三代目徒然なるままボヤッキーニッキー

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みをつくしても 逢はむとぞ思ふ
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    小倉百人一首二十番(元良親王)より

    滅多に本を買うことのないわたしですが、買っちゃいましたよー。
    花散らしの雨 みをつくし料理帖

    著者:高田 郁  出版社:角川春樹事務所
    定価:¥571+税 発売日:2009年10月15日
    入手経路:横浜そごう 紀伊国屋書店にて

    なんか字、デカっ!「文字がきくなりました」だって。
    そんな配慮いいから。小さいままでいいから。その分ページ数詰めて、安くしてくれた方が嬉しいです…。

    前巻で神田明神の傍から九段下へヒロイン澪の職場が移ったわけだが、俎橋の近くですってよ。この橋を渡って学校行ってた身としては、ものすっごく懐かしいんですけど〜。

    しかし、神田から九段まで徒歩出勤て、そら小一時間かかるわ。清右衛門さんも職住接近を勧めるわ。
    って、「戯作者」で「源為朝の読本」書いてて「恐妻家」の清右衛門て、滝沢馬琴(1767-1848)ですよねー。「齢47,8」ってことは、この頃1814年か!麻疹が「江戸でも11年前に流行りましたから」と源斉先生が仰っているのは、1803年の麻疹大流行のことだろうから、ピッタリ。
    そういうわけで、源斉先生大活躍の巻です。「御典医のご子息」なのにちっとも威張らないで「町医者」やってるって、どんだけいい人〜(ってか、それなんて宗太郎先生@「御宿かわせみ」)。
    せっかく神田川沿いなんだから仁先生呼べよ!とか思っちゃいましたが、タイムスリップしてくるのは1862年でした。まだ黒船も来てねーよ(笑)。

    それにしても、前巻で張りに張った伏線、というか謎が何一つ解決してない件。ということは、この先結構長く続いてくってことですかね?だって、「つる家」の旦那さんの娘の死因も、「あさひ太夫」の出自も、小松原の素性も何一つ進展がない。そうそう、誰か、たまには失踪中の「天満一兆庵」の若旦那のことも思い出してあげて下さい…。

    今作も美味しい料理の描写がいっぱいで、夜寝る前に読むのが辛かったー(笑)。上方とお江戸の対比や差異も勉強になります。
    「箸を付けずに戻された料理であっても、それを別の客に出すことは決してない」(P.232)
    上方のどこぞの名店に聞かせてやりたいですね。

    相変わらず、ほろりと泣ける人情話健在。そして今作ではちょっと切ない恋の話も。
    源斉先生に結婚を断られた大店のお嬢さま・美緒が同じ名前の澪に嫉妬するのが可愛くてさ〜。で、澪がほのかに想いを寄せるのは源斉先生じゃなくて、小松原なのね!いいよいいよ、アタシと一緒!お澪坊、いいシュミしてんじゃん!(笑)
    そうよねぇ、人品骨柄卑しからぬ若くて爽やかなエリート医師より、正体不明の怪しい三十男の方がステキよねえええ(をい)。
    でも多分、源斉先生は美緒より澪の方が好きだってのが「青春のいじわる」@菊池桃子。

    そんな小松原さまですが、源斉先生の活躍に押されて、出番少なっ!やっと「つる家」にキター!かと思ったら、終わっちゃったよ〜みたいな。
    早朝か夜遅くにしか姿を見せないってことは、昼日中はどっかでお勤めなはず。そんでもって「とけいのま」って江戸城内の「土圭の間」でしょう?てことは上様の警護してる結構エラいお武家さまなんじゃないのー?出勤途中に、りうさんに顔見られてたかも。

    そんなこんなで、漫画化決定!だそうですよ。
    月刊オフィスユー」12月号(10月23日発売)より連載開始

    ↑おお、見事なまでの下がり眉…
    早速、立ち読みしに行かねば!(←買えよ!)
    | − 日本人著者 | 10:25 | comments(1) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
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      コメント
      遅ればせながら、立ち読みしてきました(←いばるな)

      こっこっ小松原様がっ!小松原様がー!

      タダのおっさんと化してる件!!

      脳内モンタージュはもちっと渋めのハンサム侍だったのに〜。

      源斎先生はどっからどう見ても源斎先生でしたよ、どうせ(←意味不明)。
      | itoyan@管理人 | 2009/11/07 9:53 PM |
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