三代目徒然なるままボヤッキーニッキー

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雨でも晴れでも

雲の上には太陽が。

「澪つくしシリーズ」の作者によるエッセイ読了。

晴れときどき涙雨』 
著者:高田郁 出版社:創美社
出版年:2012年7月 価格:¥980(税込)
入手経路:地元図書館にて貸出

副題「高田郁のできるまで」との通り、人気時代小説家として確立するまでの自伝的エッセイ。幾多の困難、天災、不幸、絶望に見舞われながらも、「どうしても小説を書くんだ」という意志だけでひたすら道を突き進む姿は、澪に重なります。
ここぞという所で背中を押してくれたり、必要な援助の手を差し伸べてくれる友人知人に恵まれているのも似てる。ていうか、そういう人が身近にいるのは、ご本人の人徳のなせる業ですね。そして、さらりとその心温まるエピソードを物語に組み込んでいるんだなぁと、元ネタバレ(笑)。
面白かったのは、『銀二貫』の旦さん・番頭コンビの名前が、ご自身のご先祖から借りてきてること。これは、もう読んでてニヤリ。

震災や事故も不幸だけど、いじめに遭った話が何より衝撃的。まずもって、「お前が気にくわん」とか名指していう教師とか信じられん(気に食わない教師ならいたけどなーw)。その上、入院レベルの怪我をさせられるって、節子それいじめとちゃう。傷害や。
でも、この方は本当にご家族に愛されて育ったんだな〜というのがよく分かります。そういう家庭で育った人ならではの、誰に対しても何に対しても愛情がこまやかでとても濃いのが伝わってくる。
どのエッセイも短くてさらっと読めるはずなのに、何度も何度も読み返してしまった。

ところで、澪つくしの次の巻、まだー?


− 日本人著者 | comments(0) | -

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