三代目徒然なるままボヤッキーニッキー

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秋の夜長はほっこりと

桂南光師匠が推薦文を書いていた広告に惹かれて、図書館で借りてみたら…

ハマった〜!

八朔の雪-みをつくし料理貼

著者:高田郁 出版社:角川春樹事務所
定価:552+税 発売日:2009年5月

決して美人ではないけど、愛嬌のある「下がり眉」の澪が、生まれ育った大坂とは異なるお江戸で戸惑いつつも、料理人として腕を振るう一方、いなくなった若旦那探しとかつての奉公先・「天満一兆庵」の再建、そして幼馴染の花魁「あさひ太夫」との再会を夢見る、なんともけなげで温かな時代小説。
小説としての「文章」や「構成」はイマイチ拙いんだけど(←何様)、解き明かされない謎がまだ残っているので、シリーズ化を匂わせるし、読者を引き付ける。こういうテクニックは上手いな〜。一兆庵の若旦那はどこへ行ってしまったのかとか、大店の「こいさん」だった野江ちゃんが一体どうして吉原にいるのかとか。
ストーリー展開やキャラクター設定も慣れ親しんだ少女漫画風で面白い(と思ったらコミックの原作書いてた人らしい)。上方の気品、江戸の人情、料理への情熱、創意工夫の楽しさ・・・読んでて実に心地良い。
もう、これはN○Kにドラマ化してもらうしかない!(笑)

澪を取り巻く人々もいい味出していて、かつての奉公先の「ご寮さん」との実の母娘のような慕わしい関係もいいし、澪を亡くなった娘と重ねて可愛がる今の奉公先「つる家」の旦那さんの優しさ、ご近所さんのおりょうさんと亭主の伊佐三の頼もしさも、胸に染みいる。
水害でふた親を亡くしたり、奉公先が焼失したり、嫌がらせで「つる家」が付け火されたり、とさすが「艱難辛苦が降りかかる」相の持ち主のヒロインだけど、そういう人々が周りにいるから、全然暗くないし、辛くもない。
それに加えて、いい男が二人も出てくるのがゼータク〜(←結局はそれかいw)。
一人は品のある青年医師・永田源斉。医学的見地からの料理へのアドバイスもさることながら、常に優しく見守るのが好もしい。
もう一人は口の悪い浪人風お侍の小松原。こちらはズケズケとモノ申すくせに、料理の真髄を究めたかのような奥の深い指摘をする、いわくありげなお武家さま。
どっちが好きなのかって?そりゃぁもう、小松原さまに決まってるじゃありませんかっ!(つーか、もろタイプハート)

いい小説を紹介してくれてありがとう、南光師匠!
ちなみに15日に第二弾「花散らしの雨」が発売されます。思い切って買っちゃおうかな♪久々に「手元に置いておきたい本」に巡り合った、という感じ。
ていうか、小松原さまの素性が気になるぅ〜。

N○Kでドラマ化するなら、小松原役はぜひ、虎ノ介で!な〜んて妄想しながら読んでました。
年の頃は三十で、「つる家」に来るときは風采が上がらないのに、それ以外で会うと「人違いかと思わせるほどの男振り」で、ぶっきらぼうで口が悪いのにどことなく優しさが伺える・・・。
ねっ!オイシー役でしょ?虎ノ介に似合いそうでしょ?・・・って思いませんか?同志の皆様(笑)

つーか、来年1月からの藤本女史脚本の土曜時代劇「咲くやこの花」に出てくれるなら、それでもいいんだけどさっ(笑)。
− 日本人著者 | comments(5) | trackbacks(0)

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この記事に対するコメント

おお、ご感想ありがとうございます。
気に入って頂けたようで嬉しいです!これはやっぱりハルキにincentiveを(ry

あ、続編買ってない…。
itoyan@管理人 | 2009/10/16 11:13 PM
楽しく読ませていただきました。
泣かせどころ、たくさんありますね。
「チャングムの誓い」の大ファンなので、読みたいと思いました。孤児、料理人、共通点あります。
小松原さんにも興味があります。
「何者」?
「花散らしの雨」も楽天ブックスに注文しました。
涙が止まらないのは「大地の子」以来久しぶりです。
ご紹介ありがとう。
キャノママ | 2009/10/15 8:30 AM
ちょwwお二人とも、当ブログを信用しすぎ(大汗)
ハルキにincentiveもらってもいいかも(笑)
是非、感想をお聞かせ下さいね。


>toria同志様ww
妄想にお付き合い頂き、嬉しゅうございます。
「図書館戦争」は誰かが読んでて未だ手元になし。
「咲くやこの花」は(彼が出ようと出まいと)脚本の段階で既にwktk状態です。

>キャノママ様
ワタクシの場合、多趣味というより節操がないのです。
何一つ極めてませんorz
itoyan@管理人 | 2009/10/07 9:11 PM
こちらには、初めておじゃましました。
いつも楽しませていただいています。
多趣味ですね。
いいなあです。
楽天ブックスで購入しました。
楽しみです。
キャノママ | 2009/10/07 8:31 AM
itoyan様、同士を名乗っても、よろしゅうございますか?

小松原さまの人となりを読んで、脳裏にそのいでたちの「彼」が浮かび、もう勝手に駆け回りはじめてしまいました。wunderbar・・・(溜息).
まずは、小説読んでみます。ご紹介ありがとうございます。

「咲くやこの花」情報、はじめて知りました。主なキャストに余さんがおられますね。ということは、あるかもしれないですね。

toria | 2009/10/06 11:29 PM
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