エロスとアート

  • 2018.05.19 Saturday
  • 20:27
Kuroi様とのデートの目的はこちら↓
ヌード展」(横浜美術館)



ヨコビは、地方美術館にしては時々びっくりするくらいいい仕事をするんだよなぁ。
今回のこの企画展は、テート美術館の企画で、オーストラリアでも開催されたもの。
昔、東京藝大の美術館で『ヴィクトリアン・ヌード展」を観に行ったこともあるんだけど、あれよりもっと「ヌード」の本質と変遷に迫るものすごく意義のある展覧会だったように思う。

鑑賞前に、本日は大原美術館館長の高階秀爾先生による「豊麗多彩なヌード芸術」と言うお題の講演会にも参加してきた(無料ですが、事前申し込みです)。

ヌードポーズで脚が浮いてる方を「遊脚」、地についてる方を「支脚」と言うんだそうです。なるほど、気付けば脚の配置ばっかり見てしまう(笑)。
神話や宗教に題材を求めていた「ヌード」が次第にそこ縛りから離れ、画家の自由な発想の下に展開していく歴史を90分でコンパクトにまとめていただきました。

館内はガラガラでもなく、かといって某美術館の某展覧会のように殺人的な混雑ぶりというものでもなく、芸術鑑賞にふさわしい盛況具合。
土曜の午後なのでもう少し人数あってもいいかな〜とは思うけど、やはり都内ではないことと、テーマが特殊だということで、二の足を踏むんだろうか。
1.物語とヌード
2.親密な眼差し
3.モダン・ヌード
4.エロティック・ヌード
5.レアリスムとシュルレアリスム
6.肉体を捉える筆触
7.身体の政治性
8.儚き身体
ジョン・エヴァレット・ミレイ(『オフィーリア』の画家)とか、フレデリック・レイトンとかローレンス・アルマ=タデマとか数年前の「ラファエル前派展」で観たような絵が来てるのはうれしい。
だが、目玉はやっぱり、これでしょう↓
「接吻」(ロダン)









撮影OKなので、余すところなく撮ってみた。

この大理石の質感、是非触ってみたいなぁ。
できればもう少し上から覗き込んでみたいですね。表情が見えそうで見えないんだよ…。

現代絵画では、これも何年か前に観に行ったフランシス・ベーコンがスケッチ含め、結構目立ってて見惚れました。
あと、ヨコビは常設で今回の企画に関する絵を所有してて、『日曜美術館』でも放送してたけど、下村観山がミレイの「ナイト・エラント」を模写してる絵を、本物を見た後で観ることができるのがもう一つの目玉かと。

「ヌード展」とは関係ないけど、昔、ヨコビでやった松井冬子の個展で度胆を抜かれた「世界中の子と友達になれる」って寄託されたんですね。久々に再会できてうれしかったわ。

Snowy Art Museum-2-

  • 2018.01.23 Tuesday
  • 22:45
都美で行列のない展覧会ていつ以来かしら…(*^_^*)
ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜


こちらは早割(¥1,000)でチケットを購入した、最初から行く気満々の展覧会(「北斎」は割とどうでもよかったw)。
その前に、たまたま呼び込みに居合わせたのでこちらに参加してみた↓
記念講演会
2018年1月23日(火) 14:00〜15:30
テーマ:「ブリューゲル一族──フランドル神話の立役者──」
講師:セルジオ・ガッディ氏(本展覧会監修者・美術評論家)
会場:東京都美術館 講堂(交流棟 ロビー階/定員225名)
↑こんなのも、今日が初日だっていうのに余裕で入れるくらい、入場者が少ないのだった。
いやでも、見る前にこれ聴いといて良かったよね。
自分の興味がある絵にしか注目しないところ、「あ、これさっき話してた絵だ」ということで、理解度が深まる。
ロックテイストな音楽に乗せて、展覧会のブリューゲル一族の果たした意味を解説していくスタイルで、一族がそれまでの美術界の常識をひっくり返した(宗教画から世俗の人々や風景主体への変化)とか、曾孫の代で途絶えるのは顧客の好みが変わって行ったからだとか、思っていた以上にいろんな意味でロックだと分かりました。

