三代目徒然なるままボヤッキーニッキー

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全員受賞者
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    なんですわ、今日のにぎわい座「第53回 上方落語会」。
    上方落語家だけによる NHK新人落語大賞 受賞者の会

    ↑このメンツ!上方落語好きにはヨダレが出るほどたまらんわ。
    …と考えるのは皆同じらしく、今日のにぎわい座はいわゆる大御所の独演会でも、人気者の二人会でもないのに、まずまずの入りで、ここ最近のにぎわい座の上方落語会にしては大盛況。
    本日の番組

    開口一番(笑福亭呂好):「鉄砲勇助」
    桂雀太(2016年受賞):「遊山船」
    桂よね吉(2007年受賞):「蛸芝居」
    《仲入》
    桂佐ん吉(2015年受賞):「稽古屋」
    桂三若(2001年受賞):「夢の続き 」
    まずは呂好さん。
    「女風呂の「呂」に、「好」き、と書いて呂好です。」
    って、おい!プロフィールには「芸名「呂好」の由来は「皆から好かれるように」て書いてあるやないか(笑)。
    松鶴師匠の弟子の呂鶴師匠のお弟子さん。どう聞いても
       *   *
     *   + うそです
      n ∧_∧ n
    + (ヨ(*´∀`)E)
      Y   Y  *
    な遣り取りで客席を十分にあっためてくれました。ていうか、「千に三つしかホンマのこと言わん」ていうからには「鉄砲勇助」なんだろうなと思ったんだけど、「日本一のウソつき」のくだりはナシ。こんな風に時間の調整で途中ぶった切るていうのも、前座あるある。

    受賞者の中では最新の雀太さんは、去年の若旦那独演会@にぎわい座でもマクラで披露した、「落語家と行くなにわクルーズ」の宣伝。
    かーらーの、造幣局の通り抜けがここ数年、混雑がどんだけ目立つか。そうですか、混むんですね。いっぺん、行ったろと思ってましたが、なかなか大変そうですわ。
    船の話がでたところで、「遊山船」。今日は、豪雨の上にちょっと寒いけどね。
    雀太さんの喜六は結構ツッコむところはツッコむ、反射神経のいい喜六って気がします。つまり、清八との掛け合いが漫才聴いてるみたいでメリハリがあって面白い。

    仲トリ、よね吉さん。お見かけするたびなんというか、その恰幅が…(以下略)。
    今日イチ盛り上がったんちゃうかなってくらい、マクラから噺のサゲまで笑いっぱなし。腹筋壊れるかと思ったわ。
    吉朝師匠の思い出話でいい話ダナーで終わるかと思いきや、師匠が歌舞伎の「柱巻きの見得」が好きで好きでしょうがなかったことから、いつでもどこでも柱さえあればやりたがったというエピソードを暴露。吉朝師匠も彼岸から笑ってはることでしょう。
    で、うまいことそれが「蛸芝居」の中に出てきて、客が「あっ!」と気づくわけです。
    マクラで歌舞伎と落語は似てるんですよ〜と言いながら、¥18,000と¥3,100の差を何度も(しつこいほど)言ったり、途中で出て行ったお客さんが戻って来た途端「お帰りなさい」と客イジリしたり、圧倒的ににぎわい座を支配してました。もうしまいにゃ、何言ってもおかしくてどっかんどっかんウケてる。
    今日は、全体的に総身内かってくらいお客さんのノリがよくて、どの噺家さんもノってたように思います。

    よね吉さんが「この雨の原因は後で出てくる佐ん吉のせいでして。あいつ、雨男なんですよ」とマクラで振ったので、仲入り後、佐ん吉さんが登場するや否や「雨男!」←「蛸芝居」のノリをまだひきずってるw
    佐ん吉さんも「あのイケズな兄さんも、わたしが入門した頃はシュッとしてはってね…。甘いもん食べてたらああなってね」と言った途端、後ろによね吉さんがーっ!←本日のハイライトw
    あ、シュッとしてた頃の兄さんをご覧になりたい方は、是非『ちりとてちん』のDVDでご確認ください。
    「稽古屋」は、若旦那の方が好みかな〜。お師匠はんの色っぽさや踊りのしなやかさは、若旦那の方が美しいのよね。
    佐ん吉さんはね、もう少しイケズだったり、ツンツンしてる人物の方が上手いと思うんです。とはいえ、サゲ前のお稽古中におみっちゃんがゲラゲラ笑っちゃう原因が、「今来たおっちゃんが」草履を乾かしてるんじゃなくて、「お師匠さんの帯を解いてます」と色っぽくなってたとこは面白かった。

    さて、大トリはざこびっちの義理の息子(=次女の夫)だった三若さん。
    今日唯一の創作落語で、タカシくんが寝落ちするたびに未来へ未来へ時が進む。最終的には還暦直前にまでなってるところで、最初の六歳児に戻る。
    「夢を諦めずに、これから頑張って夢をかなえよう」と決心したところで、どんなに呼びかけても起きない、あの世へ逝ってしまったタカシ…というサゲ。
    SFっぽくもあり、ものすごく深くていい噺なんだけど、ちょくちょく挟まれる小ネタが面白くて笑いっぱなし。
    「タカシ、キャッチボールをするから、それを手に取りなさい」
    「うん、お父ちゃん。これがTRFだね」
    「グローブだ、タカシ」
    ↑TRFとか、久しぶりすぎて一瞬分からんかったわww

    幕が下りて、帰ろうとすると、ななななんと!
    三若さん含めた本日の出演者の皆様が三階ロビーにわらわらと来て下さって、そのままお見送り!
    繁昌亭では、終演後、出演者が外まで出てお見送りしてくださるんですが、まさかにぎわい座でやって下さるとは!
    今日の回、最初から最後まで本当に面白かったし、いい趣向だと思うんで、是非またやっていただきたいと思います。
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