く
何故過去を忘れられない
教えてくれ
ずっと聞こえ続けてるんだ
4分ちょいある曲だけど、歌詞はこれだけ。
でもドラマの主題そのもので、「主題歌」ってこういうことだよねぇ(映画『結婚』の時も思ったけど)。
届きそうで届かない恋人への想い、
存在を消された悲しみ、
復讐に駆り立てられた自分への問い、
忘れたい過去…。
うわああ、余計「モンクリロス」悪化やないかーい!
ドラマ内で流れていた、サビがピアノヴァージョンの「Echo」も、是非音源化して頂きたいものです。

ちなみに「Echo」で絶望を味わった後は、カップリングの「Hope」で希望を見出すんだそうです。こちらも全編英語詞ですが、どストレートなポジティブさが眩しい。
そしてラップ部分が流暢すぎて歌えなーい(笑)。
続きを読む >>

Chronological Table of the Count of Monte Cristo

  • 2018.06.15 Friday
  • 17:00
1965.8.19
入間公平、誕生


1972
寺角類、誕生

1973
神楽清、誕生

1976.10.5
柴門暖、誕生


1979
南条幸男、誕生

1980.7.18
目黒すみれ、誕生


1991
ラデル共和国第三代大統領、ファリア真海、クーデターにより投獄、後に拷問を受ける

1996.4.15
入間、留美が産んだ安堂完治を別荘のマリア像の下に埋める

その後、土屋が救出したが、ビビって電話ボックスに置き去りにして逃げる

【一話】
暖、すみれに「他人から見るとどうしようもなく恥ずかしい」(@幸男)プロポーズ

2003.4.5
海進丸、遭難


2003.4.19
海進丸、帰還

2003.4.20
幸男&神楽、暖を見舞う
入間と国見が守尾漁業に捜査に入る
神楽、守尾社長から事務方への転身を打診される

2003.4.21
神楽、暖からバラジの手紙の存在を知る
寺角、神楽、幸男、飲み屋で集合
夜、幸男、オーディション落選の報告を受ける

この後、警察に通報か?

2003.4.22
入間、柴門家を訪問し、バラジから貞吉宛ての手紙を預かる

2003.5.21
暖とすみれの結婚披露宴中に、暖、逮捕される

ラデル共和国にて拷問を受ける

2003.6
すみれのラデル共和国への入国ビザ申請、却下

神楽、守尾漁業退職

2003.10.22
入間公平、表彰される


幸男、香港映画のオーディションを受ける


暖の拷問終了

2004.3.7
暖、ラデル共和国にて獄中死と報告される


暖の母、死亡
幸男、すみれにプロポーズ

2005
幸男、香港の有名俳優、ショーン・リーの付き人になる
「ショーン・リー一家失踪事件」
ショーンの代役として、幸男、『ディアボリック・スカイ』主役に抜擢
貞吉、入間家に同居
入間の先妻、急死
娘の家庭教師だった瑛理奈、入間の後妻となる

すみれ、幸男と再婚?

2011.4
暖、ファリア真海と出逢う

【二話】
2017
ファリア、死去
暖、ファリアの遺体に成り代わり脱獄

2017.4
信一朗、銀行に融資を掛け合うが失敗に終わる
暖、木造船で浜浦町に帰還
寺角から15年前の真相を聞き出す
シンガポールへ密航し、スイス銀行でファリアの資産を得る

モンテ・クリスト・真海として、シンガポールで投資会社F&D Investment Co., Ltd設立
ロカカ島でエデルヴァを買い取る

2017.10.16
守尾英一朗、死去


2017.11.19
暖、英一朗の葬儀で信一朗に一億円を贈る


真海として神楽と南条に再会

エデルヴァ、南条幸男のマネジャーとなる?

【三話】
真海、南条一家と接触

2018.4.23
真海、「神楽エステート」と別荘購入の契約を交わす


真海、アナフィラキシーを起こした瑛理奈を助け、入間邸で公平と会う

2018.4.26(土)
真海、富永水産にて鰹を購入
真海邸にて、南条幸男、神楽夫妻、入間夫妻を交え「ちょっとしたパーティー」
夜、南条家に広東語のFAXが届く

【四話】
留美、地鎮祭会場にて真海から安堂完治を紹介される
真海、「ランチミーティング」と称して、留美と安堂のDNAを採取

2018.5.13
入間、未蘭の婚約者の帰国報告を受ける
真海、愛梨を通じて幸男に五蓉不動産のCM出演話を持ちかける
神楽、幸男に接触
真海邸にて、留美、神楽に安堂を紹介
真海、神楽に幸男の香港時代の話を吹き込む

2018.5.14(月)
留美、仮想通貨「ベルコイン」に投資し、大損害


未蘭、信一郎と出会う
貞吉、遺言状の書き換えを公表
五蓉不動産、南条夫妻をCMに起用と発表
神楽、牛山を香港へ行かせる
留美、安堂と一線を超える
真海、二人のDNA結果を受け取る

【五話】
2018.5.15
外務省職員、出口文矢、マレーシアから帰国し、真海邸訪問
未蘭、信一朗とランチデート
出口、入間邸訪問
夜、出口、真海から入間貞吉殺害を唆される

2018.5.16
すみれ、真海邸へ突撃するも、門前払い
神楽、木島義国議員と会食
夜、すみれ、神楽を平手打ち

2018.5.17
出口の名前で、真海の瑛理奈宛ての手紙が投函される


【六話】
2018.5.18
「香港日報」に「ショーン・リー一家失踪事件」の報道記事が掲載


【五話】
2018.5.19(土)
真海邸での入間夫妻を招いての夕食会に、愛梨の手引きですみれ、登場
出口、入間邸で毒殺される
真海、入間に出口の横領を告発

【六話】
牛山帰国し、神楽に報告
幸男、浜岡財務大臣夫人の珠江、五蓉不動産と会食
ヴァンパ、幸男と接触

幸男、「神楽エステート」訪問
神楽、真海邸訪問し、香港警察の資料の存在を知る
神楽、寺角に真海邸への侵入を依頼
寺角、安堂と接触

信一朗、入間邸に鯛を配達に来ただけなのに公平に追い返される
未蘭、公平と守尾家との因縁を知る

すみれ、暖の母の墓参り
安堂、寺角に協力を申し出る

2018.6.1
真海、留美に安堂完治の正体をばらす
寺角と安堂、真海邸へ強盗に入る
寺角、安堂に刺された後、留美と安堂により鎌倉の山中の生き埋めにされる
さらに、真海にトドメを刺される

