三代目徒然なるままボヤッキーニッキー

<< ハマのメリーさん | TOP | エディンバラの忠犬ハチ公 >>
あっ\(◎o◎)/!と驚く急展開
0
    泣かされてばかりの『みをつくし料理貼』に驚かされる日がこようとは!
    新刊:『心星ひとつ

    著者:高田郁 出版社:角川春樹事務所(ハルキ文庫)
    出版年:2011年8月 定価:¥620(税込み)
    入手経路:発売日前日に横浜紀伊国屋書店にて購入

    …したはいいんだけど、先に母に貸したら1週間後になっちまった(笑)。
    いやぁ、まさかの急展開。
    天満一兆庵の再建、ふきちゃんと健坊の行く末が決まりかけたり、
    野江ちゃんと襖越しの再会を果たしたり、
    小松原様ん家の総バックアップの元、嫁入りが決まりかけたり。

    そうか、前巻のあの小松原様スピンオフは、いわば長い長い物語の箸休め。この巻から新たなステージが始まったのだな。
    ってか、あんまり展開早すぎて、『出世花』の続編書くために、こっちのシリーズ終わらせるつもりで伏線回収に急いでるのかと思った。
    ま、今回新たに人物も増えて来たから、まだ続くんでしょうけど。作者によれば、着地点は決めて執筆してるそうなので、投げっぱなしにはならなさそうで一安心だ。

    ご寮さんの縁談ありーの、
    新妻美緒さんの再登場ありーの、
    まさかの小松原様プロポーズシーンありーの、
    とたたみかけて来た後で、いろいろ決まりかけてたことを
    最終289ページの最後の一文でひっくり返したよ、この作者(笑)。

    でもねー、そうじゃなきゃ『みをつくし』は「ありえねぇ」と思うんだわ。
    料理で人を喜ばせたい、健やかにしたいって娘が、料理もままならない武家の奥方になれるわけないっつの。
    小松原様も何を浮かれたのか、そんなこともお分かりにならないとは「そいつぁいけねぇよう」@種市
    しかも、母親と妹が全部お膳立てしてくれた後で、のこのこやって来てプロポーズとか、ないわー。

    まず刀を捨てて来い!話はそれからだ(←何様w)

    相惚れなのは分かったんだから、前巻で妄想してたように、二人で小料理屋でもやってろ(笑)。
    全く、なんだろうな。この「小松原様絶賛爆sageモード」わ〜。
    身分が明らかになった以上、そして澪が武家奉公を断った後(断るんだよね)、「つる家」にものこのこやって来るわけにはいかなくなるだろうし。
    ああ、今後の小松原様の出方が超楽しみ!←意地悪

    …ってこの状態で半年待てとか、何その焦らしプレイ…orz

    次巻、いきなり半年とか1年経過してるような気がする。

    小松原様はやっぱりただの「浪人」設定でよかったんじゃないかと思うんですよ。せいぜいいわくありげな過去持ちの浪士で。それを「御前奉行」とかハードル高いっす。
    それにしても、この話、澪以外の登場人物が、やたらセレブ揃いなんですけど。
    首相官邸付きの調理責任者(小松原様)と、首相の主治医の息子(源斉先生)と、芥川賞作家(清右衛門先生)と出版社社長(坂村堂)と、世間知らずのお嬢様(美緒)が九段下の大衆食堂で食事してて、銀座のNo.1ホステス(あさひ太夫)と、ミシュランの常連のレストランオーナー(采女宗馬)が話題に出て来るみたいな?(笑)

    そして、こんな大騒動のドサクサに紛れて、いつもと変わらず、いや、いつも以上に源斉先生がいい味出してるし。
    邪魔だった美緒は結婚したし、最大のライバル小松原様は(読者受け的に)二馬身くらい後れを取ったし、澪を口説くんなら今のうち!
    …と思ったら、源斉先生が「草食系男子」だったでござるの巻…orz