1.宗教と道徳
2.自然へのまなざし
3.冬の風景と城砦
4。旅の風景と物語
5.神話と寓話
6.静物画の隆盛
7.農民たちの踊り

どの絵が「ピーテル・ブリューゲル1世」なのか、その息子たちなのか、はたまた孫世代なのかが分かるようになってるのが素晴らしい。
なんか観たことある…のは、去年の「バベルの塔展」あるいは「ベルギー奇想の系譜展」でも観たヒエロニムス・ボス風味の絵です(←どんだけ行ってるんだ)。
全体的に薄暗いので、息子(次男の方)が描いた『ノアの箱舟への乗船』の箱舟(方舟?)を探して目が疲れました。今日も双眼鏡を持っていくべきだった。


2階にある【6】【7】は2月18日まで撮影可なんですって。
《机上の花瓶に入ったチューリップと薔薇》ヤン・ブリューゲル1世(ピーテル1世の次男)


《蝶、カブトムシ、コウモリの習作》ヤン・ファン・ケッセル1世(ピーテル1世のひ孫)


《精霊降誕祭の花嫁》ピーテル・ブリューゲル2世(ピーテル1世の長男)


《野外での婚礼の踊り》 ピーテル・ブリューゲル2世


FYI
[東京] 
〜4月1日(日)
[愛知展] 
2018年4月24日(火)〜 7月16日(月・祝)
豊田市美術館
[北海道展]
2018年7月28日(土)〜 9月24日(月・祝)
札幌芸術の森美術館

※上記の会期終了後、広島県、福島県に巡回予定です。

Snowy Art Museum-1-

  • 2018.01.23 Tuesday
  • 19:45
雪が積もっても行かねばならぬ。いざ上野!



国立西洋美術館で開催中の「北斎とジャポニズム」(28日で終了)のタダ券をもらったので、Kuroi様と上野DEアートデートーっ!
…と昨年末から決めていたので、今日雪が降ってるのならともかく、ピーカンだしね。
でもおかげで、連日の混雑ぶりにもかかわらず、今日ガラガラよー!超ラッキー♪


展示絵画と自分の間に他人の頭がない美術展、久しぶりだわ(笑)。
1章:北斎の浸透
2章:北斎と人物
3章:北斎と動物
4章:北斎と植物
5章:北斎と風景
6章:波と富士

北斎の絵にインスピレーションを得たり、オマージュ的に描いてみたりした西洋絵画を展示し、横に北斎も並べてみました、比べてねっていう展覧会。
元の北斎の絵がすぐに見て取れる構図から何から何までそっくり!というのも確かにありますが、たまに「は?それのどこが北斎?てか、どこを真似た?」みたいな絵もなきにしもあらずだったのは、わたしがトーシロだからでしょうか(笑)
メアリー・カサットの絵が三点来てたんですが、一昨年だっけ?横浜美術館の『メアリー・カサット展』で、そういえば北斎との比較やってたなぁと思い出しました。こちらはパッと見、明らかに北斎的構図と分かります。
北斎は浮世絵を観るより、人間の動きをコミカライズした「北斎漫画」が面白い。特に今、初場所真っ最中なので力士の姿がお気に入り(笑)。

西洋画で気に入ったのは「テムズ川にて、一羽の鷺」(1871-72年頃)↓

テムズ川だからじゃなく、漂う空気感がイギリスっぽいと思ったら、フランス人画家のジェームズ・ティソだった件w(でもロンドンに亡命してロイヤルアカデミーに出品してたって言うから、空気感がイギリスなのはナットク。)
で、こういう気に入った絵はポストカード化されてないという、美術展あるある…。