2018.6.2
留美、神楽を脅迫して金を強請る
南条家を「ヴァンパ」が襲撃
【七話】
午前八時頃、鎌倉樋口山で遺体発見(匿名の通報)


国見刑事、入間に寺角殺害事件を報告
真海、「神楽エステート」を訪問し、安堂の正体をばらす
留美、神楽の金でF&Dファイナンスに安堂の借金返済
警察が真海邸に聞き込みに来て、土屋が無難に対応
信一朗、入間邸訪問し、未蘭との関係を修復
入間、ラデル共和国からの「死亡報告書」を調べ、真海の正体に気付く
瑛理奈、馬場さんを解雇
幸男、「神楽エステート」を訪問後、真海邸へ(14:00)
15:00過ぎ、幸男、自宅に戻り「ショーン・リー一家失踪事件」の真実をすみれに告白

2018.6.3
すみれ、真海邸に忍び込み、幸男の真実を聞かされる
12:52 「ヴァンパ」、真海邸を襲撃


ダニー・ウォン、お魚の餌になる
真海、「ベストパートナー賞」授賞式最中、マスコミに「ショーン・リー事件」と幸男の関係、リーク(13:00)
すみれ、離婚宣言
神楽と入間、柴門暖の生存を確信
真海、防波堤で信一朗と会う
幸男、自殺を図るが、愛梨が救う
夜、国見刑事、真海を「寺角類殺害重要参考人」として任意聴取を試みる
【八話】
真海、幸男の顛末を知りブチ切れ、愛梨に手切れ金十億の小切手を渡す


2018.6.4
真海、幸男の入院先を訪問(幸男、覚醒?)
真海、防波堤で信一朗と未蘭の関係を知る

2018.6.5
真海、入間家を訪問し、貞吉と面談
神楽、入間との密談で、15年前の手紙で脅す
入間、真海を警視庁に呼び出す
警察、寺門の衣服から安堂完治のDNAを採取
入間、真海邸を訪問し指紋照合を見せつけるが、返り討ちに遭う


神楽、牛山に頭突きされた上に、F&Dファイナンスの天野らに拉致される
真海、信一朗に薬を渡す
信一朗、入間邸訪問
夜、未蘭、ICUへ搬送

2018.6.6
留美と安堂、警察からラブラブ逃避行中
幸男、お目覚め
愛梨、真海邸に戻る
【最終話】
信一朗、真海を詰問しに真海邸訪問
瑛理奈、貞吉を殺害未遂
貞吉、入間に瑛理奈の真実を伝える
11:58 木島議員、神楽エステートからの収賄疑惑を否定
神楽、拷問に遭う
愛梨、明日花から連絡を受けて病院へ赴き、そこですみれと遭遇
真海、未蘭を見舞いに行き、入間に留美と安堂のことを伝える
愛梨、真海邸に帰宅し、潜んでいた幸男をこん睡させる
真海、母の墓参り中にすみれと遭遇し、プロポーズ
入間、留美と安堂に合流し、親子を名乗る
夜、入間、安堂を撲殺し、あしたか山の土中に埋める
土屋、再び安堂を掘り起こす
神楽、焼死体で発見というニュースが流れる
真海、神楽の目の前でディナータイム

2018.6.7
入間、教会で留美と落ち合う
瑛理奈、安堂の存在をメールで知る
真海、教会で留美に安堂生存と入間のDNA照合結果を告げる
入間、帰宅し、瑛理奈に安堂の件で責められ、逆切れ
「寺角類殺害事件」捜査本部の記者会見中、留美、乱入し、入間を告発
瑛理奈、服毒死
真海、入間邸で入間が発狂に追い込み、貞吉に見せつける
信一朗、恢復した未蘭と病棟で再会し、真海からのメッセージを受け取る
愛梨、真海の命で土屋のもとへ
真海邸にて、神楽、幸男、すみれを集めて最後の晩餐会
真海、焼死?


すみれ、墓参りへ
安堂、意識を取り戻す
神楽と幸男は逮捕後、取り調べ中、入間は医療刑務所に

〜Fin〜

明日に向かって待てーPART2

  • 2018.06.15 Friday
  • 13:55
一夜明け、ただいま絶賛「モンクリ」ロス発症中!!