    -8/19追記-
    うーん、やっぱりなんか納得行かなくてもう一回読み返してみた←ヒマ人
    「つる家」プロポーズシーンの後、P.255。
    「どこぞの旗本の養女になってしまえば難しいが、それまでなら、お前次第で道を変えることは出来る」
    おっと。これは、わたしとしたことが読み落としていたぞ。
    てことは、まだ引き返すことはできる、料理人として生きることもできる、と示唆しているのか?
    プロポーズしといて、お前が言うな!ではあるけれど(笑)。

    そういえば前巻「ひとくち宝珠」で
    「あれは根っからの料理人なのだ」(P.278)

    ですよねー。やっぱり分かってらっしゃる。さすが小松原様。
    ということで、あの唐突すぎるプロポーズには何らかの意図があったと勝手に結論。
    あーすっきりした←なんだかんだでやっぱり小松原さまファン(笑)
    | − 日本人著者 | 22:58 | comments(4) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
    スポンサーサイト
    0
      | - | 22:58 | - | - | ↑PAGE TOP
      コメント
      S/A様
      そうそう、『御宿かわせみ』ばりのアクロバティック展開を一瞬期待したんだけど、ムリですた。だって、りうさんが『八犬伝』を読んでるってことは今1814〜15年辺りでしょ〜。明治維新まであと54年もある…orzorz
      あと、吉原も赤線が廃止されるまで存在してたってことは、「籠の鳥」状態は変わらなかったと思われ。野江ちゃん…(涙)

      ところで、前巻のスピンオフを読み直したら、小松原さまは「女房殿を上機嫌にする」のではなく、「良い料理人を育てる」タイプなんですよね。こりゃ永遠に結ばれないなー。

      源斉先生も何とかして幸せになって頂きたいですねぇ。三方よしにはならないでしょうけど。

      涼しくなったら、小野寺邸跡地へでも行ってみようかな。
      | itoyan@管理人 | 2011/08/23 11:21 PM |
      こんにちは! itoyan様
      私は、もう、こうなったら明治維新が起こるしかないと思うんですよ!
      そしたら、ほら、小松原様も晴れて自由の身ですし。。。
      あれ? そしたらのえちゃんも吉原から出られる?
      澪ちゃんの時代、明治維新にまにあいますかね?

      は〜。。こんなことでも考えて気持ちを静めないと、半年も待てないですよ!

      あと、勝手に澪つくし完結後のスピンオフを考えて、
      うつくしく成長したふきちゃんと源斉先生がカップルになるっていう筋書きを妄想したり。。。。
      | S/A | 2011/08/22 8:13 PM |
      ピッピッーピーのピ様キタワァ(n'∀')η
      ↑このHN、好き過ぎるw

      ワタクシめの感想を楽しんで頂けたようでなによりでございます。
      やっぱり、あの台詞、引っかかりますよねー。
      早く続きを読みたい、でも終わってほしくない。困った作家さんですね(笑)。
      | itoyan@管理人 | 2011/08/20 9:49 PM |
      itoyanさま
      お久しぶりです・・って、自分のHNを打ち込むのに
      綴りを忘れていたアホな私です。
      ハァ、新作の出るのを首を長くして待っていましたが
      あまりの怒涛の展開にびっくり。
      そしてなにより、itoyanさんの「心星ひとつ」の感想を
      聞きたかったのです。
      さすがitoyanさん、切れがいいわ!!
      itoyanさんの感想を読み、より楽しく&内容はハラハラ(何故、迷う
      んだ澪と思いながら)、本を読み返しています。

      私も小松原さま贔屓(オッサンスキーでゴザル)なので
      最後の台詞は「最後は自分も武士を捨てる」、澪と料理を
      する道もありという伏線では?なんぞと、深読みしています
      けど。
      この作家も憎いひとですね、いい意味で。
      | ピッピッーピーのピ | 2011/08/20 9:12 AM |
      コメントする









      この記事のトラックバックURL
      http://itoyan.jugem.jp/trackback/2576
      トラックバック