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地獄良いとこ一度はおいで
さて、わたしが大阪に来たそもそもの理由がこれだ↓
『桂米朝追善芝居 地獄八景亡者戯』@大阪松竹座




なんばを歩いてて突然出てくるこのクラシックな建物、劇場だったのね←今回初めて知ったw
趣旨といい、演目といい、出演者といいまず東京じゃやらんだろ!
…と早々に見切りをつけて、発売当日に一等席をゲットー!←気合入りまくり
前から五列目の花道の隣りだぜ!←どんだけ〜
本日の主なキャスト
泥丹坊堅丸(売れない噺家):桂 ざこば
山井養仙(やぶ医者):江口直彌(松竹新喜劇)
法螺尾福海(山伏):桂 団朝
名古屋山佐(出雲阿国の用心棒兼ダンサー):ISSA(DA PUMP)
芸者小糸:三倉茉奈
出雲阿国:桜花昇ぼる(元OSK)
若旦那作次郎:長江健次
堅丸の娘お玉:関口まい
堅丸の女房お松:三林京子
閻魔大王:桂 文乃助

ゲスト:澤田隆治

あ、ほんとに「主な」キャストだけです。他にも三つ以上の役を掛け持ちして舞台に出てはる米朝一門の噺家さんがようけいてはるんやで。
若旦那のお弟子さんの團治郎くんや米輝くんは閻魔の庁の役人の役で左右に並んでたり、吉朝門下のあさ吉さんや佐ん吉さんが結構目立つ役で出てたり、いろいろ見つけるのも面白かった。
え?若旦那?
そーれーがー!!
あの人、今茂山一家とオペラ狂言やっててさぁ、そっちにかかりっきりで声(とお面)だけの出演なのよ。ま、いいけどさ。

ストーリーは「地獄八景」をベースに、「たちぎれ線香」「はてなの茶碗」「けんげしゃ茶屋」「花筏」「高津の富」なんかの登場人物やネタをちりばめてあって、そらもう上方落語好きならすぐわかります。
一見関係ないようなダンスシーンも、出雲阿国一座の皆さんはOSK(大阪松竹歌劇団)関係の方々で、実は米朝夫人がOGという縁で、納得のご出演。
ちなみにISSAはざこびっちのお友達だそうですよ(笑)。
もー久しぶりに見て懐かしいったらありゃしない←妹が昔DA PUMPのファンでさぁ…

主役のざこびっちは、もう絶対台詞覚えてないやろ!ってツッコみたくなるくらい、フリーダム。でもそこがいいんだよねぇ。ざこびっちの米朝師匠への愛があふれる筋書きだから、言葉尻なんかきにしたらあかん。意図するセリフが、彼の言葉で話されるのであれば、アドリブだろうとその場限りであろうとどうでもよろしいのや。
「末期哀れは覚悟の前」
「良い噺家になる前に、よい人間になりなさい」
もうそのまま日めくりカレンダーにしたくなるほど素敵な言葉を残しはったんだなぁとグッときますわ。

日替わりで米朝師匠にゆかりのある方々が閻魔の庁に来訪されるんですが、この日のゲストは大阪の芸人が足を向けて寝られないという関西放送界のお偉方で、この方が言わはるには「世間では米朝師匠は学者肌やと言われてるが、実際のところ、人と人を結びつけ、地盤を作りはった方です」と。
米朝師匠がいたからこそ、違う一門、個性の強い師匠方が集まって、上方落語、ひいては上方芸能が盛り上がったんだと。
これって、ものすごく地味なことだったんだろうけど、いかにも米朝師匠らしいなぁって感動しちゃったよ。


いやほんまに、わざわざ来た甲斐がありました。
−ストプレ | 23:10 | comments(0) | - | - | - |
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