余韻冷めやらず…今日(も)仕事なくて良かった。

ところで、このドラマの太田P曰く
この物語のテーマが、単なる復讐というよりは、“赦し”にあると思ったからです。自分を陥れた人物たちを、殺したいほど憎み、そしてその先に“赦し”を与えることができるのかどうか―。
と言っている以上、復讐を貫徹して清々しく終わるのを目指していないことは明明白白。
さらに西谷監督は「すみれの恋愛物語でもある」とも言ってたそうです(参照)。
ということで、最終的には復讐万歳\(^o^)/というより、(真海ではなく)暖とすみれがお互いの愛憎と迷いに決着を付けることを目指していることが分かります。
そこが今回のドラマと原作の一番大きな違いかなー。
原作では伯爵はひたすら復讐に邁進し、メルセデスはさっさと夫を置いて出て行くしで、双方行動に迷いはない。メルセデスがダンテスを想いながらもその手を振り切るのは、個人的には納得がいかないけども(笑)、ダンテスの方には温情はあっても、もはや昔の愛情はないわけだし…。
一方、ドラマの真海はすみれを前にして、彼女を憎みたいのか今でも愛しているのか自分でもよく分からないっぽい様子なのがものすごく現代的だなぁと思ってました。復讐鬼に徹していいのか、時折出てくる「暖」を解放したいのか…悩めるハムレットみたいなんですよ。
真海:よく言われますよね。
復讐なんてむなしい。
復讐なんてしても何も報われないって。
でも、それは全部嘘です。
殺したいほど憎い者たちが
もがき、苦しむ姿を見ることほどの幸せはない。
もうすぐ全てが終わります。
そのとき…。
私は最高の幸せを味わうことでしょう。
真海って、いろんな相手に「嘘」をつきまくっては、「あれは嘘でした」って言う場面が多かったんだけど、多分ここでもそうなんじゃないかと。
本当に幸せで楽しんでるなら、ここは悪魔的に高揚した感じになると思うんだけど、全然幸せそうじゃない。
多分、すみれを前にしたときの自らの動揺や、予想外の留美の母心、そして肝心なところで鬼に徹しきれなかった愛梨といった女たちとの「化学反応」を経て、押さえていた「暖」の存在が大きくなってきたのかも。
もしかしたら、誰かが止めてくれるのを待っていたのかも。
すみれ:お母さんはそんなこと望んでない。
真海:分かりました。
あなたがそこまで言うのなら、もうやめにしてもいいですよ。
ただし、一つだけ条件があります。
私と…。
結婚してください。
南条幸男も明日花ちゃんも全てを投げ捨てて
私と一緒になってください。
二人だけで幸せになりましょう。
そうすれば私は復讐をやめます。
ここに至るまで、すみれは真海ではなく暖に話してるのに、真海は七話で一瞬見せた「暖」ではなく、ずっと真海のまま。
真海という人格で結婚を迫っている。「暖」を想ってるすみれが「イエス」というわけがないのが分かってて。


寺角含め、幸男と神楽への復讐はまさに「因果応報」。
すみれを奪った幸男への復讐は、彼を死なせることではなく、彼から「奪われたもの(=すみれ)を奪い返す」ことで決着。もうすみれの心は幸男にないからね(かといって真海にあるわけでもないけども)。
わたしとしては、ここは原作通り死んでほしかったところですが(酷)、真海の復讐よりも愛梨(というかエデルヴァ)と明日花を対比させ、「復讐をしても幸せにはなれない」のメッセージを出すことの方に重点を置いた結果、こうなったのかと。
愛梨が「死ぬつもりでしょ。すみれを真海さんに返してから」って幸男に言ってたけど、暖がいようといなくなろうと彼への劣等感がぬぐいきれずに生きて来た幸男の本心なのか、どうなのか。

神楽に対しては、自分が受けた拷問と自分と母が味わった飢えの苦しみ、そして存在を消されたことの屈辱感をきっちりお返し。
神楽の身代わりになった焼死体は、ダニー・ウォンかな?もしかして(笑)
結果的にカグ兄は逮捕されたんだから、死んだって発表は撤回されたんだよね?
神楽:俺、お前に何一つ悪いことしてないって!
真海:それが一番悪質なんだよ。
人を使って、邪魔な人間をつぶしておきながら、
自分は罪の意識さえ感じることなく、
後悔や罪悪感から逃れて平然と生きる。
自分の手は一切汚さない。
それが最も残酷だ。

このカグ兄拉致からの飢餓状態に追い込んで、食事の光景を見せつけたり、法外な値段で食事を与えて財産を巻き上げたりって、ほぼ原作通りで、上手くできてるなぁと感心してしまった(拷問はない。ダンテスですら拷問などされてません)。


さて、最後の晩餐会。
真海が「余興」と称して神楽、幸男、すみれに見せたのは、彼らがともに映っている暖のすみれへの「プロポーズ大作戦フラッシュモブ」ビデオ。
わたしねー、常々「一話と二話で脱落したけど、その後見てよかった」ってコメントとか「一話の演出さえなければ名作だったのに」とかいうネット記事見て、それはちがーうっ!と言いたくて仕方なかったから、今言うけどさ。
『モンテ・クリスト伯』はねぇ、一話が肝なの!
どうよ、ちゃんと最終回で活きる仕掛けになってるでしょうが!
真海:幸せそうですね、すみれさん。
この映像は南条さんが作ったんですよね。親友だったんですもんね。
あー神楽さん、踊ってる。
でも雑だな。ダンスはちゃんと練習しないと。

あ、四草…
こういう人間にだけはなりたくないな。
人にだまされるのが目に見えている。
でも本当に幸せそうだ。
ここで、二度目の涙腺崩壊。
わたしが一話を観て心底震えたのは、拷問シーンじゃなくて、身近にいる人間の悪意でした。
一話には、小さな町で(寺角先輩や信一朗を含めて)ずっと一緒に育ってきた閉塞感とか、嫉妬を隠しながらフラッシュモブに参加してる屈託とか、能天気な中の不穏さが凝縮されてるんです。
これが最終回のこの晩餐のシーンでようやく露わになる。何て華麗な連ドラの作り!
今、この晩餐の席で真海ひとり、異邦人感を放出してるけど、暖も浜浦の人間ではなかった。彼もやはり、遠くから来た人であって、仲間のようで仲間じゃなかったんだというのが、神楽と幸男の口からはっきり表される。
神楽:お前が町に来たときからずっと目障りだったし、
お前が船長に決まったとき、すげえムカついたよ。
幸男:焦ったけど…。正直ほっとしたよ。
これで、すみれ取られないで済むって。
神楽:やっぱお前嫌いだわ。
ぶっちゃけ言うけど、俺さ、こんな昔のことすっかり忘れてたよ!悪かったな、思い出せなくて。
幸男:みんな無理やり忘れようとしたんだよ

このシーンの為に、幸男を生かしたのか〜!!
原作の三悪人は最後までモンテ・クリスト伯=エドモン・ダンテスとは気づかない。最後に知らされて、ある者は引き金を引き、ある者は正気を失い、ある者は慈悲により助けられ命からがら逃げる。
でもドラマは皆、途中で真海=暖だって気付く。
なのに、気付いても誰もうなだれないし、許しも請わない。「もう一度殺してくれ」って言うし、「牢獄に送り返してやろう」と画策するし、悪いことをしたとは思ってない。
「幸せそうだ」ったのは暖だけで、神楽も幸男も全然幸せじゃなかったと知った時のこの絶望感!この寂寥感!
これ以上復讐する意味もないほどのむなしさよ。

そしてすみれへの二度目のプロポーズ。
真海:すみれさん。
あなたを必ず幸せにします。
私と結婚してください。



TLでも気付いた方が結構いてちょっと嬉しかったんだけど、この「他の人間の安全を盾に結婚を迫る」っていうのが、まんま『オペラ座の怪人』なんですよね。
ファントム:俺を嫌えばこいつを殺すぞ
さあ選べどちらか
どうする?
もはや退けないぞ!

