三代目徒然なるままボヤッキーニッキー

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愛憎相半ば

黒井師匠からドイツ語のテキストを送っていただいた折に同封されていたのがこちら↓
半神


わたし、萩尾望都作品ってリアルタイムで読んでなくて、というか全く読まないまま大人になって今に至るので、今もってあまり興味関心の対象にないのです。
こうして無理やりにでも送りつけてもらわないと知らずに一生を終えるところでした(笑)。
すごい、「Wikipedia」にあらすじ載るくらいメジャーな作品なのね。
少女ユージーは、双子の妹ユーシーと腰の辺りで繋がった結合双生児。妹ユーシーは美しい容姿と知的障害を持つ赤ん坊のような少女で、周りから天使のようだと可愛がられたが、姉のユージーは知能は高いものの、妹に栄養のほとんどを吸われて醜く痩せ衰えていた。おまけに離れることのできない妹の世話を両親から任され、自由に動きまわることもままならず勉強だけが楽しみという毎日を送っていた。ユージーにとって妹は、厄介な荷物であり、自身のコンプレックスの象徴であった。
やがて双子は13歳になったが、ユージーの体はくたくたで歩くこともできなくなった。医師より「このままでは二人とも長く生きていられない」「切り離す手術をすれば、君だけは助けることができる」と告げられ、ユージーは手術を快諾する。手術後、回復したユージーは死にかけている妹に面会するが、痩せこけたその姿はまるで自分自身のようだった。
ユージーは16歳の美しい少女に成長したが、ふとしたときに鏡の中の自分があんなに嫌っていた妹の姿に重なり、妹への憎しみと愛情を思い涙を流す。
ほんとにこのまんまのストーリーでたった16Pしかないのに、人間の業みたいなものがひしひしと感じられ、後を引く。

で、思い出した双生児モノ少女マンガがコレ↓
わたしが死んだ夜

こっちの双生児は結合してるわけでも、生き死にがかかる重大な手術が必要なわけでも全然なく、せいぜい恋人を取り合う程度なんだけど、お互いがお互いを激しく憎みつつも、一方になりたがるっていう根本は同じ発想かと。
彼女らの祖父も双生児で、その運命をそっくりたどってしまうってのが二重の仕掛けになってて、ラストがねぇ…これまたえげつない。
正直に言うと、最初に読んだ小学生の時、オチが理解しきれなくて、従姉に解説してもらってもいまいちピンと来なかった思い出が(笑)。
「なかよし」掲載にしては相当ハードな話だった、といまだに印象に残ってます。
ちなみに「ロシアンルーレット」という言葉を覚えたのがこの作品だ。
− 日本人著者 | comments(2) | -

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この記事に対するコメント

>Kuroi様
毎度お世話になってます<(_ _)>

って、貴女も『わたしが死んだ夜』御存知だったとわー。
オチが分からなかったのわたしだけじゃなかったと知って、安心しました(笑)。
itoyan@管理人 | 2017/03/07 9:19 PM
わざわざ感想までありがとう。
そうなのです、16ページってとこがポイントなのですよ。最後のコマの、なんとも言えない後味。

そして、やっぱり知ってたかぁ!
私も『わたしが死んだ夜』読んだことあるー!
そしてロシアンルーレットもこれで知った(笑)
しかも、あなたと同様にオチが分かんなかったクチです。

ほんと、同じ人生経験ありすぎだっつーのwww
Kuroi | 2017/03/05 7:57 PM
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