国立西洋美術館には久しぶりに来たんですが、ここはチケット持ってなくてもグッズが買えるのがいいですね。「北斎漫画」全巻欲しいなぁ…。お値段的に絶対無理なので、マステ状になってる付箋を買っちゃいました。

いつ使うのよ…。

絵の中の恐怖

  • 2017.10.31 Tuesday
  • 15:55
上野の森美術館で12月17日まで開催中の「怖い絵展」に行って来ました。今週末までの期間限定入場券を金券ショップで買っちゃったので。

長年、上野公園内の美術館や博物館に足を運んでますが、実はここ、初めて。というより、今回の美術展開催で初めて存在を知った(笑)。

今日は平日だし、他のミュージアムも開館してるし、いくら話題になってるって言ってもそこまで混雑してないっしょ〜♪


(:D)| ̄|_

なになに?みんな、そんなに「怖い絵」が観たいの?
今日がハロウィンだから記念鑑賞なの?
ドMなのーっ?!

結局75分くらい並んだかなぁ。ま、それでも「若冲展」に比べればなんてことないわ。

展示内容はこんな感じ↓
第1章:神話と聖書
第2章:悪魔、地獄、怪物
第3章:異界と幻視
第4章:現実
第5章:崇高の風景
第6章:歴史
皆が観たい、日本初公開「レディ・ジェーン・グレイの処刑」は最後のお楽しみ。

わたし、ロンドンのナショナル・ギャラリーでも観てるし、確かに観たって記憶もあるけど、印象がだいぶ違いますね。ロンドンだと周りの絵画もそれなりのサイズなので周りに馴染んでる風なんだけど、この展覧会の展示絵画の中では群を抜いてデカいから、迫力が増すっていうか。
あ、これね、ウソなんです。事実は、ロンドン塔の中庭で黒い服で処刑されたんだって(参照)。

展覧会全体のキャッチコピーにもなってる「どうして。」って、ホントに「怖い絵」を印象付ける良い仕事ぶりですが、監修の中野京子氏の著書によると「この期に及んで『どうして』なんて言ってるから処刑されるんだよ、お嬢ちゃん!」っていう背景が透けて見えるのもまた恐怖。
つまり、この子がもう少し周囲の状況を見極める知性と判断力、そして何が何でも生きてやるという胆力を持っていれば、自分のせいでもない政争に巻き込まれることもなかったというわけで。
そこが、父親にプリンセスの称号を剥奪されたメアリー一世や、実母が処刑されたエリザベス一世という王女たちと、ぬくぬくと育った一貴族の姫君の違い。
展示の絵画は、実は言うほど怖くないんです。パッと見、綺麗な絵だな〜、ファンタジーだな〜って絵も案外多い。そういう見た目のまんま鑑賞するだけじゃなくて、背景を知っとくと実は怖いんですよ〜という展覧会なので、絵の脇の解説が非常に大事。
しかし、それをじっくり読んでいると「立ち止まらないで一歩ずつ進んでくださーい」と急かされるっていうね…。絵画は、立ち止まってじっくり鑑賞するものじゃないんですか?

キャッチコピー、「ジェーン・グレイ」以外にも付けられていて、中でもウケたのが
「飽食のセイレーン」:ごちそうさま。
「サウルとエンドルの魔女」:お前ももう死んでいる。
「彼女」:いただきます。
短文の持つ威力ときたら!思わず笑っちゃった、怖い絵なのに。



グッズは、欲しい絵で欲しいものがないというチョイ残念。
ビアズリーの「サロメ」のトートバッグ、もう少し厚めのしっかりした生地なら飛びついたんだけどな〜。ペラ過ぎて断念しました。

JUMP!