『オペラ座の怪人』ではクリスティーヌにファントムへの愛があったので
クリスティーヌ:絶望に生きた
哀れなあなた今見せてあげる
私の心
と、救済につながるんだけども、
すみれ:はい。

結婚します。

すみれは八話から真海のことをずっと「暖」って呼んでたよね。
なのに、結婚しますと誓った相手の名は「真海」。
もうここには一話の暖への純粋な愛情はなくて、ただただ真海の復讐を止めさせたいという想いだけ。幸男はともかく、娘は捨てられないし、こんな恐ろしいことをする人はもう暖ではないと。
もしここで「暖と結婚します」だったらものすごく単純明快な話になっちゃったと思うんだけど。それこそ真海から「暖」を解放して、「二人だけで幸せに」なったと思うんだけど。
すみれが愛してたのは昔の「暖」であって、今の自分にはないって、分かっちゃったんだよね。
だから、ほんの一瞬、嬉しそうな顔を見せるんだけど、泣いてるすみれを見て、どんどん表情がくもっていく。で、これ↓



すみません、本日三度目の涙腺損壊です。
何をやっても過去は取り戻せない…。元通りにはならない。
すみれにゆっくり近づいて
真海:やっぱり…。
↑もうここ、完全に暖の顔…。
すみれの「どこにいても『暖』を連れ戻すから」(一話)が実現しました。
ファントム:行け、行ってくれ お願いだ!

だからこの挿入歌だったのかと今更のように気付く「Set A Fire」の通り、火をつける真海(いや違うだろ)。

例によって真海の嘘かなとも取れるけど、死んだということにされていた自分が「生きている」ことをみんなに知らしめることができた。
「因果応報」を思い知らせることもできた。
すみれにまた逢えた。
楽しかった、と言えなくもないか。
CM入るまでずっと泣いてたかもしれない…。
ファントム:我が愛は終わりぬ
夜の調べとともに



果たして、真海、いや暖は死んだのか。
遺体は出ず、真相は不明のまま。
ただ、あのまま三人が何もしなければ、彼らが傷を負うことなんてなかった。
遺体が見つからない以上捜索続行だから、彼らがしつこいほど、真海=暖を助けられなかった、死んで良かったって言う必要もない。

↑これ「お前が言うな」案件なんだけど、案外、幸男の真実かもなって思った。
勝手に死ぬな!って、幸男が、神楽が暖を引っ張り込んだ、ポスターで暖が二人を引き摺り下ろそうとしているのと逆に。
15年前、口裏合わせて一人の人間を葬った奴らが、今度は口裏合わせて生かそうとしている、と解釈するのはファンタジーすぎますか?


危惧していた「メルセデスエンド」にはならず、かといって「すみれ=ヒロイン」の立ち位置を変えず、そして「希望」の見えるラストシーン。

いつも愛梨が真海の元に戻ってくるパターンでしたが、ここに至って愛梨が歩みを止めて、真海がやってくるのを待っているというのが憎い演出。
八話で激怒した時でさえ「君」と距離感のある呼び方をしていた真海が、最終回で愛梨を身内感のある「お前」と呼んでいたのが暗示してたのかな。
オレンジのセーターが似合う暖でも、高級スーツを身にまとっていた真海でもなく、風景に溶け込みそうな何気ない服装が、暖でも真海でもないことを示唆していると思います。
顔がはっきり見えないから、もしかしたら大やけどを負って整形したのかもしれない。記憶も失ったのかもしれない。
でも辛い想い出は忘れてもいいじゃないか。
希望の持てる、そしていろんな解釈のできる良いラストシーンでした。
「待て、しかして希望せよ」


続きを読む >>

明日に向かって待てーPART1

  • 2018.06.14 Thursday
  • 23:45
しかして希望せよ。
とうとうこの日がやってきた…『モンテ・クリスト伯』最終回が!
ハマったドラマの最終回は、待ち遠しさと寂しさで半々です。
初回から視聴率が爆死ってことで、多方面から散々叩かれ続けて来たのに、ネットでウケがいいってことが分かった途端、ここへきて急に持ち上げ記事が増えてきたことに皆様、お気付きでしたでしょうか。
嬉しい…

わけねーだろ。

噴飯というか失笑ですよ。ちょっと前にめちゃくちゃ叩いてた自分の記事、読み返したりしないのかしら。
どうせなら最後まで叩きに回ってくれてた方がよっぽど信頼に足るってもんです。
最初から割と好意的に公式以上の記事と画像を掲載してくれた「モデルプレス」と「しらべぇ」、あと「リアルサウンド」はどうもありがとう。


さて、いよいよ復讐も総仕上げの段階に入りました。
未蘭が危篤状態になったことで、怒りに燃える信一朗が真海邸に初登場です。
真海:あなたの気持ちはよく分かります。
私にも殺したいほど憎い男たちがいます。
彼らに苦痛を与えることを夢見て、生き永らえて来た。

信一朗:何なんだよ、あんた…。
真海:どうか…。
どうかあなただけは…。
このむごい世界に足を踏み入れないでください。
信一朗:俺は…。絶対に許さない。
真海:許しなど求めていない。
あー真海さん、復讐終わったら死ぬ気だわ
単純に復讐したら幸せになれると思ってた愛梨と違って、真海は最初から幸せなんか求めてなかったんだよね。
信一朗だけは負の感情から遠ざけておきたい。
今、憎しみの気持ちでいっぱいだろうけど、それ全部自分が受け止めるから。
必ず「幸せ」が来るから「希望」を捨てずに「待て」ってこと。


入間の周りでは、未蘭殺害まであと一歩の瑛理奈が貞吉をも殺そうとするわ、
真海が瑛理奈の真実をわざわざ言いに来るわ、
留美が安堂連れて親子ごっこに興じるわ、
一番「テルミーワーイ!」と叫びたかったのは入間かも(笑)。
もう楽になっちゃえよ…と思ったら、まさかの安堂殺害!
おいおいおいおい、我が子だぞ?
しかも一回埋めてるんだぞ?
同じ奴、二回も埋めることになるんだぞ?

さすがKing of クズ、入間公平。

しかし、今度こそ最後まで面倒を見ようと、土屋が奮闘。
22年前には掘り起こしてみたはいいが、怖くなって遺棄した赤ん坊を、生きろ!と叫びながら救出します。
二度、父親に生きながら埋められた男が、同じ男に二度も助けられる…。
三話からずっと土屋は赤ん坊、すなわち安堂のエピソードと共に描かれてきたわけで、かつて救えなかった命を今度こそ救うという設定にゾクゾクします。これも「因果応報」なのかな。
土屋と安堂の関係は、原作だともう少し複雑で、そもそも土屋は入間に恨みを持っている人間で、助け出して育てた安堂に姉を殺され、安堂の裁判直前に実の父親の名前を教えるという、ドラマ以上に重要な役なんだけど、そこはバッサリカットせざるを得ないよねぇ。なにしろたった1クールのドラマだし。

一方、三話で登場した時は、パワハラ夫に冷たくあしらわれ、薄幸感漂わせていたのに、堕ちるとこまで堕ちたら一転、どんどんイキイキ美しく輝きだす留美は、かつての愛人、入間に対しても今やこれ↓
留美:大丈夫だと思う。

あなたが捕まるようなことはさせない。
自分のためにあなたを必死で逃がしてくれるはずよ。
このドラマ、ドシリアスなのにちょいちょい斜め上行くセリフをブッこんで笑わせてくれるんだよねぇ。
三話でものすごい潔癖症の設定だった留美が、六話で死体を埋めたり、八話で床に寝そべったり、「汚れ」に対して抵抗なくして行く過程がすごい。
そしてやっぱり、留美と言えば「母性」の象徴なので、最終話もこれだ↓


『モンテ・クリスト伯』は光と影の演出が素晴らしく美しいんだけど、屈指の名シーンがこちら↓

光の側にいる真海さんが影を背負った留美を救い出そうとしているような…。
実の親子と知りながら関係を結ぶよう仕組んだ悪魔のような真海に対し、息子と出会わせてくれて「ありがとう」と、生きているという真実を伝えてくれたその後ろ姿に「神様…」と、つぶやく留美。
どこまでも真海の予想を裏切る彼女が、最終的には見事に入間への復讐の駒の役割を果たしてくれました。
ここは計画通りかな、真海さん。
あ、でも留美さん、なんかホッとしてるけど、あなたも寺角の遺体遺棄だし、犯人逃亡幇助だし、ホントは色々ヤバいんですよ…。

留美が告発したことで、完全に警視総監への道が閉ざされ、自宅へ戻ると今度は公平に捨てられた瑛理奈が服毒自殺。
あげく、真海が貞吉に「すべてじぶんのせいだ」と言わせて、入間は精神崩壊。
「保身のために」瑛人のスコップで得意の穴掘りを始めます。

これ、ちゃんと前振りがあるんですよね。
瑛人がパパと遊ぶときに言うセリフ↓

全てが崩壊した入間家全貌を貞吉に見せつけながら、瑛理奈の毒瓶を貞吉に差し出す真海。
真海:私も何度も考えました。死んだ方がましだと。
でも貞吉は瞬きをしなかった。すなわち、死は選ばない。生きて地獄を見るんだと。
これもある意味、貞吉への復讐なんだろうか。
全て見ているのが、老いた貞吉と幼い瑛人っていうのがね…。
原作だと瑛理奈は瑛人を道連れにするんだけど、何の罪もない(とはいえクソガキなんだけど)息子を死なせたことで、伯爵に復讐へのブレーキがかかり、結果的にカグ兄が助かるという経緯。
子どもを生かしたことで、新たなる復讐鬼が生まれたともとれるわけで、それはそれでホラーな展開ね。

で、崩壊した入間家に遺されたたった一つの希望が未蘭なわけですが、ここで

Attendere e sperare
あーよかった。ちゃんと入れてくれてた、「待て、しかして希望せよ」。
信一朗がさ、時系列逆にたどって行って、真海→浮浪者→子どもの頃に遊んでもらった「暖ちゃん」だって気付いていく流れで、この日最初の涙腺決壊。

真海さん、いや暖ちゃん!
信一朗が気付いてくれたよ!
死なないでー…ってことで、今日はここまで。

His Master's Voice

  • 2018.06.10 Sunday
  • 16:30
昨日も明日も仕事ですが、今日は渋谷へお出かけです(雨はもはや憑き物w)。
まずは、渋谷ModiにあるHMV 6Fへ。
DEAN FUJIOKA POP UP SHOP開催中!

なんか違うのも混じってるけど(笑)、真海さんだー\(^o^)/





ところで
POP UP SHOPでは、「Echo」のご予約・ご購入されたお客様にもれなく会場予約限定特典「Echoオリジナル三方背BOX(3CD対応)」をプレゼントいたします。
な、な、な、なんだってー!

ASMARTで予約注文しちまったじゃないか!ちっ!
くやしいので、マグカップとエコ(ー)バッグ買っちまったわ。

ついでに、なんと本日、開店前に本人来店とか!

めっちゃニアミス〜♪
あっ、よく見たら真海さんの隣りにサインがあああっ!