  • 2017.08.19 Saturday
  • 21:40


…じゃなくってぇ。
春から東京住みになったCHOBIちゃんと一緒に、森アーツギャラリーで開催中の「週刊少年ジャンプ展」に行って来ました。










創刊50年ですって!←かろうじて生まれる前
わたしたち、世代は若干ズレてるんだけど、共に弟の影響でうら若き乙女の頃より「少年ジャンプ」に親しんでたっちゅう共通項がありまして。
ちなみに10月15日までの会期で開催中のは「VOL1 創刊〜1980年代」ということで、まさにドハマリしてたドンピシャな時代。
VOL2は、来年3月開催なんですが、おそらくそっちは私の興味と関心と熱中の範疇ではないと思われ。

それにしても、夏休み期間中の!土曜日の!真昼間だというのに、来場者少なっ!!
なんとなくイメージとしては、同じく集英社の「少女漫画展」の大盛況&大混雑ぶりを思い描いていただけに、自分のペースでゆったり回れる空き具合にちょい拍子抜け…。
それと、「少年」誌なのに男子少ないぞー!
たぶん、ターゲットの男子は来年の方がハマるんだろうなぁ、『ジョジョ』とか『銀魂』とか『黒子のバスケ』とか。
目を輝かせて見入ってる外国人が少なからずいて、和んだわ〜。

その時代を彩った代表作にプラスして、『DRスランプ』『CITY HUNTER』『キャッツ♥アイ』『キャプテン翼』『聖闘士星矢』『キン肉マン』『こちら葛飾区亀有公園前派出所』『北斗の拳』『DRAGON BALL』などの特別展示が目玉で、その時代のグッズ(ファミコンのカセットとかレーザーディスクとか)がたいそう懐かしゅうございました(←ほぼリアルタイム世代)。






どこまで行っても、神谷明で再生される罠w

でも一番盛り上がったのは、アニメのOPを流してるコーナーね(笑)。
中でも自分でびっくりしたのが、歌声だけでだれが歌ってるのかわかっちゃったこのアニメ↓

イントロ、めっちゃシンディ・ローパーじゃん、と思いつつも、ヤマハのポプコン出身シンガー石川優子〜♪
アニメは全く知らんけど。

グッズは意外と高価格帯且つ何が入ってるか分からないけど選んだら責任持って買え的なのが多くて、買うのに躊躇する物が多かったですね。
お会計の時に、「お客さまもご一緒にお品物をご確認ください」って言われたから、はいよーって手元見てたら、レジの女の子が、「こちら、『ほくとのこぶし』が一点」

ひでぶっ!わたしの腹筋がもう死んでいるww

ちなみに最後にもらった「週刊少年ジャンプ表紙ステッカー」、両さんだったので弟にあげちゃったよ。
CHOBIちゃん、何だった?

渋谷の休日

  • 2017.08.14 Monday
  • 20:45
三連休が終わりましたが、前述の通り今日も明日も強制出勤停止状態です。
悔しいので、私的に渋谷へ行って参ります(笑)。いや、だってせっかく定期を(自腹で)購入したのに使わない手はないじゃん?
向かう先は、お馴染みBunkamuraのザ・ミュージアム。行く気満々で早割チケットを既に購入している「ベルギー奇想の系譜」展。




ホントはさ、こんなお盆休みど真ん中じゃなくて、9月の平日に行きたかったんだけど、せっかく定期が使えるんだし、行くなら今でしょ!

案の定、めっちゃ混んでたわ…orz
第 1 章
15-17世紀のフランドル美術
|ボスの世界|ブリューゲルの世界|ルーベンスの世界|

第 2 章
19世紀末から20世紀初頭のベルギー象徴派・表現主義
|ロップスの世界|ベルギー象徴派|アンソールの世界|

第 3 章
20世紀のシュルレアリスムから現代まで
|マグリットとデルヴォー|ヤン・ファーブルと現代美術|
ポスターにボス工房の《トゥヌグダルスの幻視》を使ってることから、目玉は第1章だと思うんだけど、都美でやってた「バベルの塔」展とこの辺、重なるんだよね〜。結構、観た記憶のある版画が多くて、「これは…記憶力を試されているのか?」と思いました(笑)。
そんなわけでワタクシ的には、「怖い絵」風「ザ・ファンタジー」なフェリシアン・ロッブス、フェルナン・クノップスなんかが、面白かったですね。
それと<第3章>にあったブロンズ像やめっちゃ現代アートなオブジェみたいなのが楽しかった。
トータルで観ると「ベルギーってばアタマおかしい」(←褒めている)って感想になりました(笑)。
おかしいのばっかりで、あのマグリットの絵がフツーに見えるからね〜