ちなみに本日をもってオールアップだそうです。
最終回の四日前に撮了って、どんだけ「撮って出し」…(^^ゞ

■POP UP SHOP開催日程
店舗:HMV&BOOKS SHIBUYA / SHINSAIBASHI / HAKATA
日程:2018/6/5(火)〜6/25(月)

あるいは裏切りという名の牛

  • 2018.06.07 Thursday
  • 23:50
昨日、山手線で「木曜は『モンクリ』観るのー」って声が聞こえて、ちょっと振り向いたら可愛いJKだった…。(SNS以外の)現実世界で視聴者にお目にかかったの初めてです(笑)。
ちょっと感動したところで、本日『モンテ・クリスト伯』第八話。いよいよ復讐もクライマックスです。

ああ、やっぱり幸男は生きてたー!さすがジャ〇ーズ!
原作のエデより遥かに壮絶な過去を背負ってるのに、助けちゃうんだ、愛梨…。
ていうか、てっきり愛梨に投げつけてもおかしくないグラスで自分の手を、ボトルで自分の家の窓ガラスを痛めつけるだけの真海さん、マジ紳士。

…じゃなくて、ちょ、おま、待てよ!

親友の暖ちゃんをハメて横取りするほど、すみれちゃんが好きだってのにこの態度!
暖ちゃんにしでかしたこと、全然反省してねー上に、最愛の妻に何て仕打ち。

…とはいえ、その妻が昔の男の為に自分を殺すって知っちゃったらねぇ…。
すみれ:駄目だって!そんなことしちゃ。私がやる!

真海:そんなに幸男が大切か。
すみれ:暖にそんなことさせたくないから。
真海:だったらお前がやれ。
これが元恋人同士の会話かと。
いつも穏やかな丁寧口調で話していた真海とは思えないこの殺伐とした冷酷極まりない言い方。
暖もすみれのことを「お前」って呼んでたけど、たとえ同じ呼称であってもホント別人!全然違う!


あーこの対比を実感できて、一話から録画してて良かったー(どうだ、羨ましいだろ!)
ほら、対比と言えば
【八話】


【一話】

あら、ホントだ。
これ、信一朗とよく会うとこと同じ防波堤なの。
でもって、糸の先はすみれへの指輪があるの!
そりゃ、昔を思い出して同じことしちゃうよね(泣)。

それはともかく、幸男はこの時点で目が覚めて、全部この会話、聞いてたね。

↑泣いてるし。
で、ようやく真海=暖、と気付いたね。
よっしゃ!来週、真海に殺られてしまえー!(笑)
で、どうでもいいけど、「南条」一家が「湘南」に住んでるのはシャレか何かか?

多分、銀行口座は「城南信用金庫」とみた(←ねーよ)。

一方、神楽は有り金全部、妻(と彼女の息子)に持ってかれた上に、妻に勝手に連帯保証人にされたせいで、F&Dファイナンスからの取り立てに遭う。
その前に、入間との悪い会話。
神楽:15年前のあのククメットの手紙。あれ、あなたのお父さん、入間貞吉さんに宛てたものですよね」
ファーッ!カグ兄、すげぇ!暖が読めなかった英語、読めたんだ!
知ってて、入間を強請ってるとは、原作のダングラールより断然、アタマ、切れてるう!
で、二人とも真海=暖って気付いているのに、罪悪感のかけらもない…。
いやそれより驚いたのはこの方も

↑牛山くん、ナイス頭突き!君は闘牛の牛か!

この方も


み〜んな真海さんの息のかかった人だったってことよ。
F&Dファイナンスは社名からして真海さんの関連会社だと気が付いてたけど(ファリア+暖ね。主演俳優のイニシャルではない)、牛山君もかーい!
確かに原作のリュシアン・ドブレーもダングラール夫人と浮気してたり、一緒になって儲けてたりしてたけど、ダンテスとつるんでたなんてどこにもないぞ!
しかも、入間家御用達病院の主治医も真海さんに買収されてるっぽいじゃないですかー!
もう誰も愛さない信じない(笑)

神楽が拉致されて、監禁されるってのは、まんま、ローマでダングラールがヴァンパに誘拐されるヤツだ。てことは、来週、神楽が総白髪化?
その前に未蘭が危ない!信一朗も騙されてる?

…ってそんなわけないない。
そこは、きっちり原作通りですよ〜…って、Twitter上で完全に制作側の思う壺に入ってる方多数で驚いた。
そうか。原作未読だと、真海は信一朗にまで牙をむくと思っちゃうんだ…。いいなぁ、その新鮮な感じ。
でも貞吉さんとの会話で未蘭の危機がいつ来るか分かったじゃん
真海:今日は新興国のマーケット、特に隠れたリスクについて、ご意見を伺いたいと思っています。
「新興国のマーケット」=未蘭
「隠れたリスク」=殺人の予兆
ってことですね。
復讐相手の娘なんかそのまま死んだ方が入間への復讐になるのに、信一朗の「彼女さん」だからって別荘のテラスで悩んでたじゃん。
でもって、未蘭は殺人鬼のいる入間家にあのままいる方が危ないじゃん(←原作準拠)。
主治医とアイコンタクトしてたじゃん(←原作の医者は無能)。
安心してください。未蘭ちゃん、無事ですお。
それにしても貞吉のおかげで暖は異国の監獄に売られたというのに、そこに何一つ触れないで、孫を助ける真海さん、まじ天使!(←原作もそうだったけど)

未蘭第一の入間に突き飛ばされた後妻の瑛理奈がちょっとかわいそう…になんか思わないんだからねっ!
でも動機はそれだよね〜。「先妻よりも、継娘よりも、わたしが一番に愛されたい♪」っていうの。息子は無条件にママが一番だからね。そりゃ、遺産を残してあげたくもな…いやいや。殺人はいけませんて。


八話は、初っ端で「真海-愛梨」のタッグにひびが入ったかと思いきや、最後で修復という回でもありました。
意外にもドラマのヒキが「えーっ!」で終わらなかったのって初めてじゃないか?
そして、真海が愛梨を初めて正面から見据えたような気がする(今までは「上から」だったり、全然見てなかったり)。
うーん…これはもしかして、メルセデスとハッピーエンドという恐ろしい展開は免れても、原作準拠のエデ・エンドになる可能性が出て来たのか?
いや、ドラマのメルセデス、もとい、すみれちゃんは一人でも生きて行けそうだし(ていうか手に職あるし、娘もいるし)、元鞘に戻る必要は全然ないんだけど、ギョーカイ的にドラマのヒロイン枠に入ってない役者をヒロインと同格にするかなぁと、格付け的に考えちゃうんだよね。
愛梨役の桜井さん、好きですけど。
復讐に燃えてたエロティックな愛梨も良かったけど、それはそういう風に愛情を示す術しか知らない世界で生きて来たってことで、八話の激おこ真海さんに身をすくめてたり、散々お金で売り買いされて来た女が「足りないのか」って言葉に反発して、小切手を視界から消すために思わず食べちゃうとか、なんかこう子どもみたいな本能で真海さんにすがりついてるとこが愛おしいじゃないですか。
真海さん、背中にも目があるのかと思ったら、おたまが全部見ていたんですね↓

鏡の演出、好きだよね、西谷監督。


続きを読む >>

Set A Fire

  • 2018.06.01 Friday
  • 15:20
やっと来た!
フジテレビ系ドラマ「モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-」オリジナルサウンドトラック


ドラマのサントラなんて、朝ドラや大河以外で買うの初めてかも…。
劇伴としても勿論優れているんだけど、例えば街中やカフェでかかっていたとしても記憶に残る名曲揃い。ドラマがドラマだけに不穏な曲調が多いけど(笑)。
歌唱入りの曲が三曲あって、曲もどれも単独で売れるくらいいいんだけど、歌詞がドラマとちゃんとリンクしててすごく良い。
主題歌が暖の叫びを表現しているのなら、ドラマの挿入歌になってる「1.SET A FIRE」は、すみれから暖へのメッセージみたいな感じで泣ける。
インストロメンタルだけの「12.Set A Fire」はヴァイオリンが哀切極まりなくて、グッときます。
「鰹解体ショー」の時のノリのいい曲(「3.Give it back」)は暖(というか真海)の決意表明みたいな感じ。
「信一朗のテーマ」な曲はまんま「10.純愛」。あんまり美しいメロディ過ぎて泣ける。
異国の民謡を思わせる不思議な歌は「18.制裁」。これが初回放送の牢獄のシーンで流れたとき、めちゃくちゃ異国感があって、言いようのない恐怖を感じたことを覚えてます。
ドラマ終盤のヒキでよく流れる「16.悪女」もピアノの旋律がいい意味でホラー。


あ、勿論「Echo」も予約しましたが何か?(6月20日発売)

初回盤Aと初回盤Bを…(^^ゞ

君たちに明日はない

  • 2018.05.31 Thursday
  • 23:25
昨日が発売だったのに、まだサントラが到着しません(←結局買った)。

アーマーゾーン!

そんなわけで明日までサントラはお預けですが、明日から無職なのでいつでもバッチこーい!の『モンテ・クリスト伯』第七話です。
今日は寺角ルッス先輩に続く第二の復讐相手、フェル南条幸男への制裁回!

幸男〜、胸に手を当ててよーく考えような。
いくら真海=暖と気付いていないとはいえ、過去にしでかしたことを思えば「もしかして(あの事件やこの事件とも)繋がってるのか?」って思い当たるだろうに。
ショーン・リー一家殺害の関与は認め、すみれにも打ち明けるのに、暖に取った行動についての言及が最期までないというところに言い知れぬ闇を感じます。
うん、彼が根っからの悪党じゃないってことは分かる。
原作のフェルナンはメルセデスへの想いを打ち明けた後「お断りします」って言われたのに、まだぐずぐず想い続けてる未練たらたらな男で、しかも自分に利益のある側に(一時的に)味方する調日和見主義、且つ平気で世話になった人を裏切るというクズofクズなので、彼に同情を寄せる読者は多分皆無。
だからこそ、何故モンテ・クリスト伯爵が執拗にフェルナンの過去を掘り起こすのか問いただし、真実を知ったメルセデスと息子は、傷心のフェルナンを出迎えることなく、すたこら邸を後にするのだ(←ここ、ホント好き)。

でもドラマ観てると、すみれと娘を心から愛していて、良き夫でありよき父であるけども、ちょっと考えなしの行動の結果が引き起こす大惨事を目の当たりにして、どうしたらいいか分からずおろおろする弱さを持つ男、って言うのを前面に出してきてるなぁって。
例えば、これは一話で暖が逮捕された時↓


で、これは香港での事件↓

「何やってんだよ」じゃないよ。タレ込んだり、連れ込んだりしたの、オマエだろーが!

惨殺された俳優夫妻も酷いけど、生き残った娘の辿ったその後ときたら…。
でも、暖がいなくなって、ボロボロのすみれを立ち直らせて幸せにしたんだから、幸男、いいヤツじゃん。
…って、なんかこうジャ〇ーズのイケメンが演じてるせいもあって、うっかり思っちゃうんだけど、そもそも暖を陥れなかったらすみれは幸せだったんだし、ていうかエデルヴァに至っては、アンタ、彼女の行く末が心配で探すとか気に掛けたことあった?と小一時間(ry
そういえば、幸男ってば最期まで真海=暖って気付かなかったし、暖に対してのやらかしをすみれに告白してないし、そもそも真海も「俺は柴門暖だ」って名乗ってないよね。
ってことは、次週、幸男の復活あり?