グッズは、今回は買い控えました。
ていうか、都美で散財しすぎた(笑)。

世界のCanon in 品川

  • 2017.06.15 Thursday
  • 21:20
品川へは昔からシケカンで来ることもあって、なじみの深い場所です。
なので、Canonのギャラリーがあることも知ってました。

知ってたけど!
開館時間:10時〜17時30分
(日・祝日と弊社休業日は休ませていただきます)
一体いつ行けるっていうんだYO!

今!今でしょ!

今週いっぱい行ってるハケン先は、このギャラリーのあるビルと同じ敷地にある別のビル!
で、行ってみたらばこれよ〜↓


ええっ!もしかして…ジェームス小野田?

山岸 伸 写真展:KAO'S2
今から25年ほど前、米米CLUBの石井竜也さんがジェームス小野田さんの顔に作品をペイントし、それを山岸氏が大判フィルムカメラで撮影。その写真をスキャン後、日本に2台しかなかったスーパーコンピューターを使って石井さんがタッチペンで加工した作品で生まれた写真集が「KAO’S」です。
このような写真をベースにしたアート作品が四半世紀前に存在していたことが話題となり、今回、未発表作品を含めた作品を最新のインクジェットプリンターで高精細にプリントした展示を行います。
ふふふ。そうねーその頃(ていうかもう少し前)、てっぺいちゃんに萌えてたわ〜(笑)。




てっぺいちゃん好きだったけど、実はジェームス小野田がメインボーカルだったナンバーが好きでした。「山本リンダシリーズ」とかね(笑)。
こちらの写真展は29日まで開催中です。


階下でやってる「石川 賢治 写真展:月光浴 青い星 BLUE PLANET」もおススメです。



波の音が聴こえる中、青い風景写真が壁を埋めつくした中を一人さまよう昼休み…。

お腹、すいた…←はよ、飯食えや

続きを読む >>

砂の嵐に かくされた

  • 2017.06.07 Wednesday
  • 13:29

「バベルの塔」と聞けば即座に『バビル二世』を思い出す年代のitoyanです、ごきげんよう。
都美に「バベルの塔展」(〜7/2)を観に行ってきました。

正式展覧会名は
「ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 
16世紀ネーデルラントの至宝 ― ボスを超えて ― 」
(長っ)
『ぶらぶら美術館』も『日曜美術館』もしっかり見て予習済みです。

ちなみに今回、ブックカバー付きの前売り券をオンラインでゲット済み。
一般当日券と同額で非売品のこれ↓が漏れなくついてくるお得なチケットでした。


そういうわけで、久しぶりの上野公園。
遠足なんだか社会見学なんだか分かんないけど、制服来た集団がゴロゴロいて一瞬嫌な予感がしたが、都美は至って静かでした。
もうさ、わたし、若冲展のトラウマで、都美の外観に行列が出来てたらどうしようとか不安だったんだけど、あれはホントに異常事態なのだから、基準に考えちゃいかんのだわ。

ヒエロニムス・ボスとブリューゲルがメインの展覧会ですが、真打はそうそう端役に出ては来ない。
入ってすぐのLB階では、まずはじっくり、彫刻や宗教画で暗い室内に目を慣らす(作品保護のために照明がめっちゃ暗い)。
バティニールの「ソドムと御貰の滅亡がある風景」辺りが転換期で、ここら辺から風景画が主役となる(というのは、何年か前のBunkamuraで勉強しました)。

1階に上がってようやくボス登場。
観れば観るほど意味深な「放浪者(行商人)」や「聖クリストフォロス」は、じっくり観たいのにサイズが小さくて目が疲れます。
そんな時のために今日は双眼鏡持ってきたどー!
前に固まってる人たちよりも上背のあるワタクシは、少し離れたところから双眼鏡でガン見しておりました。
ボスその人の絵は上記二点ですが、彼を模倣した画家による「聖アントニウスの誘惑」や「樹木人間」を通して、ボスの不気味かわいい世界をうかがうことができます。
ちなみにこちらはグッズ売り場で買ったボスの「快楽の園」↓

ちゃんと三連祭壇画仕様になってる〜

そしてようやくブリューゲルのコーナーへ。
こちらも小さい絵の中にこれでもかっと詰め込まれてるので、目を凝らしつつ、あちこち目線を動かして、ヘンな妖怪を探すので、非常に疲れます。
おまけにほとんどが版画だから、彩色されてない分、見極めるのが困難でさぁ。
年取ると、演劇よりも音楽よりも何より美術鑑賞がツラいわね…orz
でも「鳥獣戯画」の西洋版みたいな感じで、観てて飽きないわ。

最上階がいよいよ「バベルの塔」のあるフロア。
本物は、笑っちゃうくらい小さいんだけど、迫力が感じられます。ただし、薄暗い上に細部は明瞭でないので、ここでも双眼鏡、大活躍。
一度、映像コーナーで拡大された個所を見てから、再度絵に戻る…みたいな感じで、じっくり眺めておりました。

そして物欲が高まるグッズコーナー。
今日は財布のひもが緩いので、ほしかったものを躊躇なく購入。
・エッグスタンド


・スノードーム



上野駅のエキナカでは「バベル盛」キャンペーン中(?)


FYI:大阪会場
国立国際美術館会期:7月18日〜10月15日

六本木の桜-1-

  • 2017.04.10 Monday
  • 20:25
春休みも終わったことだし、そろそろ平日仕様でゆっくりできるべ、と思って「草間彌生 わが永遠の魂」展に行こうかと思ったらー:
1.朝から小田急で人身事故→大幅な遅延と大混雑!
2.ド平日の月曜だっていうのに、当日券売り場とグッズの会計が長蛇の列!
前売り(¥1,300)を買っておいて本当に良かった♪

草間彌生をそんなに好きなわけでは決してないのですが、時々こういうobsessedな感じのアートに対峙したくなる時があって、鑑賞中に息苦しくなることもあるんだけども、そういう圧迫感を敢えて欲っしているような気もするのです。
ロンドンに行った時、ちょうどテートモダンで個展をやっていたのですが、当時はさほど興味がなくスルーしてしまったのが大変惜しまれます。ま、「その時」ではなかった、ということだ。



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入場してすぐの展示室は、日本の美術館にしては珍しく、撮影可能!



つーか、ここにある作品、ほとんどが2015-16年製作ってすごくね?

この隙間なくびっちり埋め尽くされた壁を観て、「余白」って大事だなーと思いました(笑)。
通常の展示室だと、絵画と絵画との間に空間があるから、そのおかげで脳が一旦「休め」の体勢になって、次の絵に向かうことができるんだと思うの。
この抽象画の洪水でしばらく何にも考えられなくなって、大変な疲労感を得ました(笑)。







次からの展示室では、若い頃のシュールレアリズムに近いような画風の絵だったり、パフォーマンス活動だったり、オブジェやコラージュだったり、多種多様なアートが繰り広げられ、最近の南瓜や水玉に馴染んでた身としては、めっちゃ新鮮かつ衝撃。
てか、こっちのほうが分かりやすくて、落ち着くなぁ。

グッズはスマホケースが欲しかったんですが、よく考えてみたら(ていうかよく考えなくても)、わたしはスマホを持っていなかった。
というわけで、結局、Hさんに頼まれた缶バッジと自分用にメモパッドやミニ封筒を買っただけですが、皆さん、高額商品バンバン買ってて、「すげーヤヨイミクスだ〜」と感心してしまった。

花咲けるLaLa

  • 2016.12.28 Wednesday
  • 20:01
横浜そごうで開催中の「月刊LaLa 40周年記念原画展」(〜2017年1月15日)にKuroi様と行って来ました。


東京〜福岡を経ての巡回展なんですが、池袋でやってた時に横浜で開催なんて予定はどこにもなかったですよ。わざわざ池袋まで行かなくて本当に良かったわ。
ちなみに次回は、宇都宮だそうです(2月9日〜19日)。

そごうの優待券も持ってましたが、同じ値段の前売り券で買うともらえるポスターカレンダー(σ・∀・)σゲッツ↓


同じく少女マンガの原画展で盛り上がった集英社の「わたしのマーガレット展」の記憶が新しいので、結構身構えて行ったら、横浜という立地のせいなのか、白泉社のせいなのか、平日昼間のせいなのか、閑散としてました…orz
まぁ、「LaLa」って講談社、小学館、集英社の少女マンガとはどこか一線を画してたし、同じ白泉社の「花とゆめ」ともちょっと違うんだよなぁ。
わたしは、中学一年の終わり頃だったかなぁ、クラスメートが「itoyanなら絶対セレムが好きだと思う」と言って、貸してくれた『エイリアン通り(ストリート)』がきっかけでした(そして、その発言の通りにセレムに惚れたw)。
そこから成田美名子、なかじ有紀、ひかわきょうこ、清水玲子ときて、妹が高校に行ってた頃は樹なつみにどっぷりハマり、今は『図書館戦争』のコミックスを買ってますが何か。
同級生だけど、お姉さまがいらっしゃるHさんなんかは多分もう少し前の世代もご存知なんだろうな(あ、でもHさん家は「花とゆめ」派かな)。
展示内容:
■LOVE…恋愛テーマ作品の原画を展示。
■IKEMEN…「LaLa」に登場した美麗男子キャラの原画を展示。
■FANTASY…ファンタジー・SF作品の原画を展示。
■SCHOOL…学園物作品の原画を展示。
■PRETTY…チビ猫からニャンコ先生までLaLaが生んだかわいいキャラの原画を展示。
■サイン色紙コーナー…40周年記念メッセージ入りサイン色紙を多数展示。
■LaLa room…創刊号・ふろく・応募者全員サービスグッズを多数展示。
■限定ショップ…オリジナル版画やオリジナルグッズの販売。

Kuroi様とわたしもほぼ同年代で、「LaLa」に触れ始めたのも大体同じ時期なので、同じ絵の前で立ち止まり、あれこれ盛り上がり、ちょっとはしゃぎすぎちゃいました<(_ _)>
やっぱ、成田御大は凄いぜ!
カラー絵はもちろん、原画の背景の細かさときたら、いつまで観てても飽きないわ。
『エイリアン〜』のさ、昔カレンダーになったヤツだと思うんだけど、シャールくんとセレムのイラストが対になってるアラビアンチックなのこそ、グッズ化してほしかったわ〜(←今なら大人買いするのに)。
な〜んかグッズがイマイチ、ピンと来ないというか。一作家に付き一作品までに絞ってるのか分かんないけど、例えば樹なつみならわたしは『八雲立つ』より『花咲ける青少年』だし、成田美名子なら『CIPHER』じゃなくて『エイリアン〜』なんだってば!(いや、どれも全部好きだけどさ)
そういえば、びっくりするくらい山岸凉子がスルーで、『日出処の天子』なんかどこ行ったんだろうね…。

さすがのワタクシも、ミレニアムを超えるともう何が何やらわからない作品が多くてついていけないのが残念でした。今って「LaLa」の作品、結構な割合でアニメ(&ドラマ化)化されてるんですねぇ。




次はこれかな?↓
りぼん創刊60周年『250万乙女のときめき回廊
2017年1月9日(月・祝)〜3月31日(金)
東京スカイツリー
しかし、わたしはいまだかつてスカイツリーへ行ったことがないのだった…


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