ていうか七話最大の驚きはこれな↓

えっ?最初から?
すみれちゃん…それもう少しはっきり態度で示してくれないと…。
貴女が気付かないそぶりするから、真海さんてばリバースしちゃったんだおー。

すみれの告白で15年間の隙間が少しずつ埋まってくんだけど、原作同様、この時点では自分の夫がかつての婚約者を陥れたことは知らない訳で、すみれにとっての真実を話せば話すほど、暖が傷ついていく過程がえぐい。
暖不在の間、浜浦町に暖が死んだと知らされたのはほぼ1年後のことらしい。

↑死亡日:2004年3月7日
逮捕されたのは確か、2003年の4月。ラデル共和国での拷問が終わった後、暖は独房に入れられたんだけど、政治的利用価値がなくなったわけだから、生きてようが死んでようが恐らくどうでもいいってことで、死亡通知を出したのかも(←憶測)。

すみれ:ごめんね、暖。
ホントにごめんなさい。
悪いのは暖を見捨てた私だよ。
暖のことを忘れて、今、幸男と明日花のことを一番に思ってる私なんだよ。
幸男は悪くない…。
恨むなら私を恨んで!
この辺の自分を責めてるとこは原作七巻の最後の方でもあったけど、これはもう仕方ないというか、15年も待ってられるのはオデュッセウスの妻、ペネロペイアくらいだろ。
だから真海が怒りを感じてるのはそれじゃなくて、「幸男は悪くない」というセリフに対してかと。


もうこのすみれの独白のシーンは、フォーカスが完全にすみれなのに、観ている側はぼやけてる真海に感情移入しているっていうのがね。
真海:あなたは何も分かってない…。
悪いのは、幸男なんだよ!
もうここで完全に声と表情が暖になってるよ〜。

初めて「暖」としてすみれに向き合うことになる、と。
でもこの後すぐ「真海」の仮面をかぶっちゃうんだけどね。
真海:昔…
一人の漁師が…
ある女性と…
永遠の愛を誓いました。
しかし、彼は親友の裏切りに遭い
異国の牢獄で閉じ込められました。
激しい拷問に遭い…
孤独と空腹で…
自我を失い…
ネズミに囲まれて死にました。
最初は想い出したくない過去を苦痛を堪えて話してるんだけど、最後の方はまるで別人の物語を朗読しているかのように無感情。
で、すみれに幸男の犯した罪を伝える頃にはもうすっかり真海になってるの。
この感情の波がストレートに、ダイレクトに伝わってきて、ああもう木曜夜は疲れるんじゃ〜。

そういえば、香港マフィア「ヴァンパ」の頭領でショーン・リー一家を殺した張本人、ダニー・ウォンが真海に懐柔された部下の裏切りに遭い、魚の餌にされたのは、原作の山賊の頭領「ヴァンパ」がモンテ・クリスト伯の意を受けて動いていたのを踏襲してて、うまい翻案だなと感心しました(←上から)。

そして殺伐としたドラマ内で今まで留美だけにfeatureされてきた聖母子像が、彼女以外のシーンでもちらほらと…。

真海さんが見てた画集の左:ラファエロ「大公の聖母」
右:ルーベンス「キリストの割礼」
カメラは左側から映しこみ、ルーベンスの絵に寄っていき、そこでストップ。
天使のお告げにより包皮を切除されるイエス。本作の主題≪キリストの割礼≫は天使のお告げによりイエス降誕の八日目に包皮の一部を切除し、神の子に『イエス』と名付ける宗教的儀式。
包皮の切除に顔をそむける聖母マリア。(参照)
我が子の苦痛に自らも痛みを感じる母、ということでしょうか。
第六話の「母の愛は偉大」に繋がるような…。殊に暖母の最期がね、すみれを守るための孤独死っていうところ、グッとくるわけですよ。

さらに、真実を知ったすみれが娘を連れて行き着いた先は

原作の宗教倫理を出せない分、いろいろ工夫してますな。


知らずに逝った、あるいは(次週のあらすじ見るだに)逝こうとしてる幸男はともかく、神楽も入間も真海の正体に気付いたようです。
いやでも、寺門先輩殺害容疑で逮捕するには証拠がなさすぎるだろうし、そもそも

↑通報者、真海さんですよね?(笑)

大体、先輩殺害の実行犯て、入間と神楽嫁の実の息子だからね。あんまりほじくると、返り討ちに遭うよっていうのが、原作読みにはたまらないワクワク感。
真海さんには「どーんなに困難でくじけそうでも」(笑)、復讐はあきらめず、最後まで貫徹してほしい。だって

↑これ、大事だから。
偽りの誠実さの上に築いた幸せや成功や名誉なんてぶっ壊しちゃえ。

しかし、せっかく奇跡の巡り会わせで手に入れた自由と知性と財産をフル活用してやってることが、残りの人生すべてをかけた復讐っていう不毛さが『モンテ・クリスト伯』なんだよなぁ。
「もう二度と元に戻すことはできない」(真海)のか「どこからでもやり直せる」(信一朗)のか、「待て、しかして希望せよ」?



続きを読む >>

PR

calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>

使用済み切手運動

日本赤十字社・献血

Save the Children

Donate a Photo

Twitter Log

selected entries

categories

archives

recent comment

recent trackback

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

NHK大河ドラマ《平清盛》サウンドトラック
NHK大河ドラマ《平清盛》サウンドトラック (JUGEMレビュー »)
吉松隆,舘野泉,藤岡幸夫,井上道義,NHK交響楽団,東京フィルハーモニー交響楽団

recommend

recommend

recommend

Rouge(ルージュ)
Rouge(ルージュ) (JUGEMレビュー »)
いのくち ゆきみ
元ハケン仲間、いのくち ゆきみさんの1st CDです。主に横浜でJazzシンガーとしてご活躍中。

recommend

recommend

The Silver Chair CD (Narnia)
The Silver Chair CD (Narnia) (JUGEMレビュー »)
C. S. Lewis
Read by Jeremy Northam

recommend

 (JUGEMレビュー »)

Sung by Jeremy Northam

recommend

Pride and Prejudice: The Original Soundtrack from the A&E Special Presentation (2000 TV Film)
Pride and Prejudice: The Original Soundtrack from the A&E Special Presentation (2000 TV Film) (JUGEMレビュー »)
Martin Gatt,Meyrick Alexander,Rachel Gough,Andrew Shulman,Keith Harvey,Mats Lidstrom,Susan Sutherley,Michael Harris,Nicholas Bucknall,Richard Addison,Carl Davis

recommend

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM